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いざ勝負!

「エチョ耳とか、聞いてなかったんですけどね??俺?!」


手続きを終え、露天が許可されている場所にやってきた。

早朝から朝市なんかも行われるから、昼近くになってやってきたら当たり前だがいい場所なんてもうない。

だがそれも計算してある。

俺が売りたいものは、そんな激戦区で勝負するものじゃないからだ。

準備を始める俺の周りを、ネルはふわふわ漂っている。


「言っておらなんだからな??」


「~~~!確かにそうですけどね?!知らなかったからびっくりしたじゃないですか!!」


「だがこの世界で生活するなら、相手の言っている事が分からなければ困るであろう??」


「それは……そうなんですけど……。」


「目の光の取り込み具合を調整したのと対して変わらん。言葉を聞いた時に、それが音の分野につながるのではなく意味に繋がる様にしただけだ。」


「………何か…意味がわかるようなわからないような……。」


「それにエチョ耳とはいえ、全部が全部わかる訳でもない。コーバーの中にそれを意味する言葉がなければおそらく何かわからないだろうし、故意に聞かせまいとされた言葉は聞き取りにくいだろう。」


「なるほど。だからスーダーとかエチョとか、それを表す言葉が俺の中にない新しいものは意味がわからないままだったんですね~。それに故意に聞かせまいとするものは聞こえないか……。万能な通訳って訳でもないんですね。エチョ耳。」


俺は活気づいている露天市の隅に、巻きスノコと組み木を応用して作ったテーブルを作り始めた。

珍しいのか、通る人がチラ見してくる。

最後に風呂敷として使ってきた布を掛ければ、見てくれは綺麗なテーブルの完成だ。


「……お主は何やら器用だな?そう言う仕事をしておったのか??」


「そういう訳ではないですけどね?俺のいた国は狭いんで、物を小さくする仕組みや紙などを折ったりして立体にしたりと、そういう事が昔から良くやられていたんですよ。」


「紙を折って立体にする??」


「簡単なのだとこんな感じです。」


俺は商業許可所でもらってきたいらない紙で、テーブルの上に箱を作って置いた。

いくつか作って持ってきたものを分けていく。


「……便利そうだな??むしろそれが売れるんじゃないか??」


「ハッ!!確かに!!」


お金が入ったら綺麗な紙とか丈夫な紙をちょっと見て、どれぐらいの元手がかかり、商品として売れる値段と合うかを調べてみよう。

それともむしろ技術として売った方が良いかな??

でも俺ができる折り紙の技術なんて売り物にするのはおこがましいしなぁ。

何か商品のおまけとかにする方向で考えてみよう。


異世界に来てしまって何も俺にはないと思ったけど、俺が当たり前にやっている事の中にも、この世界には珍しい事だったりと、案外、色々できる事はあるのかもしれない。

異世界で折り紙とかが役に立つとは思わなかったが、おばあちゃんに色々教えてもらっておいて良かった。

ありがとう、おばあちゃん。


「コーバーさ~んっ!!」


そこに元気のいい声がかかる。

振り向くとノース君が桶に水を汲んで運んで来てくれた所だった。


あの後、めちゃくちゃギムギムさんに感謝され、二人の恋路を心配していた職員の皆さんからもお礼を言われ、この街が初めてだと言う俺に特別待遇と言う事でノース君が案内係として昼休みまでついてくれる事になったのだ。

