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 コアと呼ばれるパーツを中心に頭部・腕部・脚部の部分的な装甲のパーツを組み合わせて形成される飛行型機動兵器(アクティヴドール)―――【アーマード】

 かつて傭兵達はアーマードを自在に操り、戦場を駆け抜け、散っていった。

 荒廃した世界と終わりの見えない戦争。


 政府が統治能力を徐々に失い、それに伴い各地でテロ行為や暴動が頻発していた。それらを鎮圧し、秩序の回復を図るため、軍隊はより強力かつ高度に機械化され、軍に様々な兵器を供給する軍産企業もまた、数社の企業から成る強固な軍産複合体を形成し、その影響力を強めていった。


 加速する世界の破綻により、ついには経済システムが存亡の危機に陥るに至り、新たな統治体制の確立を目指し、実質的最高権力組織となっていた大陸を代表する企業組織が、政府に対し全面戦争を開始した。



 後に【大戦】と呼ばれるこの戦争は、企業側が投入した最新鋭兵器、特に、水面下で培われた最新技術を盛り込んだわずか30機にも満たない新兵器【ネクスト・ジェネレーション(通称ネクスト)】によって、数多くの国家軍隊はなすすべもなく壊滅し、勃発からわずか一ヶ月程度で、企業側の圧倒的勝利で終結。

 新しい時代を冠する兵器によって、人類は新たな時代を歩むことになる。

 その新しい時代の幕開けの一歩として、企業による統治が開始された




 アーマードの新しい姿―――【ネクスト】

 ネクストはエネルギーを利用したバリア【エネルギーシールド】や前後左右への急速機動を行う【アクセルブースト】等によって裏打ちされた高機動かつ高防御による戦闘能力を誇るため、企業の権力の象徴としても扱われる。

 ネクストは従来機(アーマード)とは異なり、搭乗者の脳と機体の統合制御体を直結させるアシストセンサーの採用によって、コンピューターよりも早く思考と判断ができ、実行へと移せる。


 これによってネクストはノーマルと一線を画す極めて高い反応速度や制御能力を得ることとなった。

 ネクストを稼働させる上での意義は非常に大きく、アシストセンサーなしでの操縦には『極めて統制のとれた十数人のチームが必要』とまで言われる。

 しかし脳に電気信号を流すという性質上、人体にかなりの負担を強いるものとなっている。

 さらに、流し込まれた電気信号を情報として処理できるか否かもほとんど個人の先天的な才覚に依存し、訓練などによる後天的な獲得は不可能であるため、アシストセンサーの適性を有する者=ネクストの操縦者たる資格を持つ者の数自体が少なく、一種の天才して扱われる状態になっている。




 良いこと尽くめのネクスト―――しかし、このアシストセンサーが曲者だった。



 アシストセンサーから発信される情報は女性の脳しか処理および制御出来ないのだ。

 老若男女、適性を問わず操れるアーマードと違いネクストは女性かつその中のほんの一握りの才能の持ち主にしか操れなかったのだ。

 しかし、ネクストを戦力にすることが出来れば見返りは大きい―――ネクストの持つ膨大な内蔵エネルギーの兵器転用だ。




 【エネルギーシールド】は機体周辺にエネルギーを安定還流させる事で一種のバリアとするものであり、小口径弾程度ならば無力化することが可能となっている。

 反面、貫通性の高い火器やレーザー系兵器に対しては比較的効果が薄い。

さらにこの安定還流させているエネルギーに方向性を持たせる事によって、攻撃に転用する【アサルトアーマー】としての運用も可能になっている。

 

 このアシストセンサーとエネルギー技術の利用がネクストがノーマル以下の従来型兵器と一線を画する所以であるが、どちらも【実働可能な適性保有者の稀少さ】という問題点を抱えている。



 そこで企業は考えた―――ネクストの操縦者の育成と管理は出来ないものかと。


 結果、大和重工の統治する日本に【新世(しんせい)学園】が建設された。

 ネクスト操縦者育成用の特殊国立高等学校。操縦者に限らず専門のメカニックなど、ネクストに関連する人材はほぼこの学園で育成される。

 また、学園の土地はあらゆる国家機関に属さず、いかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉が許されないという国際規約があり、それ故に他国のネクストとの比較や新技術の試験にも適しており、そういう面では重宝されている。

 ただしこの規約は半ば有名無実化しており、全く干渉されない訳ではないというのが実情である。

 敷地内及び地下にはネクスト訓練用のアリーナの他、2人1部屋の学生寮や食堂、大浴場も設けられている。









  そして物語はここから始まる―――。

以前、投稿していた【アーマードコア】がにじファンの閉鎖とともに観覧不可になってしまったので、二次的要素を省いて投稿しました。



次こそ完結まで書きたいです。

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