最終話 時空の亀裂、古き因縁の呼び声
復讐という名の嵐が去り、数週間が経過していた。 僕たち「家族」は、血塗られた過去を共有しながらも、穏やかで満ち足りた日々を送っていた。 父さん――十川龍哉が異世界から持ち帰った莫大な財産のおかげで、生活は何一つ不自由しなかった。新しい家、美味しい食事、そして何より、隣に愛する人がいるという幸福。 しかし、その平穏は、唐突な破裂音と共に終わりを告げた。
休日の遅い朝食を3人で囲んでいた時のことだ。父さんのお手製ハンバーグとトーストが並べられている。祝福会には持って来いだった。しかし…。
「……ん? おい、なんか様子がおかしいぞ」
リビングのソファに無造作に置かれていた、父さんの愛用する革袋――《異空間収納》が、突然ブゥン……ブゥン……と不気味な重低音を響かせ始めたのだ。 袋の表面が生き物のように脈打ち、留め具がひとりでにガチガチと震えている。
「パパ? どうしたの? 中に何か生き物でも入れてるの?」
里緒菜がトーストを齧りながら、不思議そうに首をかしげる。
「いや、違う。中身は全部出したはずだ。……まさか、空間魔法の術式が歪んでやがるのか?」
父さんの表情が険しくなる。彼は素早く立ち上がり、バッグに手を伸ばそうとした。 その瞬間。
カッッッ!!!!
バッグの口が勝手に開き、そこから目を開けていられないほどの強烈な紫色の光が、濁流となって噴き出した。
「なっ!? 暴走だと!? マズイ、離れろ洋一! 里緒菜!!」
父さんが叫ぶのと同時だった。 リビングの空間そのものが、飴細工のようにぐにゃりと歪み、世界が反転するような吐き気が襲った。
「うわっ!? なにこれ、体が引っ張られる……!?」
「キャァァッ! 洋一くん!!」
「チッ、間に合わねぇか! 捕まれッ!!」
父さんが僕と里緒菜の腕を強引に引き寄せ、その巨躯で抱え込む。 視界が紫一色に染まり、床が消える。 ジェットコースターで急降下するような浮遊感と、全身を雑巾絞りにされるような圧力が同時に襲いかかった。
「ぐおぉぉぉッ!! 放すなよ! 絶対に手を放すなァァッ!!」
父さんの怒号が遠くで響き、僕たちの意識は光の渦の中へと飲み込まれていった。
………。
……。
…。
冷たい。 そして、硬い感触。 鼻をつくのは、カビと埃、そしてどこか懐かしいような、古い石材と苔の匂い。
「……っ、痛つつ……。おい、生きてるか? 洋一、里緒菜」
父さんの低く、焦りを含んだ声で、僕は意識を取り戻した。 重いまぶたを開けると、そこは僕たちの知っている明るいリビングではなかった。
「うぅ……。ここは……?」
僕たちは、石造りの薄暗い回廊のような場所に倒れていた。 壁には見たこともない幾何学模様のレリーフが刻まれ、天井は高く、所々に自生するヒカリゴケのような植物が、淡く不気味な光を放っている。空気はひんやりとしていて、日本とは明らかに違う「重い密度」を肌で感じる。
「パパ……洋一くん……。私、怖かった……」
里緒菜が震えながら起き上がり、僕の腕にしがみつく。
「大丈夫か、二人とも。怪我はねぇか?」
父さんが素早く立ち上がり、周囲を警戒しながら僕たちを庇うように立つ。その背中からは、あの地下室で見せた時と同じ、ピリピリとした殺気が放たれていた。 だが、その表情には困惑の色が濃く滲んでいる。
「僕たちは大丈夫です。でも父さん……ここ、どこですか? 誘拐されたわけじゃなさそうですけど……」
「……分からねぇ。だが、嫌な予感がしやがる」
父さんは眉間に深い皺を寄せ、空間の匂いを嗅ぐように鼻を鳴らした。そして、自分の掌を見つめ、軽く握りしめた。
「……魔力だ」
「え?」
「この場所に満ちている魔素の濃度……。日本のそれとは比べ物にならねぇ。肌にまとわりつくような、この濃密な感覚……」
父さんの瞳孔が収縮し、呼吸が少し荒くなる。
「まさか……戻っちまったのか? 『あっち』の世界に……」
「あっちって……異世界ですか!?」
僕が驚愕して声を上げた時だった。
ズドォォォォォォォンッッ!!!!
