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◇灼熱の氷

＜タイトル＞

灼熱の氷

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＜作　　者＞

凪　様

＜あらすじ＞

社交界きっての美男子ラザフォード伯爵は新しい妻を探しているらしい。

伯爵の義妹の家で家庭教師をしているエミリアは、メイド達の噂話を遠巻きに聞いていた。初めて伯爵に会った時、冷たいグレーの瞳で見下ろされたことを鮮明に覚えているエミリアは、氷のように冷たい伯爵様の一体どこがいいのかと不思議に思っていた。

名のある貴族の令嬢を呼んだ婚約者を決めるパーティーで、最後にラザフォード伯はある女性の手に口づけてこう言った。

「エミリア・アンダーソン嬢。どうか私の妻になってください」

19世紀イギリスが舞台のヒストリカルロマンを目指して書いていきたいと思います。

＜登録キーワード＞

R15 ロマンスシリアスハッピーエンド 19世紀英国貴族ヒストリカル切ない

＜その他・伝えたいこと＞

連載中（ただし、次話投稿されない可能性が極めて高いです）。

歪な形で始まり、頑なだった関係が、様々な過程を得て、解けていくハーレクイン的物語です。

少しずつ近付いていくヒロインとヒーローの距離が丁寧に描かれており、ドキドキしたり、ニヤニヤしながら読み進められました。

多くを望まないヒロインの態度に、ヒーローがヒロインを気にし始めるという王道的なシチュエーションに加え、息子の母親としての役割を期待して妻としたのに、息子ばかり構われるとそれはそれで微妙と言う男心にニヤニヤが止まりませんでした。

連載自体は止まってしまっていますが、これで完結ですと言われても納得できる部分で終わっているので、安心してと言うのも変ですが、読んでいただけると思います。

ハーレクイン的物語がお好きな方とかにオススメです。