C3.3 仕返しと捕獲と ― 3 ― 種明かしと罰
「私はお前に聞きたいことがある。
お前の方も私に聞きたいことがあるだろう?
まずは予想される幾つかの問いについての答えを教えてやろう。」
身じろぎもできない星4の魔導師に語りかける。
「このデスロードは、お前が私を最初に襲撃した時に標的にした老魔術師の転生体だ。
無駄に用心深いお前はこう考えたはずだ。
全力で撃っても生き延びるかもしれない。
なら今回は殺せなくても、次の機会の油断を誘うために一計を案じようと。」
「それではあの時、主ではなく私を狙ったのですね。」
「こいつは私を良く知っているようだから、私がおまえで試験運用すると踏んだのだろう。」
「どちらにしても酷い扱いですね、私。」
虫の息ながら、悔しそうな顔を向ける魔導師。
「で、お前の魔導を使って見せたから分かっているのだろう?
私の魔導は「解析」だ。」
「「解析」・・・ですか?」
「そう、解析だ。
相手の魔法・魔術・魔導を解析する魔導。
優れた魔導師なら相手の魔導をある程度真似て見せることはできる。
だがこの魔導で完全に解析した場合、その対象の全てを掌握できる。
先程見せたのは、4回分の魔導ではなく4分岐するよう改良した光線だ。
この魔導の利点は少ないマナで最大効率の熱線を放つことにある。
非常に優秀な魔導だがお前は考えなしに放ってたな。
この本があったとしても、威力を抑えたこの魔導ならば感知されにくかったろう。
それに気づいていれば私を暗殺さえできたのだ。」
その時、喘ぐだけの魔導師が声を上げる。
「ぞんな、ごど、ずる、いみ、ねえっ!」
先程まで叫び声を上げ続けて潰れたのだろう声で、私の言を否定する。
「だじがに、ぎづいて、ねえがも、だが、ごっぞり、ごろず、じねえっ!」
成程・・・あの嫉妬から察するに、正々堂々(?)魔導を用いて倒したかったと言う所か。
まぁそんな感傷はどうでも良い。
「お前には聞きたいことがある。
殺しはしないが、魔導の全ては奪わせてもらう。」
「まで、なにずるぎだ、やべどおおお」
私の専門はマナの扱いだ。
特に扱える量が跳ね上がってる魔王となった今、相手のマナ(オド)に干渉もできる。
今回こいつに施すのは、オドとマナの入れ替えの受け皿を強引に私が介入して変質させるというものだ。
結果、体内のオドと外部のマナを上手く入れ替えれなくなり、私の介助無しには魔法すら使えなくなる。
それどころか極緩やかにマナの浸食を受けて死に至るだろう。
体に起こった変化を感じ取ったのか、星4の魔導師は絶望した表情を浮かべ意識を失っていった。
★星4つの魔導師を無力化し、捕虜にした!
★閃光の槍の魔導を得た!
あ、今更ですがブクマや総合評価Pt頂きました。
ありがとうございます。
最近読むだけ→書いてみた、な新参者でシステムが良く分かっておりませんが、これからもよろしくお願いします。




