第二話「非日常」 第四章 え? は?
第二話「非日常」第三章 火炎 の続きです。
山から降りてきた死季の後ろで声がしたところから始まります。
第4章 え? は?
「お前か。青パーカー。」
火の方向に立っていたのは、服も少し焦げて、今にも倒れそうで
ふらついている、もうこれ以上戦えそうもない青パーカーだった。
「青パーカーって呼ぶのやめてよ。」
と、いきなりこちらにとってはどうでもいい言葉に呆れながら言った。
「しょうがねえだろ。最初に見た時それしか特徴なかったんだし。
ほら、今日もお前青いパーカーじゃねえか。お気に入りなのか?」
「これは初対面じゃない。」
「へ?」
いきなり自分の記憶にもないことを言われた。
「覚えてない?小さかった頃だけど。」
Σ.Ωにも聞いたがやはり覚えてないらしい。
青パーカーと呼ぶなと言ってるやつは死季が本当に思い出さないと分かり、
「私の名前は 風山火林。」
死季は呆然とした顔つきで、
「・・・覚えてない。」
と、死季は答える。
林は怒って、(怒られてもこちらは困るのだが)
「嘘つけ!風山火林だよ。覚えてないの? 小さい頃よく遊んだじゃん。」
と、ものすごく真剣な顔で言われるが、死季も全く思い出せないらしい。
もう一度Σ.Ωに確認をとったが覚えていない。やはりあれより前のことなのか?
「ほら、まだわからないの?近所の公園でよくサッカーボール蹴って遊んだじゃん。
そのとき死季が車に当てちゃったことあったじゃん。覚えてない。」
そんな車に当てたピンポイントの過去を言われても思い出せるはずがないだろうと、
死季もΣ.Ωも突っ込みたくなったがなんとか心のなかに抑えた。
しかもそんな旧友の命を、直接銃で打ってきて取ろうとするかよ。
「あぁ。まぁお前が誰だってことはどうだっていいんだ。
俺が知りたいのは目的。どうしてわざわざ挑戦状を送ったのか。
ただ俺に何か恨みがあって殺すだけなら、「挑戦状」なんて書き方しねぇだろ。」
死季が林の動機について聞くが話してくれずに何か恥ずかしそうに下を向いている。
なんかアニメでよくある好きな奴の前にたった女子みたいな仕草をしているが、
俺はこんな見も知らない奴は好きならねぇよ、と心のなかで自意識過剰になっていた死季だったが、
本題に戻り、なにか理由があるに違いない。
と思い聞いてみるがやはりそのまま答えてくれない。
死季は待ってるのに耐えられなくなり、遂に、
「あぁもうめんどくせぇ。お前にはこれだけ言っておく。
もう2度とこんなことするな。遊びじゃすまない世界なんだ。」
と、死季が言って立ち去ろうとすると、林が、
「待って。」
と死季を呼び止めた。なんだ?と聞くと
「その目的なんだけど・・・。」
林は下を向き恥ずかしそうにしながら、
「心配だったの。」
「え? は?」
第二話「非日常」第四章 終わりです。
次回第五章 お楽しみに。




