中学生編
「よー、統一郎」
「……!ま、衛…」
「おーおー無様だな」
「…うるせーなっ……どっか行けよ……!」
「何、痛いの」
「痛くねーよ!」
「じゃあ立てばいーじゃん」
「衛がどっか行ったら立つよ!」
「まったく、素直じゃねーな。よいしょ」
「うおっ何すんだよ!やめろよ!降ろせよ!おーろーせーよー!」
「バタバタすんじゃねーよ落とすぞ」
「…ぐっ」
「おまえさぁ、どうやったらこんな何もないところでそんな重症負えんの?階段って落ちるものじゃなくて下りるものだって知らねーの?」
「知ってるわ!バカにすんじゃねーよ!」
「なら普通に下りてくんない?俺がいないと階段の下り方もわかんなくなっちゃうの?しかもほんの2分離れただけなのに。この左足、下手したら松葉だぞ」
「……もーいーよ、自分で歩く。下ろせよ」
「ダメ。つか、無理」
「いーから!下ろせよ!」
「怪我した主の横にいて何もしねー従者とかおまえ見たことある?どーしてもっつうなら『命令』しろよ」
「…っ、衛」
「まあ統一郎がそんなん言おうとしたらその瞬間に失神させるけどー」
「言わせる気ねーじゃねえか!下ろせよ衛!それかせめて『お姫様抱っこ』をやめろ!!」




