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超短編

僕の神様は世界を捨てた

作者: ミーケん

【Twitter企画15作目】

 神様はいつかこの世界を捨ててしまう。

 だったら僕も神様を諦めよう。神様なんかに捨てられるんなら僕は神様を捨ててやる。

 僕はいつも神様なんて信じてない。だってそんなの人間の作った都合のいい人形なんだから。

 勝手に信じて、勝手に祈って。そしてそれが叶わなかったら怨む。自分で勝手に祈ったくせに。

 そんな自分ではなにもできない人間によって作られた神様が僕たち人間の住む世界を捨ててしまう。

 そんなの間違ってる。そんなの違う。正しくないだろう。

 本来はそうじゃないはずだ。

 僕が捨てないといけない。僕ら人間が捨てないと正しくない。

 それなのに、神様は今日。世界を捨ててしまった。

 1週間の最期の日。そしてそれまでの世界の最終日。

 神様は日曜日に世界を捨てた。

 僕の先生が今日だけ来なかった。

 僕の両親が今日だけ帰ってこなかった。

 僕の友達が今日だけ連絡しなかった。

 僕の咳が今日だけなかった。

 また明日になったら帰ってくるんだ。そうに違いない。

 僕はいつも通りに寝た。

 でも、次の日になっても変わらなかった。

 違う。次の日が来なかった。寝て、起きても時計の針はまったく動いていなかった。ずっと、ずっと見ていたがやっぱり動かなかった。

 明日が来ない。それは神様が世界を捨てたから。

 明日にならないと僕の先生に会えない。

 明日にならないと僕の両親は帰ってこない。

 明日にならないと僕の友達からの連絡もない。

 明日にならないと僕の咳もなくなる。

 先生は言っていた。


『君の咳は君が生きている証だ。だから君の咳が止まったら自分は死んでいると考えた方がいい』


 僕は死んでいる。

 僕は死んでいる。

 だから明日が来ないのか?

 だから誰にも会えないの?

 だから咳が止まったの?

 違う。違う違う違う。

 そうじゃないんだ。僕が正しい。

 僕は生きている。咳はないけど生きている。神様が僕の世界を捨てただけだ。世界を捨てたら死ぬなんてそんなことはない。

 僕の神様は違うんだ。僕の神様は違うんだ。

 僕の、僕の、僕の、、

 僕の作った神様は違うんだ。


 あれ?僕の?僕の作った?

 〝作った〟神様?

ども。

今回はすこし間を開けてしまいました。

いやー。ちょっとリアルで忙しくてですねー。

まぁ、それはお、い、と、い、て!

今回の短編は神様をテーマに書いてみました!

僕ってなんかずっと現実世界での話を書いてきた感じがありまして、、、。

神様をテーマにすればファンタジー書けるかなーと思ったんですよ。

ですが、読んでくれた人にはわかると思いますが、そんなにファンタジー要素ないですよね。

いやー。ファンタジーって難しいなーと感じました。

ファンタジー書ける人が羨ましいです。

あれ?後半ずっとファンタジーの話ですね!?

なんか毎回後書きが長すぎです。笑

では、また次の機会にどーぞー!

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