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C3.4 仕返しと捕獲と ― 4 ― 帰還後のヤツ

生かして捕らえたのには訳がある。

死んだ所でデスロードの眷族にしてしまいたい所なのだが、元が魔導師等のように高度にマナを扱える者だと難しいらしい。

つまり情報を得る上では死なせないのが一番“楽”なのだ。


さぁ帰ろう。


・・・

・・


星4の魔導師をつないだ部屋に入る。

四肢を焼き潰された挙句、魔導も封じられたこいつに魔導師としての価値はもう無い。

しかしこいつの持ってるであろう情報について、色々聞きたいことがあった。


「どうだ、具合は?」


「・・・」


ヤツは無言で睨みつけてくる。


「少々聞きたいことがあってな。」


「・・・」


「・・・イモータルズになってみるか?」


「できもしないことで脅すのは止せ、反吐が出る。」


「で、質問だ。」


「答える気は無い。」


「・・・一つ教えておこう。


 お前は腹は減るが食べる必要は無く、食べることはできない。

 喉は渇くだろうが水分を取る必要は無く、飲むこともできない。

 眠くなるだろうが眠る必要はなく、寝ることさえできない。


 全ての煩わしさから開放される代わりに、その飢えからは開放されず、喜びも得られない。


 ・・・デスロードはお前を時間をかけてイモータルズに変性させることができると言った。

 それまでに死なれては困るからな・・・手を打っておいた。」


「なん・・・な・・・」


「話す気になったらまた来る。

 ただ暫くは忙しいから次はいつ来れるか分からん。

 なに・・・時間はたっぷりあるさ。」


「待て・・・待て!待てえええええええ!」


ヤツの叫びには耳を貸さず部屋を出る。


・・・

・・


「直ぐにも口を割りそうでしたが?」


外で控えていたデスロードが近づいてきた。


「ヤツには色々してやられたからな、丁重に扱ってやる必要は無い。」


「はぁ・・・しかしイモータルズにできるかどうか分かりませんよ?」


「それは嘘だから取り掛からなくて良い。」


「ふむ・・・まぁ彼にはその真偽を知る術は無いでしょうから、効果はあるでしょうな。

 にしても何故あの部屋は真っ白なんですか?」


「私が一番退屈だと思う環境を作ったのだ。

 どう影響するかはわからんが、3日後位に様子を見に行かせてみよう。

 様子を見るだけで直ぐに引き返させるがな。」


「魔法ででも何でも監視されれば良いのでは?」


「やつも魔導師にまでになった者だ。

 そもそもあの魔導から察するに、能力自体は高いことは間違いない。

 それがあのようになったとて、魔法関連には敏感なはずだ。」


「分かりました。

 メイド達には申し付けておきます。

 くれぐれも、様子を見るだけ、ということで。」


さて、現状を整理しておこうか、次にやるべきことが見えてくるだろう。


星4の魔導師をヤツと書いてますがうっかり漢字にしてる所があるかも・・・。

18/09/11 サブタイの「期間後」→「帰還後」に修正、こんなの今更見つけるもんなんだなぁ・・・。

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