回廊の奥、巨大な両開きの扉の向こうから、凄まじい爆発音と振動が轟いた。 パラパラと天井から砂埃が落ちてくる。
「な、なになに!? 地震!?」
里緒菜が悲鳴を上げる。 しかし、それは地震ではなかった。地響きは止むどころか、ドスン、ドスンという規則的で巨大な足音へと変わり、急速にこちらへ近づいてくる。
「違う、何か来るぞッ! 構えろ!」
父さんの怒号が響く。彼は素早く腰の《異空間収納バッグ》に手を突っ込み、愛用の大剣――ではなく、もっと野蛮で凶悪な、刃渡り1メートルはある肉厚の「巨大なナタ」を引き抜いた。
次の瞬間。 前方の闇の中から、石材を削る不快な音と共に、異形の怪物たちが姿を現した。 全身が苔むした岩石でできた、牛ほどの大きさのガーゴイルの群れ。その目は赤く発光し、人間への明確な敵意を放っている。
「グルルルゥゥッ……!!」
「シャァァァッ!!」
「チッ、石像の魔物か! しかも群れで来やがった!」
父さんが舌打ちし、ナタを構えて前に出る。 だが、敵の数は多い。数体が父さんを迂回し、後方の僕と里緒菜に狙いを定めた。
「ひっ……! こ、来ないで……!」
里緒菜が後ずさる。彼女の手には、護身用に持っていた細い鉄パイプが握られているだけだ。あんな岩の塊相手に、何の役に立つというのか。
「里緒菜! 僕の後ろに!」
僕は彼女を庇おうと前に出た。だが、それより早く、先頭のガーゴイルが跳躍し、鋭い石の爪を振り上げた。
「ガァァッ!!」
狙いは里緒菜の首。間に合わない――そう思った時だった。
プツン。
里緒菜の中で、何かが切れる音がした気がした。 彼女の瞳から恐怖の色が消え、代わりに底なしの昏い光が宿る。
「……うるさい」
里緒菜は、振り下ろされる爪を避けるどころか、自ら鉄パイプを振りかぶり、真正面から突っ込んだ。
「邪魔しないでよぉぉぉッッ!!!!」
ドゴォォォォォンッッ!!!!
信じられない音が響いた。 細い鉄パイプが、岩石の怪物の頭部を粉々に砕き、吹き飛ばしたのだ。 ただの女子中学生の腕力ではない。リミッターが完全に外れた、純粋な破壊の暴力。
「え……?」
僕が呆然とする前で、返り血ならぬ砕けた石片と泥を浴びた里緒菜が、ゆらりと立ち上がる。その顔には、恍惚とした笑みが浮かんでいた。
「あはっ……すごい。簡単に壊れる」
「グルッ!?」
仲間がやられたことに驚いた別のガーゴイルが、側面から襲いかかる。 里緒菜は振り返りもせず、鉄パイプを横薙ぎに振るった。
バキィィィンッ!!
胴体を真っ二つに砕かれるガーゴイル。 彼女は舞うように、踊るように、次々と襲いかかる石の怪物を粉砕していく。制服のスカートがひらりと舞い、その白い頬にどす黒い泥と石の破片が付着するたび、彼女の笑みは深くなっていく。
「楽しい……! ねぇ、もっと壊れてよ! お母さんを奪ったヤツラみたいに、全部壊れちゃえばいいのよ!!」
狂気。だが、その姿はあまりにも美しく、そして悲壮だった。
「里緒菜……!」
彼女の暴走に、残りのガーゴイルたちが標的を僕に変えた。3体が同時に、四方から飛びかかってくる。 逃げ場はない。死ぬ――。 その恐怖よりも先に、「里緒菜を守らなければ」という思いが爆発した。
(絶対に……守るッ!!)
その瞬間、僕の体から、ドス黒いモヤのような魔力が噴き出した。 それは生き物のように蠢き、黒い鎖の形となって、空中で3体のガーゴイルに絡みついた。
「ギャッ!? ギギッ!?」
空中で拘束され、身動きが取れなくなる怪物たち。 僕は無意識に手をかざし、強く握りしめた。
「……潰れろ」
ギリギリギリッ……!
