C2.5 情報収集とか色々 ― 5 ― クーシー達の決断
処遇を決めかねていると、
「我等クーシー、元主の命乞いの代償として、ケットシーの足となることを誓います。」
「「「!!!!!」」」
突然の犬の宣誓にケットシー達が色めき立ち、暴れん坊どもが真っ青になる。
それが静まる頃、もう一度ケットシー達の様子を伺うと、一様に「是非♪」という視線を送ってきているのを確認する。
「許可しよう。」
に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!
猫達の歓喜(勝利?)の雄叫びが暫く城を奮わせることとなった。
わぁあ・・・うるせー・・・。
興奮が収まった頃、謁見の間にはデスロードと暴れん坊達、ケットシーとクーシーの代表が1名ずつとなった。
「すまんでしゅるる・・・」
「すまんでぶるる・・・」
「・・・それ程の事なのだな?」
猫達の反応、そして元主だった者の沈痛な表情より、この決断がどれ程の事だったかは察するに易いが一応確認する。
「はい・・・我等は自ら猫の配下となることを選んだような物です。」
「良くぞ思い切ってくれた。
既にある程度一緒に働いて、わだかまりが解けて来ている部分もあるとは言え、中には命を落とした者のいる部族もあるからな・・・。」
「わかっている・・・。」
ふむ・・・。
「主、彼らには色々思う所があるでしょうが、この出来事は僥倖ですぞ。
犬の機動力に猫の変幻自在の攻撃が加わるのですから。
場合によっては更なる軍を手に入れたようなものです。」
それに・・・暴れん坊どもか。
デカブツ二体を睨みつけると、二人ともが縮こまる。
まぁ・・・良い拾い物したと言えなくもないな。
★ミノタウロスとケンタウロスを手に入れた!
★クーシー・ケットシー混成中隊×2を編成できるようになった!
解散させた後、例の作戦をデスロードと煮詰める。
「主、これで例の作戦の実行が易くなりますな。」
「そうだな・・・。
機動力のある混成部隊を伴い、奴の周りで挑発する。
私は魔導でも編んで、移動手段を作れば良いしな。」
「クーシーどもに車を引かせてはどうです?」
「機動力を損なわせてしまう。
お前にゾンビの馬を用意してもらうのも考えたが、反応が鈍い気がしてな。」
「では、スケルトンホースを用意しましょう。
手綱に主のマナを流し込めば、自らの手足のように動かすことができましょう。」
「すぐ用意できるか?」
「0より作ることを考えれば容易いものです。」
「後は・・・練習か・・・。」
「そうですね。
いきなり手足のように、とはいかないでしょうから練習は必要ですね。」
「楽しみだな・・・。
先日の借りを返すその時が来るのが待ち遠しい・・・!」
ああ・・・本当に楽しみだ・・・!




