通じ合う心
そんな日々を続けて何ヶ月だろうか?
ジャンク品を集めてHBMを作る夢も少しずつ現実味を帯びてきた。
おじさんがくれる部品はピッタリ合うかちょっと調整すればすぐに合うようになる物ばかりで、細かい部品も大量に貰えるから今の部品だけでも第三世代のHBMなら作れる。が、おじさんは「最後まで極めてこその道だから頑張りなさい」との事でHBMの制作はもっと先になりそうだ。
そこで俺は最新型にも負けない新しい概念と汎用性のHBMを作る事にした。
設計図はまだ完成しておらず。全体の5%も完成していない。
まず、世代別とゆうのが面倒なので『進化』と『極限』で汎用性による『万能』。もうここまで来ると神の領域だが、専用機なのだ。もっと欲しがっても問題無いだろう。それは『覚醒』
アニメや小説でよくある覚醒。それに答えられる機体を作る。
まあ、まず覚醒とゆう概念がわからないのでその場でどういった感じなのか判断してもらう必要があるが…どうせ乗るの俺だし、とりあえずそういった物に対応できるようにした。
しかし、この覚醒がいけなかった。
覚醒とゆうからには機体がそれに応えられるようにならなければならないので能力UPするような構造にしなければいけない。
しかしそうなると設計図を書く時から躓く物で…
「関節ゥ…」
つま先や踵といった所から躓くのであった。
壁には成功と失敗を記した設計図で一面埋まっている。
その横の壁にはHBMの壁紙が貼ってある。どれも砂漠で落ちてたゴミかおじさんから貰った物ばかりだ。
しかし、そんなゴミでも使い方次第では重宝する。
そう。それが設計図制作だ。
現在作っている足も独自のオリジナルからいままでのHBMからいいとこ取りするように逆関節にしている。
これは…その……………………カッコいいじゃん?
「浪漫は必要経費なのだよ」
「え?」
周囲を見渡すが誰も居なかった。
幻聴か…寝よう。
ルシファーは 怖くて 就寝した!
ぐっすり 眠れた ようだ!
***
「浪漫は必要経費なのだよ」
「突然どうしたんですか?ベータさん」
「ふむ…いや、なに。なんだか説教がしたくなってね」
「そうですか…さ、速く第8世代のこれを作りましょう?」
「ああ……そうだな」