DLH-1001 「はくば」型護衛艦
DLH 「はくば」型
図中下は本艦のヘリコプター及び揚陸装備搭載区画を示す。
要目
基準排水量:8,100t
全長:154.2m 全幅:21.5m
速力:28ノット/時
乗員:150名
機関:ガスタービン2基 ディーゼル2基 二軸推進
兵装:Mk45 5インチ(127mm)単装速射砲×1 35mmテレスコープ機関砲×4
3連装対潜魚雷発射管×2 魚雷防御装置一式 ECM装置一式
四連装SSM発射筒×2 Mk41VLS×2(艦中央32セル 艦尾16セル)
VLS運用兵装:タクティカルトマホーク SUM(艦中央) ESSM(艦尾)
搭載量
ヘリコプター×3
LCM(上陸運貨船) 1隻
車両50両(最大 10式戦車8両を含む)
兵員240名(最大)
同型艦:4隻
本来「ひゅうが」型DDHが実現しなかった場合に備えて計画された「しらね」型後継DDHが本型の原型である。
類別は護衛艦だが、島嶼防衛作戦時、侵攻軍に上陸された島嶼に奪回部隊先遣隊を送り込み、本格的な奪回作戦に必要な橋頭堡を確保するために計画された多目的支援艦。しかしその実相はあらゆる妨害を独力で排除し得る程の兵装と両用戦機能を併せ持った「強襲揚陸艦」的な性格の艦である。
揚陸輸送艦でもある一方で、本艦は通常護衛艦に匹敵する戦闘力を有する。これは作戦途上の戦闘を想定したこともあるが、護衛艦と揚陸艦の任務を統合することで、艦数を増やさずに人的資源の有効活用を企図したという一面もある。状況によっては敵占領下にある重要施設及び港湾への先制攻撃が想定されたため、本型は護衛艦で最初に巡航ミサイルタクティカルトマホークを就役当初から標準装備した艦となった。




