なくなった日常
初投稿、初連載です
1話1話がそこまで長くないので、最後まで読んでみて下さい。
初心者なので温かい目でみてくれると幸いです。
よろしくお願いします!
それはある夏の日
「あっつーい!」
今日もいつも通りの平穏な日常が過ぎていく
──はずだった──
ここは市立の高等学校。名前は想像にお任せします。
1学年8クラスある高校だ。1年5組の朝霧 朔がこの主人公である
では物語を進めよう…
「朔ー!おっはよー!」
朔「おはよう…ってもうお昼だよ!はるが遅刻なんて珍しいね?」
はる「今日提出のレポートを夜遅くまで書いてたら朝寝坊しちゃって…」
朔「一人暮らしなんだから気をつけなねー」
はる「へーい…」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
朔「もう昼休み終わるね。次現代社会だから行くよ」
はる「ちょ、ちょっと待って!今行く!」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
先生「じゃあ授業始めるぞー。号令ー」
学級委員「気をつけー礼」
お願いしまーす
先生「では前回の続きから………」
先生の話を聞きながら窓の外を見る
…(小さい子が走ってる。可愛いなぁ)
(っと授業聞かなきゃ)
十数分後
(……ん?なんか聞こえる…。なんだろう…)
朔「ねぇ、なんか聞こえない?」
謙「え?………いや、俺には何も聞こえないけど」
朔「本当に何も聞こえない?だんだん音がおおきくなってる気がするんだけど」
謙「お前…大丈夫か?幻聴でも聞こえてるんじゃ…」
朔「失礼な…あっ!今はっきり聞こえた!叫び声だよ!誰かが助けてって叫んでる!」
謙「朝霧、声でか過ぎ。」
先生「堂々とおしゃべりとはいい度胸だな、朝霧」
朔「えっ あっ すいません…」
くすくすくす…
(でもさっき確かに聞こえた。「助けて」って。でも誰が?なぜ?)
そう考えていたとき
バンっガラガラガラガラビチャッ
きゃああああ!!た、助けてええええ!!
ドアが壊れる音、椅子と机が倒れる音、あと何か聞いてはいけないような音、それと叫び声
それらの音と同時に私達が授業を受けている教室に血だらけになった男子生徒が入ってきた
男子生徒「今すぐ逃げろ!!」
その声を聞くが早いか、みんな一斉に窓から逃げようとする
が
その途端に現れたのは手に血だらけの刀らしきものを持った大柄の男と大勢の人
そして私の目には次々に倒れた同級生が連れ去られていくのが映った
その男に腰が抜けて座り込んでいた私に目を向けられた瞬間終わったと思ったがなぜか無意識に私は男を睨んでいた
男「………いい目をしているな。お前を代表にしよう。もう1人、ここにいる中から男を1人選べ」
朔「え………?」
男「1人選べと言っているんだ。はやくしろ」
と殺気立った目で睨む
朔「ひっ……。け、謙…私の隣にいる男の子…」
男「そいつか。おい、この2人を外に」
そう言い、私達は外に無理矢理連れ出された