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序章
==序章==
自宅。
俺は寝ている。体力と精神力を養っている。
悪夢を見なければ、満足に寝られる。でも、悪夢との遭遇は避けられない。
そして、朝がくる。一日の始まりである。俺は朝食を済ませて、学校に行く。学校は仙川にある。
俺は日野の高幡に住んでいる。京王線の高幡不動で急行に乗って、調布で各駅停車に乗換える。
快速は走っているが、通勤時間帯は仙川に停まらない(快速は通勤快速になるため)。仙川に着いたら、学校へ行く。学校名は
「衣良拓学園仙川高校」。
通称、仙川学園。
普通科と家庭科学科があり、いずれも倍率が高い。中堅の上と考えてもいい。
今は文化祭の準備が忙しくなる時期。
なぜ秋に文化祭やるのか?そんなのどうでもいい。
ホームルームを済ませ、俺は教室から出る。
どっかの小説はいきなり転校生と遭遇するシーンがあるが、あんなことは一度もない。
しかも、かわいい女の子だったら一生実現不可と等しい。だが、5分後にそれが現実になる。