ギムギムさんはリーフスティーさんの取り込んだモリーアの代金を払うとまで言ってくれたが、それはネルがした事だしと丁重に断った。

ただ、今日の夕飯をご馳走してくれると言うので、そのお言葉には甘える事になった。

これで最悪、全然売れなくてもスーダーの料理を食べる事ができる。

俺は気持ちが楽になって、露天を開く事ができた。


「重かった~!コーバーさん、意外と人使いが荒いッスね?!」


「ごめんごめん、俺だと水場とかもよくわからないから時間がかかるかなって。」


その場にへたり込んだノース君に俺は申し訳なさそうに謝った。

そんなノース君の前にネルがパタパタ降りてきて、冷たい視線を向ける。


「何だ?若いウォーグルの癖に、水桶を運んだ程度でヘタるとは。随分とひ弱なのだな?!」


「ウォーグルが肉体労働向きのガチムチなのは昔の話ッスよ?!ネルちゃん?!俺は室内労働向きのウォーグルッスよ~。」


ウォーグルの正確な意味はわからないが、多分、獣人の事をそう呼ぶんだろう。

にしても室内労働向きって……、室内犬みたいでちょっとおかしい。

俺はプッと吹き出しながら、水も来たことなので準備を始めた。


「あ~!酷いッス!コーバーさん、笑った~!!」


「ごめんごめん、何か可愛いなぁって思って。」


「ん~、可愛がられるのは嫌いじゃないけど、できれば女の子の方が良いッス。」


「悪かったな、男で。」


「でも特別に、撫でてくれてもいいッスよ~。」


「う~ん、ちょっとなでてみたいけど、絵図ら的に何か変だからやめとくよ。」


大人の俺が、大人?のノース君をなでなでしているのを想像して、また吹き出しそうになる。

年齢はわからないけれど、公共機関で仕事をしているのだから、若そうなノース君も大人という年齢なのだと思う。

確かにちょっと、あのピコピコよく動く耳とか短い毛が柔らかそうで触ってみたいけどさ。

そんな露店の開店作業をする俺をよそに、大きな犬っぽいノース君と猫っぽいネルが横で漫才みたいな事を続ける。


「……コーバーは我をなでればよい。」


「なんスか?ネルちゃん、ヤキモチっすか??」


「妬いてはおらぬ。」


そんな事を言い合うネルとノース君。


ちょっと待ってくれ……!!

何なのその、可愛いの大渋滞!!

もふもふ好きを殺す気か?!

そうなんだな?!


もしも変人っぷりに舵を全開にしても良いなら、二人まとめて撫でくりまわしてもふもふ天国を味わいたいが、それをしたら絶対露店に人が寄り付かないのが目に見えてる。

俺は笑いたいのともふもふしたいのの両方を堪えつつ、木の実の殻を洗ったボールを使いやすい様に並べた。


「よし!では手始めに、水を運んできてくれたノース君に、1杯ご馳走するよ。」


準備が終わった俺はそう言って笑った。

ノース君は立ち上がり、俺が何を売ろうとしているのかと店前に立った。

うん、ノース君は素直だから、うまく行けばかなりの効果が期待できると思う。


俺は透明なコップを一つ、机に置いた。

こればっかりは森の中で手に入れる事はできないので、ネストルさんに数個、作ってもらった。

割れないように持ってくるのに少し苦労したが、この透明なコップがこの露店の鍵となる重要なアイテムなのだ。


コップを興味深く眺めるノース君。

そこに俺はあの青い花の蜜を入れた。

う~ん、こっちの国の人にはどう見えるのかわからないけど、やっぱりこの深くて濃い青さは俺的には口にするのは躊躇する色だよなぁ~。


「……もしかして、蜜水ッスか??」


「うん、そう。」


「蜜水売るんスか……売れますかねぇ??」


「うん、どうかな?まぁ見ててよ。」


俺の売ろうとしている商品がわかり、ノース君は難しい顔をした。

確かにね、ただの蜜水だったら俺もそんなもの売ろうとは思わなかったよ。


さて、勝負と行こう。


俺は笑った。

ネルは黙ってそれを見ていた。

花の蜜を水で割り、少し色の薄まった深い青の蜜水ができる。


「さて!!お立ち会いっ!!」


「おお?!びっくりした!!」


俺が声を張り上げると、歩いていた人達が顔を向けた。

ノース君もいきなり俺がそんな風に声を上げるとは思わなかったのかびっくりしている。

俺は気にせず、高々と青い蜜水のコップを持ち上げた。


「ここにありますのは、何の変哲もない花の蜜の蜜水でございます!!」


「コーバーさん?!どったの?!」


「今からこの青色の蜜水の色を!淡い赤色に変えて見せようと思いますっ!!」


「え?!何で?!」


ノース君、いい反応です!

