表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/18

限界突破その7

風邪を引いてしまったので、文章力が無くなってます。

言い訳ですが。

皆様、読んでいただきありがとうございます!

もっといい作品を書けるよう努力していきたいと思います。

誤字脱字、アドバイス等々ありましたら教えていただけるとありがたいです。

 転送される直前瞬が「いいな」っていったのは聞かなかったことにしよう。

 このゲームSky is the limit onlineはだいぶ変わってしまっているのかな?

 運営がSITOと略していたことから、今はSITOと呼ばれている。

 運営から馬鹿みたいな内容のメッセージが来て、なんか…クジ玉空けて…

 そして。僕は〝地獄〟にいる。周りの風景だけでもわかる。本とかで出てきそうだ。

 悪いことした?いやいや、クジ玉空けただけ!

 なのに、運営のせいで地獄にいる。


「侵入者発見。魂ヲ収集シマス」

「っ!?」


 突然、見るからに死神という姿をした化け物がこちらを向く。

 そして、手に持っている(殺人器)をこちらに向ける。

 めちゃくちゃ怖い。


「うわぁぁ!」

「コロス」


ブオンッ!


 音を立てて鎌を振る。

 俺は間一髪よける。

 死ぬ!リアルな恐怖が動きを鈍らせる。

 その瞬間。


ズドン


 音を立てて腕が落ちる。俺の腕。やばい!もの凄く気分が…

 このゲームは多少の痛覚が通っている。なので、声が出るほどではないが痛い。

 HPが一気にもってかれる。というか、もうレッドゾーン。

 冷静に物事を考えられない。ゲームとは思えないような、恐怖が全身を襲う。

 逃げなきゃ。一刻も早く。だけど、〔走る〕のスキルは持っていない。

 これ以上はない。というほどの恐怖。

 怖い。死ぬ。

 うわぁぁ!

 そんなのは、死神には関係ない。

 鎌を振るう。鎌を振るう。

 間一髪で俺はよける。なんでよけられるのかはわからない。


「魂ヲ収集シマス」


 薄暗い闇の中に、目が赤く光っている。

 怯んで、動けない。

 苦し紛れにそこらへんにある石を投げる。

 透き通る。聞かない。あたらない。ダメージを与えられない。倒せない。逃げれない。


「トドメダ。クルシメ。」


 不吉な言葉を投げかけてくる。

 聞かないとわかっていても、石を投げる。思考力がなくてなってきている。

 そして、そんなことは死神には関係ない。

 死神は鎌を振り下ろす。


 真っ二つになった俺は、焦げて死に戻りした。(後の予想では、料理スキルの失敗したときの焦げだとおもう。)


____________________


 死に戻りすれば、梨たちのところにもどれるかな とおもったがやっぱり関係なく死に戻り専用の地点があった。

 そこからでも死神が見える。死神はずっと徘徊していて、周りを見回している。

 何でだろう…俺は倒されたはずだが。

 まぁ、今はどうでもいい。地上に戻らなければ。

 とりあいず、あいつを倒さないと進めないということがわかった。

 1時間の間にいろいろ石を拾ったり、アイテムを整理したりした。

 再戦だ。くるとわかっていれば、怖くない。

 怖いのは、あの物理攻撃無効だ。あれはどうしようもない。


 石の採取をしていたら、1時間経った。


「うぉぉぉぉ!!」


 実は怖い気持ちを抑えて、飛び掛っていく。

 声をあげなきゃやってられない。


「侵入者発見。魂ヲ収集シマス」


 さっきと同じせりふを吐かれる。


「うぉぉぉ!!」


 叫びながら、そこらへんの石を投げる。

 投げる。投げる。投げる。


「畜生…!」


 やっぱり透き通る。

 それでも、投げる。


「初心者の鎌〝立体化〟」


 ズドンっとのしかかる。

 やっぱり重い。使えないか…

 俺の思いついた対策はここからだ。


鎌重くて使えない


重いのはどこ?


