#3
俺の特技その2である見様見真似で謎人Bを倒し、 高速移動をしていた謎人Dを一発で仕留めた。
意外にも動体視力は良いようだ。
そして残った謎人A.Cとの距離を縮めていく。
乾いた荒野に響く足音が相手に恐怖を覚えさせる。
「クソッ。電気技以外ならどうだ!」
そうして謎人Aは術式?を唱え始める。謎人Aの下にはでっかい魔法陣が現れた。
「喰らえっ!」
俺を襲うように蛇の形をした魔術は残念ながら、俺にダメージを与えることはなかった。
見様見真似で魔法陣を作り出し、ガード魔術として使ったからだ。
これも現実でしたゲームでよくある技だ。
この技は謎人Aを真似たわけでなく、現実のゲームの技を真似たものだ。
こんな事も出来たのか俺。現実でも使えただろうに。
一気に神経を使ったからかどっと疲れが溜まってきたが、そんな事も気にせずに俺は科学技である電磁砲を謎人A.Cに放った。
しかし、さっき使ったからかだろうかあまりダメージを食らっていないようだ。
相手も反撃したいが、同じ技以上で返されるため迂闊に攻撃はできないだろう。
なら仕掛けるしかないな。
俺は空中に沢山の魔法陣を出し、相手を囲んだ。
「囲んでなにをするつもりだい?」
謎人Cはまるで俺を能無しの人間のように言った。
もちろんちゃんとした攻撃の準備だ。
「言っておくが俺はニュービーだが、無法者なんでね」
「なっ、なにが無法者だ」と言いかけた時に魔法陣に向って科学技の電磁砲を再び放った。
俺の思惑通りに攻撃が決まった。
俺の放った電磁砲は空中に出していた魔法陣に跳ね返り、威力を上げて相手に降り注いだ。
そして相手は声を上げることなくその場で倒れた。頭にloseという敗北を意味する表示が出た。
「終わったのか? 勝ったのは良いが・・・」
独り言をつぶやくと、スマホが鳴った。
「 おっ、帰れんのか?」
しかしちょっとだけ違った。
スマホには『勝利 ???』と出ている。
これは勝利者表示だ。ゲーマー脳がそう言っている。
勝利の横には名前が来るのだろう。
???になっているのは、きっと名前を入れていないからだろう。
この世界は現実世界とは全くの別物であり、ここで本名を晒してしてしまうのはプライバシー的に良くないだろう。
俺の本名である 隣藤あたる(となりふじあたる)の読み方を少し変えて、もじり Re:A (リア)と登録した。
我ながらかっこいい名前を付けたなと思うが、書き方がなんか恥ずかしい気がした。
まぁ大丈夫だろ。
するとスマホの画面が変わった。
『帰還しますか? yes or no 』
もちろんyesだ。
yesをタップすると視界がブラックアウトした。




