C2.4 情報収集とか色々 ― 4 ― あの時の二体
やることは決まったがどう実現するかが肝要だな。
思案しながら城の中をうろついていると、目の端に何やらもぞもぞ動くものが映る。
ひそひそひそひそ・・・
ひそひそひそひそ・・・
何やら犬どもが集まってこそこそ話をしている。
私の気配に気付くと、恐る恐る近づいてきてこう切り出した。
「我等クーシー、城の周辺にて、以前の主の気配を嗅ぎ取りました。」
・・・あの規格外の体躯を持つ暴れん坊どもか。
「それで・・・?
お前達はどうしたいと言うのだ?」
犬どもは顔を見合せためらいながら、
「我等は確かに見捨てられた存在。
しかし、あの頃楽しかったのも事実。
できれば討滅はご容赦願いたい・・・。」
絞るような声で暴れん坊どもの助命を嘆願してきた。
「だそうだが、お前達の意見はどうなのだ?」
ケットシーが近くで様子を伺っていたので声をかけると、おずおずと進み出てきた。
「各々の立場さえ・・・はっきりして頂ければ。」
「あの暴れん坊どもの本来の実力 ―まだ目にしていないが― なら私の近衛レベルでも通用するんじゃないのか?」
「・・・」
ケットシーはこの問いに反応を返さず、ただこちらをじっと見ている。
「クーシー、あの暴れん坊どもの様子を見て来い。
で、どうしたいかも聞いて来い。」
犬どもは顔を見合わせてから、暴れん坊どもの元へと駆けていった。
「よろしかったので?」
いつの間にか近くに侍っていたデスロードが声をかけてきた。
「何がだ?」
「彼らが前の主になびく可能性はないと?」
「駆逐してしまう相手だった者達だろう?
かしずこうが、逃げようが、大した変わりはない。
あの時の様子では歯向かってくることはありえないだろうしな。」
確かにデスロードの懸念も理解できるし、何よりクーシーどもは有用だ。
ただ元々はおまけの部隊だ。
去られて惜しくない、とは言わないが・・・。
と、僅かばかりの葛藤をしていたが、直ぐに払拭されることとなる。
「わ、我等、もし、押し許し頂けるなら・・・。
ぜ、是非とも・・・魔王様にお仕えしたい所存でしゅるるる・・・。」
「い、命を賭して・・・忠誠を誓いまひひん・・・。」
クーシー達に連れられ、謁見の間にびくびくと怯えながら私の前へと現れた暴れん坊ども。
かなり怯えているのがわかる。
それを冷ややかな目で見守るケットシー達。
「言いたいことはあるか?ケットシー達よ。」
「・・・魔王様の御心のままに。」
言葉は丁寧だが、目つき顔つきから分かってますよねぇ!?って雰囲気がびんびん伝わってくる。
やれやれどうしたものか・・・。
PC不調の間に色々消し飛んだので、書き直し中。
数日のうちにペース戻します。




