後編 なんか知らんけど転生!なんか尻尾が付いてきた!?
それからどうなったか。なんで俺は襲われたのか。一つ一つ重要な所を説明していこう。
まず『なぜ機体が暴走したのか』から。
解答:ハッキングにより強制的に暴走させられた。
ハッチ閉鎖も同様の理由だ。
続いて『襲ってきたのはなんなのか?』
解答:母親二人を追ってきた他国からの騎士団。目的は俺の殺害と母親二人の保護。
では母親は一体誰なのか?
それはな…
「いいかい?よく聞くんだ…お母さん達はな……」
「うん…」
「……王族…なんだ」
「………」
は?と思った方は俺だけじゃないはず。
騎士団長とか重要な情報を知ってしまった人だとかならまだなんとかわかるが…王族?
「お、おい!?大丈夫か?」
「お母さん…本当なんだね…」
「いままで私が大事な所で嘘を言ってきたらと思うか?」
それはない。冗談や嘘は日頃言うが、大事な所では人一倍真剣になるのがメリーお母さんだ。やるときはやる女だとシェニーお母さんも太鼓判を押している。
つまり、お母さん達は王族で。俺はその子孫。つまり楽観的に見ると自分も王族なのだが…そうは現実は許してはくれない。
お母さんの国では同性愛は宗教の問題で禁忌とされている。つまりその同性愛をした王族の間の子とゆうのは非常に厄介な存在で「王族の二人は無事に跡継ぎにしたい。けどその二人の間の子供は同性愛によって産まれた子…せや!その子供殺せば良いやん!事実も無くなるし一石二鳥やん!」とゆう理由で殺されそうになったのだ。
「ごめんな……本当にごめん……こんなダメな母さんで本当にごめん……」
「許してとは言わないわ。でも、せめて…貴方のお母さんにさせて…」
原因はお母さん達にもあるが、自分的には一番の理由は殺そうとする王様達にある。
だから…
「シェニーお母さん。メリーお母さん。僕も隠し事の一つや二つはあるんだ。だから、お母さん。そんなに泣かないでよ…」
お母さん達には悪いけど。お母さんの親、殺させてもらうよ……