俺の声と素でびっくりしているノース君に、遠巻きにだが足を止めて見ている人も出てきた。

俺はそこでネストルさんがしてくれたように、木の実を取り出して見せた。


「ここにありますのは何の変哲もない木の実でございます。本来ですと酸味が強すぎて食用にはされないものですが、当然、毒ではありません。………うわっ!!酸っぱっ!!」


毒ではない事を見せるために、俺はそれを囓ってみせた。

ただ、森の中で噛って見たやつよりも酸っぱくて、俺は思わず派手に噎せた。


「コーバーさん?!大丈夫ッスか?!」


演技ではなく本気で噎せていたので、ノース君がアワアワしている。

そんな俺の様子に、ちょっと周りからは笑いが漏れた。


「……失礼しました。この様に、毒はありません。ちょっと大きさの割にかなり酸っぱいですけど……。」


噎せながら言うと、周りも笑う。

数人の人が興味を持ってくれて、店の近くに来てくれた。

思わぬアクシデントだったが、いい効果をもたらせてくれた。

俺は新しい実を取り直し、それをよく見えるようにコップと並べて高く掲げた。


「さぁ!よく見ていて下さい?!この蜜水にこの木の実の果汁を加えますと………っ!!」


皆が見ている前で、俺は蜜水に木の実を絞った。

それが落ちると、ふわっと青い色が薄まり、果汁の濃い部分は濃い赤色を示した。

それを棒でかき回し、全体に馴染ませる。


「えええぇぇぇぇぇ~っ?!何ででスッか?!青かった蜜水が赤っぽくなったッスっ!!」


ノース君、君、サクラを仕込んだのかってくらい、いい反応です。

周りにいた人も、ノース君が派手に反応してくれたもんだから、恥ずかしがらずに素直に驚いてくれた。

店の前に近づいて見てくれる人が増える。


「どうですか?!綺麗な色でしょう?!」


「ほぇ~??何で??何で色が変ったんスか?!」


不思議かるノース君。

いや君、本当にいい反応です、ありがとう。


俺はそれを木の実のボールに移した。

透明なコップはたくさんはない。

だから作る時に色が変わるのを見る為に使うに留めなければならない。

そうやって目の前で移し変えた物をノース君に差し出す。


「え?!」


「手伝ってくれたお礼ですよ。飲んでみて下さい。」


ノース君はボールを受け取ると、心配そうにクンクン匂いを嗅いでいた。

周りの人もその様子をじっと見つめる。


そう、ただ色が変わっても駄目なのだ。

飲み物として飲めなければ意味がない。


「匂いは……蜜水ッスね??木の実の酸っぱい匂いがちょっとするッス……。いい匂いかも……??」


詳しい説明ありがとう、ノース君。

そして恐る恐る色の変わった蜜水を口にする。


「!!」


はじめは恐る恐る一口。

でもすぐにゴクゴクと飲み始めた。

最後にプハーっとまでやってくれて、今日、ノース君という人に出会えた事を、俺はとても感謝した。


「美味いッス!!何ですか?!これは?!」


「蜜水だよ?」


「蜜水なんだけど、甘すぎないし!酸味でサッパリしてて!!凄く飲みやすいッス!!」


「ちょっと汗かいてたしね、普通の水より、飲みやすかっただろ??」


「はい!!何か体に染み渡る~って感じッス!!」


食レポまでしてくれるなんて、ノース君は天才なのだろうか……?!

異世界にTVショッピングがあったら、間違いなく欲しい人材だ。


「……あの~、コーバーさん…。」


「ん??」


「もう一杯!おかわり下さい!!」


「え?!流石にそれは?!売り物だし?!」


「買うッス!!もう一杯、飲みたいッス!!おいくらですか?!」


そう言われ、いくらで売るか決めてなかった事に気づく。

ヤバい、大失態だ。

元手がなかったから、そこの計算してなかったや。

だが俺は、ノース君の才能に掛けてみることにした。


「う~ん??いくらぐらいだと思う??」


「3ローグぐらいッスかね?!」


「3ローグ……。」


お金の単位のローグがよくわからないが、飲み物、一杯に3ローグと言うからには、多分、1ローグが100円くらいなのではないかと思う。

こういう時、大体の人は自分が買いたい金額の少し高めを答える。

だからおそらくノース君のこの蜜水の希望価格は2.5ローグぐらいなのだと思う。

となると250円ってところだろう。

う~ん??これに250円??


「え?ええ??5ローグぐらいッスか?!」


俺が中々答えなかったからだろう。

ノース君がオロオロしながらそう聞いてきた。

なるほど、それ以上高かったら絶対に買わないってラインが5ローグなのだろう。

これで俺の中で少しここでの金銭感覚が養われた。

俺はニッコリとノース君に笑いかける。


「5ローグって、そんなに高い訳ないじゃないか!」


「そうッスよね?!びっくりした!!」


「2.5ローグ……いや、今日は初回だし、2ローグにオマケするよ!!」


俺としては200円でも高いと思うが、商売は勢いだ。

今は皆、物珍しがっているから少し高めでもイケると思うが、慣れてきてしまえば値下げだって必要になる。

今日の所は2ローグで押し通そう。

勢いに流されたノース君は嬉しそうに声を上げる。


「2ローグッスか?!買うッス!!」


「ありがとう。今度は自分で色を変えてみなよ。」


「えぇぇぇぇぇッ!!自分で混ぜて良いんスかッ!!嬉しい!!やりたかったんですよ~っ!!あれっ!!」


俺は素早く青い蜜水をコップに作ると、木の実をノース君に渡す。

ノース君は木の実を絞り、蜜水の色を変えた。

周りで見ていた人達も、おおっと声を上げる。


「出来たッス!!俺にも出来たッス!!」


高々とコップを掲げるノース君。

シッポがブンブン嬉しそうに振られていてめちゃくちゃ可愛い。

俺は笑いながら声をかけた。


「悪いけど、飲む時はボールに移してね。透明なの、数がないから。」


「わかったッス!!」


そう言ってノース君はさっき使ったボールに蜜水を移し、ごくごく飲んだ。

そんなに喉が乾いてたのかな??