木のもち手と鉄の刃の部分


重いのは鉄の刃の部分


なら、そこをとればいい!


 こういう考えにいたりました。

 さっきの一時間で、ある程度準備してある。

 壊れるかどうか、不安だったが壊れるらしい。

 タブン、なんかのスキルで確認する…のかな?


「キサマ…低俗如キガ…!!」


 死神は怒っているらしい。

 そうか…死神は鎌ってイメージがある。まぁ、地獄=死神じゃなくて鬼とかのイメージが。

 おっとそれはどうでもいい。

 まだ、鎌を壊してはいない。

 死神はとにかく鎌を振り回している。これを利用しない手はない。


ブオンッ


 俺の足をかすめる。くそっ!失敗だ!

 HPが4分の1減らされる。かなり攻撃力が高い。直撃したらもちろん死に戻りだ。


「コロス」


 死神はやっぱり怒っている。

 俺がさっきより冷静だからかもしれないが、動きが良く見える。

 俺は石を投げ続ける。

 そして…

 鎌が俺の目の前を通り、地面に突き刺さる。

 地面においてあるのは…鎌。

 バキンッと音を立てて、折れる。

 アイテムを確認する。使えなかったらしゃれにならない。


初心者の鎌(刃の部分破損)__________________


 初心者の鎌が壊れてしまった、鎌。

 一応使えるが、実践にはかなり向いていない。


 攻撃力+0・5 重量3


________________________________


 かなり弱い。が問題ない。

 攻撃さえできれば、相手にあたりさえすれば。


 俺は壊れた鎌…棒を持って死神の前に立つ。

 死神は怒りクルって、鎌を振り回している。

 まだ、怖い。

 だけど集中だ。

 正直勝てるとはおもわない。物理攻撃が聞かない死神に、攻撃し続けて意味などあるのか。


 しかし、戦う。

 楽しい。怖いけど、楽しい。

 ゲームだからか?もともとスポーツが好きで、部活もやってて、そして…瞬ほどではないけど中二病。


 戦いが…楽しい。ゲームが…おもしろい。


 集中


「グギギ」


 死神がうなり声を上げる。

 俺の雰囲気が変わったからか?

 負ける気がしない。


「ふふふ…行くぜ?」


 棒を死神に向かって、一直線に振る。

 あたるが、ダメージはない。

 立て直した死神が、こちらに鎌を向ける。そして、振る。

 ぎりぎりでよける俺は、あと少しであたっていたかもしれない…という感情を楽しむ。

 俺は突進していく勢いで死神に走っていく。そして、石を立体化して投げる。よける死神はしゃがみながら鎌を投げる。

 ソレを棒で叩き落す。

 死神は何も持っていない。

 

 これで、死神は無防備状態。

 棒で…叩く叩く叩く叩く。

 縦横様々な方向から。


「グォォォォ!!!」


 いける!

 その思った瞬間、俺の棒は二つに切られた。

 やばい!と思いつつ、石で応戦。

 石を頭に向かって投げる。

 余裕でよけられるが、死神は攻撃態勢に入っていない。

 殴ろうと振りかぶって死神に拳を振り下ろした。だが、スキルがない俺は使えることは使えるが威力は絶望的に低い。


 こうなったら、石しかない。

 もってるありったけの石を投げる。のも無理だった。

 スタミナ…ゲームのスキルなどの使用に当たって減る。

 スタミナが無ければスキルは使えない。

 そう。スタミナ切れした。

 俺は、石を投げることすらできなくなった。

 ソレは戦闘不能を意味する。


 と、同時に集中力も切れた。

 恐怖が襲ってくる。


「ココマデ侮辱シタ罪ヲ!!」


 さっきまで、声が耳に入らなかったが今は聞こえる。

 怒っている。やばい。恐怖で動けない。


「鎌スキル〝地獄乃鎌鼬〟」


 鎌を何度も振る死神。そこの先から鎌の刃の部分の形をした風のような物質が出てきて、俺の体を切り裂き続ける。

 俺は、二度目のリトライもあっけなくやられた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