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C6.appx3 王都にて

― 王都に住む自由猫視点 ― クーシーを放って少し経った頃


にゃ、今日も良い天気にゃ。

ここは沢山の花を育てることで有名ににゃった百花王国。

世にも珍しい花を栽培するもんだから、帝国さえお気に入りにしてる国にゃ。


こんにゃ良い日は屋根の上に登ってお昼寝・・・じゃにゃい、同胞と旧交を温めるにゃ。

にゃんせ奴ら、良い天気の日にしかこにゃいんだもん。


にゃんか、凄い魔王の手下ににゃったとかにゃんとかで、最近しょっちゅう眷属参加へのお誘いがきてるにゃ。

決めてはにゃんだったかというと、自由行動を制限しにゃい、褒美がちゃんと出る、もしもの時は守ってくれて、そして優しい。


にゃっはっは!そんにゃ聖人君子にゃ魔王、見たことも聞いたこともにゃいにゃ!

騙されてるんにゃ!

・・・とはいえ、信じる信じにゃいはそのにゃんこ達の自由にゃ。


ん~?魔王の特徴かにゃ?

何でも生きにゃがらに魔王に変生した、かにゃりぶっ飛んだ魔導師らしいにゃ。

それがにゃんでも凄い魔本を手に入れて、試し撃ちしようとしたその日に襲撃受けて大怪我を負ったんだと。

身を守ったり色んにゃ事が出来るから、と、その日のうちに魔王ににゃると決めたらしいにゃ。

即決にゃ!英断にゃ!・・・にゃ?それはまだ分からんかにゃ。


あ!この話は他言無用にゃ!

あんたは特別仲の良い人間だから教えてあげたんにゃ。

そこんとこ忘れにゃいでほしいにゃ。


・・・にゃ?この言葉遣いかにゃ?

ふっふーん、人間はこの喋り方で接してやると、可愛い可愛いとちやほやしてくれるんにゃ。

楽して魚丸儲けにゃ!


「・・・中々あこぎだねぇ。

 にしても興味深い、魔本持ちですか。

 ・・・ねえ、猫さん。

 君のお友達に私とその魔王様のパイプをつないでくれるよう頼んでみてくれないかな?」


にゃ?興味出たのかにゃ?

んー・・・正直面倒臭いにゃ。


「高級魚の丸焼きとかおいしいと思うのだよねぇ。」


ぜひ任せるにゃ!


・・・

・・


と言う話をだにゃ・・・。


「お前、そうそう魔王様の事を簡単に人に話すんじゃないよ。

 後、何だその喋り方。

 ただでさえ半人前で、人間の言葉をたまに喋る人間臭い猫にしか見えないくせに。」


人受けするんにゃ!あこぎにゃんだにゃ!


「意味わかってないだろ・・・いい意味じゃないからな?」


にゃ!?騙されたにゃ!


「いや、一方的にお前が悪い。」


ぶにゃー・・・で、話をつけてくれるのにゃ?


「私の一存では・・・ん?この気配はクーシーか?」


にゃんと!?犬!?


「大丈夫だ。

 今は我々とともに魔王様の元で、時にはその背に乗って戦っているぞ。」


えええええええ???うっそにゃー!


「・・・」


「む、ここに居たか猫。」


「あ、ああ。

 犬がここへ来るのは珍しいな、今日はどんな用だ?」


「それが・・・。」


「私の影を届ける任務だ。」


「「!!!」」


にゃ!?にゃんか影がしゃべったにゃ!


「先程面白い話をしていたな。

 私に会いたい者がいると?」


にゃ!?いつから居たんにゃ!?


「・・・もうここに来てるのか。

 私に何の用だ?」


にゃ???うお!本当に居たにゃ!つけて来てたんにゃ?酷いにゃ!


「猫さんごめんね、お魚は倍にするから。」


にゃら許す!


「魔王様、魔本の件でお話がございます。」


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