ひねくれ者の異世界討伐
気付いたら、原っぱに身一つでに寝転がっていた一人の少年、黒呼。何があってこんな所で寝ていたのか思い出そうにも、名前以外は綺麗さっぱり記憶が無くなっていた。欠如した記憶を取り戻そうと世界へと旅に出る――――訳でもなく、記憶喪失も大して気にもせず、その日その日を適当に楽しんで生きていく。魔物が普通にうろつくこの世界で、体が丈夫なのを生かして魔物を討伐して金を稼いでいた。ただこの主人公、ひねくれていると言うか、面倒臭がりと言うか……魔法が浸透している中、性に合わないからと、接近戦の肉弾戦を手法として戦うとかどうなのよ。
プロローグ
2017/05/19 10:56