第一章登場分用語集
・フェウバ
正式名称:フェウバオリム。
オオバコのような地味な生え方をしているが、最大の特徴は結実の姿形である。ほぼ垂直に立ち上がった茎から花を咲かせ、実らせる。収穫せずにいるとどんどん高くなっていく。が、実の重みに耐えられなくなり茎が折れることもある。高い位置にある実ほど味が濃厚になり、香りもよくなるとされる。
味は甘酸っぱいと形容されるが、実際には「すっぱあまい」。酸味7:甘味3といったような具合。
人が埋められた場所では育つことができない。元々栄養分のない土でも育つことができる植物なので、あまりに栄養分がありすぎると他の植物に押されてしまう。被子植物、草本層。
・アル
正式名称:アルティシャ。
二つの葉を地面とほぼ平行に伸ばすことで表面積を確保し、光の少ない場所でも精一杯生育している。
使用用途としては、幹は建材・自然の看板として、葉は包み・屋根・手提げ・服に用いられる。
木材として見ても、腐りにくく丈夫なため、カイケ群地では信頼性の高い木材とされ、一部地域では栽培もおこなわれようとしていた。裸子植物、高木層。
・キェーン
暖かい地域で存在している鳥。名前の由来は鳴き声。
地面を歩いている。一般的にメス個体の方が美味とされる。
・カンプ
正式名称:カンプオリム。
フェウバによく似ているが、特に目立つような実は結ばない。
太陽が昇るとき、光を浴びるために折りたたまれた葉を広げ、太陽が沈むとき、冷えを防ぐために葉を折りたたむ。この性質を利用して、古代のレッテンスパイン人はこの植物を時間の計測に使っていた。
上記性質のおかげで生育範囲が広く、少しでも生える余地があれば生えてくる。
現在は、現地で用いられる紙幣、イテルフ紙幣の原料となっている。被子植物、草本層。
・エウラ
正式名称:エウラティシャ。
果肉以外のすべてにタキシンを持つ。そのうえ果肉もザクロの実の中身の一粒ぐらいの大きさで、栽培してもおやつぐらいにしかならない。味は爽やか。
種にもタキシンがあるので、迂闊に飲み込むと大変なことになる。エウラティシャの生息する地域においての死因の0.3割はいつの時代も種の誤飲であった。




