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C1.0 魔王始めました ― 0 ― これまでのあらすじ

私はある日、何でも好きな魔導を創れる書を手に入れた。

書は、魔導師レベルでなければ読むことすら出来ない物だった。

魔導を創るにあたり、幾つかの制約があった。

制約として、創れる魔導は1つ。

何度も繰り返し効果を発動する類の魔導は創れない。

対象に選べる回数は1度だけ。


私はマナの解析を専門にしていたので、創った魔導は解析。

相手の魔導(魔術・魔法)を瞬時に解析してしまう魔導。

欠点は相手の魔導を直接発動を目にしなければならない上に、打ち消すわけではないこと。

結果として相手の魔導に晒される危険があること。


どうもこの書は他に7冊あるらしい。

他の書を手にした者達の創った魔導を手に入れることが出来たなら・・・?


手始めに、質の高い魔術を操る、ネクロマンサーとして有名な老魔術師で創った魔導を試すことにした。

魔導師を選ばなかったのは、選んだ相手が同じ書を手にした魔導師だった場合、最悪返り討ちにあうのを避けるため。

この時の人選はとても良かったのだが、途中で他の書を持つ魔導師に急襲された。

かろうじて生き延びるも、書により創り出された魔導は、他の書を持つ魔導師に筒抜けになることが判明。

急襲してきた魔導師は、恐らく仕留めそこなったことを察知して、直ぐにその場から消えた。


安全とは言えないその場を直ぐ離れたかったが、治療もしなければならない、そんな時不意に別の場所に転送させられる。

魔導の試し撃ちに選んだ魔術師の機転だったようだ。

その老魔術師は思いがけない提案をしてきた。


「魔王になってみないか?」


確かに魔王になれば、眷族を用いて他の魔導師を探したり牽制したりできる。

そんな感じになんだかんだで言い含められ、私は魔王になることを決意した。


魔王となった私に、老魔術師は自らを不死者イモータルズとなし、仕える事を決める。

私のマナの補助を受け、彼はデスロードと言う、かなり高位の不死者となった。

彼の用意した城に居を構え、眷属を増やすことを考える。


そこでまずはデスロードが元々懇意にしていた魔族が紹介されることとなった。


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