というか、きっとこの子はお調子者というか、乗せられやすいんだろうなぁ~。

ありがたい反面、ちょっと心配になってしまった。


「美味しい~!!何か甘さと酸っぱさが、絶妙~!!」


ペロッと口の周りを舐めて、そう言った。

そりゃね、こっちも売るからにはどれぐらいの濃度だとちょうどいいか、何度も確認したからね?

ノース君の様子を見て、近くにいたカナカの若い男の子が二人、俺もやりたいと手を上げた。


「はい、では一杯、2ローグね~。」


あまり透明なコップは出したくないが、ここで1人ずつにすると勢いが止まってしまう。

俺はノース君の使ったコップを軽く洗い、もう一つ新しいのを出して、素早く青い蜜水を作った。


コップにマドラー代わりの棒を指し、木の実とお金を交換する。

この男の子たちがノース君と負けず劣らずいい反応をしてくれ、何だ何だとさらに人が集まった。


買い物帰りちょっと喉が乾いたな、という位置に、風変わりな蜜水の店があれば、興味本位で買ってくれる人は多かった。

皆、自分で色を変えるというのも面白かったようで、話題性もあり、後半になると飲んだという人から聞いてきたというお客さんも増えてきた。


俺が思った以上に店の回転が早く、途中からはノース君にも手伝ってもらってしまった。

ありがたかったけど、君、昼過ぎてるけど仕事に戻らなくていいのかい?!

でも手が足りなかったし、楽しそうに接客するノース君を見ていたら、何か言いそびれてしまった。


店の売れ行きは順調で、結局、夕方になる前に蜜も木の実もなくなってしまい、惜しまれながら早々と店じまいする事になった。


「終わったッスね~!!」


「うん。ありがとう、ノース君。助かったよ。」


「いえいえ~!!何か久しぶりにスゲー楽しかったッス!!」


「それは良かった。でも、仕事に戻らなくて大丈夫だったのか??」


「………ハッ!!ヤバいッスっ!!」


どうやら楽しくて完全に本業の仕事の事を忘れていたようだ。

ハタと今更気がついて、青ざめた顔で俺を見る。

何か、病院に連れて行かれた犬みたいになってて可哀想可愛い。


「と、とりあえず、一度戻った方が良くないか?!」


「ウエェェェ~!!絶対!怒られるッス!!」


「片付けが終わったら!!俺もすぐに行って事情を説明して一緒に謝るから!!」


「うわぁ~ん!!コーバーさん!!怒られるの怖いよう!!」


「とにかくすぐに帰った方が良いって!俺もすぐに行くから!!な?!」


「絶対ですよ~?!絶対、すぐ来てくださいよ~?!約束しましたからね~?!」


何だろう??この手の焼ける後輩みたいな感じは??

ぐずるノース君をなだめる為に、ぽんぽんっと撫でる。


「………仕方あるまい、我がついていってやろう。」


そこに今までどこにいたのか、ネルの声が聞こえた。

どこに行っていたんだろう??

気にはなったが、それは後でも聞ける。

今はノース君の事が先だろう。


「ネルちゃ~んっ!!」


「ええい!小さな我にまで懐くな!!ウォーグル!!」


「そんな事、言わないでよ~っ!!」


何でこの二人は揃うと漫才みたいになるんだろう??

ちょっと面白い。

俺は笑いを堪えながら、ネルに頼んだ。


「ネル、悪いけど一緒に行って上げてくれる?俺の露店が手が回らなくて手伝ってくれてたんだって伝えて。」


「仕方あるまい。我が行ってくるから、コーバーはゆっくり店じまいをするといい。」


「うん、ありがとう、ネル。」


そうしてネルとノース君は商業許可所に向かって行った。

俺は思わぬ感じで一人になり、ほうっと息を吐き出す。


何か、思わぬ1日だった。

花の蜜水がこんなに良く売れるとは思わなかったし、こちらに来てネストルさん以外の存在と、こんなにたくさんの人と接したのも初めてだった。


白い虹を見たせいか、予想以上の成果を得られた。

ビギナーズラックだったのかな、とも思う。


お金やコップなどを片付け、机を畳む。

それを全部大きな布に包み込んで背負った。


「売上、一部はノース君に渡さないとなぁ。」


そんな事を思う。

緊張と忙しさで忘れていたが、お昼を食べていなかった。

森から持ってきた果物なんかを軽く口にしたけど、手伝ってくれているノース君にできるだけ食べてもらっていたから、気が抜けたらググ~っと腹の虫が鳴いた。

ギムギムさんとの待ち合わせにはまだ少し時間があるし、何かちょっと口に入れたい。


「着替えとかも買いたいしなぁ~。」


ノース君の事はネストルさんがいるから多分大丈夫だろう。

ギムギムさんとの待ち合わせも商業許可所だし、一度は顔を出すんだから、後から行けば良いかな。

俺はそんな事を思いながら、露天市の中心部に向かって歩き出したのだった。

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