選ばれた者たち
今回は登場人物がたくさん出てきます。
分かりにくいと思いますが、ぜひ最後まで読んでください!
ドサッ
朔「いたた……謙、大丈夫…?」
右から謙の声が聞こえてきた
謙「だ、大丈夫…」
私たちは連れ出された後すぐに目隠しをされ、手足を縛られた。
おそらく私たちを逃がさないようにするためだろう。
朔「うん…。ここは…グラウンド?」
謙「多分な、地面の砂利の感じと距離からしてそうだろう」
私たちの学校のグラウンドは校舎から少し離れたところにある。そのため少し分かりやすかった。
??「あの…話を聞く限りあなたたちも選ばれたんですか?」
前らへんから女子の声が聞こえてきた。
どうやら連れてこられたのは私たち以外にもいるようだ。
朔「そ、そうです…。あの、あなたたちも…ってことはまだいるってことですよね?」
??「そうです。今のところ男女ペアが5ペアいます。私は1-2の雨宮 雛と言います」
??「あ、俺は雨宮のペアの近藤 勝」
??「私は1-8の星 雲母です。ペアは五十嵐 要。連れてこられる途中暴れて頭を打って気を失って今はしゃべれないけど、目を覚ましたら改めて紹介しますね」
??「俺は1-4の白砂 青葉。んでペアは宮上 心」
心「あ…宮上 心です、よろしく…」
??「1-6の吉川 隼人です」
??「ペアの坂田 朱里」
??「1-1の竹下 実里です」
??「同じく三谷 琥珀です」
朔「あ、1-5の朝霧 朔です」
謙「ペアの夏目 謙です」
琥珀「朝霧さん、選ばれてたんだね」
朔 「うん。なんかよくわかんないけど…。琥珀も選ばれたんだね?」
琥珀「俺はついでみたいなもん。選ばれたのは竹下さんで俺は近くにいたからさ」
謙・隼人「俺もそんな感じ」
琥珀「えーっと、とりあえず俺の他にもいたんだね!」
雛 「さすがに声で判別するのは難しいですね…」
朔 「うん。せめて目隠しを解いてくれればなぁ」
と、そのときドサドサっと何かか来た
??「いったー」
??「どこ、ここ…」
朔「ここは校庭。あなたたちも選ばれたんだね。私は1-5の朝霧 朔」
と、さっきやったように自己紹介をした。
さきほど来た人たちは
1-3の深見 結人と本庄 奏
1-7の沢野 颯 と綾部 木葉
だそうだ
朔「これってもしかして1年生だけかな」
心「あ、多分そうだと思います。目隠しされる前、2年生のいる教室を見かけたんですけど、普通に授業してました。それに2、3年生も連れ去られてるならここにもいるはずですし」
朔「なるほど」
その瞬間ドカドカと人が入ってくる音が聞こえ、足の縄と目隠しが解かれた。
そして目の前にはあの大柄の男がいた
男「出てこい」
そして私たちはグランドに出た。