見えない万力で締め上げられるように、石の体がきしみ、ヒビが入っていく。 さらに、僕の中で奇妙な感覚が芽生えた。こいつらの「痛み」が分かる。石なのに、苦しんでいるのが伝わってくる。 ならば――。
(何があっても守るんだ…! だから僕はっっ!!)
僕の殺意が、鎖を通じて直接やつらの核へと流れ込む。 ガーゴイルたちが、声にならない悲鳴を上げて悶え苦しみ始めた。物理的な破壊ではない、精神的な断罪。
「ハァッ!!」
そこへ、父さんが割り込んだ。 巨大なナタが一閃し、僕が拘束していた3体の首をまとめて跳ね飛ばした。
ドスン、ドスン、ドスン……。
首のない石塊が転がる。 辺りには、粉々になった岩石の残骸だけが散乱していた。
「はぁ……はぁ……」
「ふふっ……あははっ……」
肩で息をする僕と、返り血にまみれて笑う里緒菜。 父さんはナタを肩に担ぎ、呆れたように、しかしどこか誇らしげに僕たちを見た。
「……ったく。どこの戦闘民族だ、お前らは。いきなりこんな場所に放り込まれて、初見の魔物を相手に無双しやがって」
「父さん、今の力……」
「ああ。……間違いねぇ。『あの世界』の理と同じだ。にそれにお前らも適応し始めてやがる。……血は争えねぇってか。これが俺が200年前にやっていた事だぜ」
父さんは苦笑しながら、里緒菜の頭についた石の破片を払ってやった。
「よくやったな、二人とも。怪我はねぇか?」
「うん、平気。……なんか、スッキリした」
里緒菜がいつもの可愛い笑顔に戻る。だが、その制服は泥と埃で汚れ、狂戦士の片鱗を隠しきれていない。
「僕も……大丈夫です。ただ、少し疲れました」
未知の力を使った反動か、体が重い。でも、里緒菜を守れたという安堵感が勝った。
「よし。とりあえず周囲の脅威は排除した。……だが」
父さんが視線を奥へと向ける 父さんの言葉に、僕たちは息を潜めた。 爆発音の余韻が消えた後、扉の向こうから、何人かの女性の話し声が、反響しながら聞こえてきたのである。
「んっ?まて、まだ何かいやがるんか?」
「ひっっ!!」
里緒菜が悲鳴を上げる。 父さんは即座に《異空間収納》から愛用の大剣を取り出し、構えた。
「静かに。……誰かいるぞ」
爆発音の余韻が消えた後、扉の向こうから、何人かの女性の話し声が、反響しながら聞こえてきた。
『――今のは何なのじゃ!! いきなり空間が爆発したかと思ったら、変な穴が開いたのじゃぞ!?』
最初に聞こえたのは、幼い少女のような、それでいてひどく尊大で、古風な口調の声だった。 その声を聞いた瞬間、父さんの肩がビクリと跳ねた。
「……あ?」
父さんが目を見開き、耳を疑うように扉の方を凝視した。
「おい、嘘だろ……。この生意気な『のじゃ』口調……。まさか、スルトか?」
「スルト……? 父さんの知り合いですか?」
「ああ……。俺がこの世界にいた時、たまに絡んできた魔王の娘だ。ガキだったが、馬鹿力で暴れ回る厄介な奴だった……。まだ生きてやがったのか」
父さんは懐かしさと警戒が入り混じった複雑な顔をする。 続いて、別の少女の声が聞こえてくる。今度は消え入りそうなほど弱々しく、怯えきった声だ。
『まさか……お兄ちゃん……?? うぅ、怖いよぉ……お兄ちゃんが怒ってるの……?』
「お兄ちゃん……?」
僕と里緒菜は顔を見合わせた。 僕のことだろうか? いや、知らない声だ。
「誰だ? あんな弱気な女、俺の知り合いにはいねぇぞ……」
父さんが首を傾げていると、さらに別の、鈴を転がすような凛とした、しかしどこか熱っぽい女性の声が響いた。
『落ち着いてください、皆様。……ああ、感じます。この波動。この魂の震え……。間違いありません』
その声は、恍惚とした響きを帯びていた。
『よかった…すぐお戻りになられたのですね……。私の愛しい……ルイス様……』
「ルイス……?」
聞き覚えのない名前。だが、その名前が出た瞬間、父さんの眉間の皺が深くなった。
「ルイスだと? ……知らねぇ名だ。スルトの新しい仲間か?」
