特設ヘリコプター母艦
上図は標準型として建造された「45000t 188m」級
図中上は初期建造型のⅠ型
図中下はヘリコプター輸送/運用能力を強化したⅡ型
「スロリア紛争」の戦訓から、既存の貨物船を改造して整備された特殊用途の貨物船。平時は国土交通省指定海運業者の管理下におかれ、有事の際に自衛隊指揮下で輸送業務に従事する。航空機運用に係る要員は陸空自の部隊から要員を抽出し、派遣するという形を取っている。「スロリア紛争」前に就役していた海上保安庁の警備支援船 PSV‐001「おおやしま」の運用実績が本級の建造にあたり参考にされた。
スロリア紛争後に予想された再度の軍事衝突の際、開戦前の戦力集積と、開戦後に制圧した港湾に後続部隊及び補給物資を陸揚げするのみならず、超水平線上から沿岸部、内陸部への迅速なヘリコプター空中機動作戦の展開が想定された。そのため、本船の計画にあたり、ヘリコプターの輸送整備機能はもとより、多数機同時発着を可能にする飛行甲板の設置、航空管制能力の付与が要求されている。飛行甲板は仮設板(複合材製)を複数枚組合わせたもので構成されており、組立てと撤去を容易にしている。
同型船
Ⅰ型:SSV-001「かみかわ」 SSV-002「きみかわ」 SSV-003「きよかわ」 SSV-004「くにかわ」
Ⅱ型:SHV-001「さがら」 SHV-002「さぬき」
海上保安庁 警備支援船(PSV)
※本級を参考にⅠ型を建造。ヘリコプター運用能力の他、警備救難指揮機能、Ⅰ、Ⅱ型に無い高速警備艇の搭載、運用能力を有する
PSV‐001「おおやしま」
PSV‐002「なかつくに」(スロリア紛争後、被害著しい海上保安庁巡視船戦力を補強する目的で新規建造)




