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平穏?そんなわけあるか!  作者: 渡志野 思乃
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彼を取り巻く世界

初投稿にして連載形式という無謀な試みです。

趣味程度の気持ちなので暖かい目で見守ってください。

夏もそろそろ終わりという頃。

特にすることもなかったので自室で小説を読んでいた。今はやりのラノベというヤツだ。

数ヵ月前から友人に薦められ気になって読んでみることにしたのだがこれはかなり面白い。もっと早く気付くべきだった。小学生の時から存在は知っていたが当時の我々からしたら差別用語であるオタクと呼ばれるのが嫌でずっと手をだしていなかった。何となく雰囲気も手をだし辛い感じだったせいもある。

そして意を決しラノベコーナー足を踏み入れ、手についたなんとなく読めそうな本を赤面しながら買い、なぜか沸き上がってきたやっちゃった感とワクワク感でなんとも言えない気持ちになりながら本を開いて僅か一時間。世界が変わった。

今まで読んできた本と雰囲気が違うというのもそうだが表現しにくい、何か世界が広がった感じがした。

小さい頃始めてゲームを開いた感じに似ていた。

それからラノベにドップリとハマり夢中になって読んだ。

だが一つ、気になる事がある。

新しい本を買おうとコーナー全体をざっと見渡した時必ず二つのワードがちらっと見える

「異世界」 「妹」。

オススメのラノベを調べたりなんかしてもこの二つワードがタイトルやあらすじに入っている作品がとにかく多い。

ここが気になる。

「異世界」は別に気にならない。僕もよく読むジャンルだ。

問題は「妹」。

このタイトルがつく作品には勿論妹が登場する。この妹、僕が読んできたかぎりでは滅茶苦茶可愛いのが多い。僕もこれを見てああかわいいなと思う。

じゃあなにが気になるかって本当に妹はこんなにかわいいか?という事だ。どうしても読んでて不自然に思う。と同時にとても悲しくなってしまう。なぜなら.....



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