父さんは困惑していた。 スルトの声は聞こえる。だが、他の二人の声には全く聞き覚えがない。 それに「ルイス」という男の名前。
「父さん、どういうことですか? 知ってる人じゃないんですか?」
「スルトの声だけは間違いねぇ。だが、他の連中は知らねぇ。……妙だな。俺が帰還してから、そんなに時間は経ってねぇはずだが……連中の雰囲気がなんかおかしい」
父さんは、まだ自分が200年後の未来に飛ばされたことになど気づいていなかった。 ただ、懐かしい知人の声と、知らない奴らの声が混じっていることに違和感を覚えているだけだ。
「行くぞ、洋一、里緒菜。俺の後ろから離れるな。……スルトがいるなら話は通じるはずだが、あの『のじゃロリ』は短気だからな。いきなり殴りかかってくるかもしれねぇ」
「わ、分かりました……」
「うん、パパ……」
僕たちは頷き、父さんの大きな背中を追って、その巨大な扉へと慎重に歩み寄った。 扉の隙間からは、眩い光と、日本のものではない圧倒的な魔力の奔流が漏れ出している。
そこには、ただ複数の女性たちの気配だけが渦巻いていた。 時空を超えた再会と、決定的なすれ違い。 何も知らない「最強の父親」龍哉と、何も知らない「旅の一行」。 その邂逅の瞬間は、すぐ目の前まで迫っていた。
あとがき
これにて急な展開ではありましたが
「不幸からの逆転 ~虐め、寝取った男、寝取られた女にこれから仕返しします。首を洗って待っていてください~」
を「完」とさせていただきます。応援していただいた皆様方。更新が遅くなったことをお詫び申し上げます。
さて、この小説は終わりましたが、洋一たちの話はまだ始まったばかりです。これから第2部がはじまります。流れがガラリと変わるためこの話はここで一区切りとさせていただきます…。
そしてその続きはすでにもう始まっています…。
僕が現在書いている小説
「追放された…けど!この世で大切なお前達がいるから俺は旅に出る! ~恋人を寝取られたりもしたけど大切な"家族"と"仲間"と一緒にざまぁしますね~」
ー第206話 修羅の降臨、あるいは血塗られた聖家族の異界入りー
から彼らが登場していき、その小説の主人公と一緒に世界を救う話になります。龍哉さんはじつはその世界の出身でストーリーから200年前の勇者の一人でした…。続きを応援していただける方が居ましたら、是非、新たな仲間達と繰り広げるお話をご鑑賞していただけると嬉しいです。
どうかこの作品に評価といいねを頂けたら嬉しく励みにもなります。ありがとうございました。それではいったんこちらではこれで完とさせていただきます。
◆◆おまけ◆◆
現時点(異世界に来て、異世界の仲間と行動している段階の彼らの様子)
キャラクタープロファイル:『最強の帰還者一家』
1. 十川 龍哉
【基本データ】
通称: リュウヤ、破壊王、パパ
年齢: 外見は若々しいが、実年齢は不明(200年前の異世界召喚+現代日本での生活を経ており、精神年齢は高い)
適性ジョブ: 喧嘩師 ⇒ 進化:破壊王
武器: 巨大なナタ(鉈)、自身の拳
性格: 豪快奔放、唯我独尊、家族想い。敵には容赦ないが、身内には甘い。
家族構成: 妻・美名(故人)、息子・ヨーイチ、娘・リオナ
【経歴・背景】
200年前の英雄: かつてこの異世界(アスガルド地方)に召喚され、勇者パーティや魔王アスガルド、魔王妃ユミルと共に「女神崇拝教」を壊滅させた伝説の「最強の助っ人」。
日本への帰還と悲劇: 現代日本へ帰還後、最愛の妻・美名と結ばれるが、彼女を理不尽な暴力(放火・殺害)で失う。
復讐の鬼: 妻を殺した犯人グループ、息子を虐めた者たちへの徹底的な復讐(落とし前)を完遂。その過程で、実子であるヨーイチとリオナを救出し、家族として再会する。
再召喚: 復讐後の祝杯中、所持していた「異空間収納」の暴走により、家族ごと異世界へ再転移。ルイスたちのいる遺跡へ落下した。
