逃亡
この時笑い有りにするかどうか考えてたので寒いゾ!
防寒対策しっかりして熱中症にも気を付けるのじゃぞ!!
さて、我々はオルガ帝国の王様から「泊まるんじゃネェゾ…」とゆう事で(強制的に)足を進める事になり。現在砂漠に居ます。
「暑いな…これでも冬なんだがな…」
俺は今年で小学4年生なのだが。今シェニーお母さんから戦術を受けた帰り道で出会ったおじさんに付き合わされてジャンク品を輸送しています。
この砂漠にも町や村の一つや二つはあって。子供は居ないが優しい人達ばかりの町に匿われる事に成功したのです。
現在はジャンク品を給料代わりに貰う約束をしてトラックにバンバンジャンク品を積んでいます。
小物は袋に詰めて大物は後から持って行き、整理して箱に詰めて売り物として闇市場に出すらしい。
この砂漠は大昔の物から最新の部品までなんでも落ちていて。砂竜と呼ばれる動物が集めては捨ててを繰り返す事でジャンク砂漠と化すらしい。
「よし。これだけあれば良いだろう。坊っちゃん。出発するぞ〜」
「はーい!」
積荷の固定を確認したおじさんに呼ばれた俺はトラックの助手席に座って歌を聴きながら砂漠に揺られる。
『貴方の心へ〜♪私からも向かいに行き〜♪手を取り合って〜…』
「この曲良いだろ?」
「ええ。確かラブソングで年間一位を獲得した曲でしたよね」
インスピレーションは歌っている彼女の失恋から得たそうだ。
ありきたりながら切ないラブストーリー。もしくは誰もが共感してしまう失恋ソング。
自身が失恋を経験したような感情になる歌か…
「おじさんも失恋したことあるの?」
「そりゃ一杯あるさ。坊っちゃんも…いや。坊っちゃんはまだ知らないか」
おじさんは遠慮なく言った。
俺の心に クリティカルヒット!!
こうかは バツグンだ!
「だがまあ。いずれ必ず経験するだろう。その美貌ならな」
「美しいも時には毒になるですか」
「そうだ」
今の言葉は今流している曲とはまた別の歌の歌詞から取っている。
その歌も今歌っている彼女の人生経験かららしい。
「おじさんも若い頃はそれなりにモテてはいたがね。やはり戦争とゆう物は卑怯だな…」
「………」
悲しい雰囲気が漂った車内に失恋ソングが流れる。
トラックのエンジン音がそれに同調するようにいっていの音を出し続け、俺を外の景色を見るように誘導する。
辺り一面砂漠。
戦争で朽ち果てた者達で埋め尽くされた砂漠。
(どうせこうなるなら…いっそのこと…)
曲が終わり、次の歌が流された。