【戦闘能力・スキル】
圧倒的な身体能力: 魔法や小細工を必要としない、純粋な暴力の化身。岩をパンチ一発で砂に変える(『崩拳』)ほどの破壊力を持つ。
対女神・対魔族: 200年前の経験から、女神や魔族との戦いに精通している。
料理: プロ級の腕前。特に「特製ハンバーグ」は絶品で、ルイスのヒロインたちを唸らせた。
【現在の状況】
ルイス不在の村で、ユミルと再会し「最強の牙」として協力を約束。子供たちの兄妹恋愛も「魂が惹かれ合っているなら問題ない」と豪快に公認している。
2. ヨーイチ(新堂 洋一 / しんどう よういち)
【基本データ】
通称: ヨーイチ、お兄ちゃん
年齢: 17歳
適性ジョブ: 処刑執行人
武器: 剣、鎖
性格: 温厚で理性的だが、内面に深い闇と修羅を秘めている。リオナ(妹・恋人)を何よりも優先する。
家族構成: 父・リュウヤ、母・美名(故人)、妹(恋人)・リオナ
【経歴・背景】
壮絶な過去: 父と離れて病弱な母と二人暮らしをしていたが、不良グループ(勝たち)による激しいイジメとカツアゲに遭う。母の命を繋ぐ生活保護費(2万円)を奪われ、暴行を受ける。
最悪の裏切り(NTR): 心の支えだった恋人「百合」が実はイジメっ子とグルであり、奪った金でホテルへ行き、情事を撮影した動画を送りつけてくるという精神的殺害を受ける。
運命の出会い: 絶望して飛び降り自殺を図ろうとしたビルの屋上で、同じく孤独だった少女(後のリオナ)と出会う。「死ぬ前に話がしたい」と互いの傷を舐め合い、生きる希望を見出す。
兄妹と恋人: 当初は他人だと思って交際を始めたが、後にリュウヤと合流し、実の兄妹であることが判明。それでも愛を貫くことを決意。
【戦闘能力・スキル】
固有スキル『断罪の鎖』: 漆黒の鎖を自在に操り、敵を捕縛・拘束する。
固有スキル『痛覚共有』: 鎖で繋がった相手に、自分が受けた痛み(自傷含む)を転写する。格上にも有効なジョーカー的スキル。
固有スキル『狂愛の守護者』: リオナを守る時に能力が底上げされる(推測)。
【現在の状況】
ユミルの鑑定でジョブが判明。バハムたちとの特訓を経て覚醒しつつある。”追放された……けど”のヒロインたち(特にNTRに敏感な勢)から過保護に守られている。
3. リオナ(刈谷 里緒菜 / かりや りおな)
【基本データ】
通称: リオナ、旧名:刈谷 真名
年齢: 15歳
適性ジョブ: 狂戦士 / 殲滅姫
武器: 鉄パイプ(現代から持ち込んだ愛用品)
性格: 天真爛漫で無邪気だが、倫理観のタガが外れている部分がある(ヤンデレの素質あり)。兄とパパ(リュウヤ)が大好き。
家族構成: 父・リュウヤ、母・美名(故人)、兄(恋人)・ヨーイチ
【経歴・背景】
孤独な捜索: 施設(あるいは里親)で育ち、自分を産んだ母(美名)と、「刈谷」という姓だけを手掛かりに街を彷徨っていた。
屋上の出会い: 手掛かりがなく絶望してビルの屋上にいた時、ボロボロになったヨーイチと出会う。彼の手の温もりに救われ、共依存に近い深い愛情を抱く。
覚醒: リュウヤと出会い、家族として迎え入れられ、本来の明るさと暴力的な才能が開花した。
【戦闘能力・スキル】
固有スキル『無垢なる暴力』: 防御不能の貫通属性攻撃。クローディア(竜人化)の内臓を揺さぶるほどの威力。
固有スキル『血染めの舞踏』: 鉄パイプを振るう際の独特のリズムと破壊力。
戦闘スタイル: 恐怖心を持たず、遊び感覚で敵を殲滅する天才肌。「勘」で動き、魔法使い(コタースなど)の攻撃を無効化する天敵。
【現在の状況】
”追放された……けど”のヒロインたち(特にリズ、ヒナル(”追放された……けど”の主人公である実兄と愛し合っている実の妹)の伝説を知る者たち)から「兄妹恋愛の極意」を伝授され、着々と「最強のブラコン妹」への英才教育を受けている。「既成事実」「匂いマーキング」「悪い虫の排除(物理)」を学び中。




