安定した生活目指すには職業を勉強してから実践してみよう
投稿ペースが不規則なのは許してください。忙しいんです。マジで申し訳ないです。
あと、内容的に転換が速いです。
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(やっと俺の番か。)
拓翔は唾を飲み込んだ。
「読んでいいでもしょうか。」
「あぁ、全然OKだぜ。」
執事は一呼吸した後読み上げ始めた。
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名前 唐沢 拓翔
性別 男
職業 創造者
HP 150/150(一般100)
AP 100/100(一般300)
Lv.2
筋力 29(一般13)
体力 27(一般17)
俊敏 26(一般19)
物耐 1(一般10)
魔耐 0(一般5)
スキル
『クラフト』素材を消費しアイテムをを作成する。
『インベントリ』1種類のアイテムを50まで所持することができる。
『エンチャント』武器やツールなどに特殊効果を付与する。
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これっていい方なのか?おいおい魔耐0っておかしいだろ。
「クラフターか、、、。全く聞いたことがないな。」
「え?どういう事なんですか?」
「私が国王になった時にはもうなくなっていた職業かもしれないな。それとも新しい職業なのか。」
しばらく沈黙が続いた。
「そういえばダンジョン攻略したら俺たちの世界に帰れるのか?」
「帰ってもいいぞ。でも君らの世界に行ってからここに帰るのは可能だが、寿命が半分になる。」
「まじかよ。」
拓翔のテンションが急に下がる。顔を下げると恵美里が耳もとに顔を近づけた。
「2人じゃ攻略は難しそうだから修仁君と私の友達を召喚していいか聞いてくれない?」
拓翔は恵美里にグッジョブサインを出した。
「国王様、最後の質問良いでしょうか。」
「よかろう。召喚されて間もないのだから好きに質問してもよいぞ。」
「ではお言葉に甘えて。我々二人では心細いので あと二人召喚とかできないでしょうか。」
「召喚は可能だが、準備には時間が必要だ。だから今日は宿で泊まるがよい。金は私が負担する。」
「誠にありがとうございます。」
「それでは町の見学に行ってまいります。」
「そうか、また明日ここに来い。あとこれを君らに渡さないとな。」
執事が封筒のようなものを2枚巧みに投げた。恵美里はそれを知っていたかのようにつかんだ。
「すげぇ。」
☆☆
「ちょっと図書館行っていい?創造者の事、知っておかないとな。」
「別にいいよ。」
二人は図書館へ向かった。
図書館はとても広く、入り口を見つけるのに時間を使ってしまった。入り口のドアを開けると受付が配置されていた。
「ギルドカード、又は国民票を提示してください。他国からの方はアロマトロス入国書を提示してください。」
二人は指示に従いギルドカードを提示した。
「なるほど、あなたたちは異世界の方ですか?」
「そうです。だから日本語っていう言葉の本とかないかと思いまして、、、。」
受付の人は机の下の引き出しからメガネを2つ取り出した。
「その場合はこれを使ってください。」
「これ、何です?」
「簡単に言えば翻訳してくれるメガネです。現在はニホンゴに設定中ですのですぐに使えますよ。」
ざっくりとした説明だった。受付を去り、看板を確認した。
「職業関係は3階か、、、ってエレベーター無いのかよ。階段で行くとかマジ勘弁。」
と言いつつ階段を駆けて行った。3階に到着し、二手に分かれて本を探し始めた。3階だけでも本が10万冊あり探すのが大変だった。ようやく目的の本を見つけた。その本によるとクラフターは300年前に破滅した生産職だが戦闘にも適していることから身分的なものでは上級に値するらしい。クラフターは作業台というものを使い武器を製作することができ、使うことができるため合理的で無駄がない。
「あれ、破滅って。俺すごくねww」
さらに読んでいくといろんなことが書いていた。クラフトの説明や特殊能力のリバースクラフトなど書いていた。
「よし、これでばっちりだな。」
本を元の場所に直したあと、恵美里と合流した。
「ちょっと買い物していいか?」
「どうするの?お金ないけど。」
「物々交換でシャーペンとかで何とかなると思う。」
図書館から市場へ向かった。
「いらっしゃい!!兄ちゃん!!」
ごつい店主がテントの中に座っていた。
「その剣と盾が欲しいんだけど、このインクいらずの筆で交換とかできる?」
店主は目を光らせていた。
「試しに紙に書いてみるぜ。」
店主は文字を書き始めた。
「こいつはすげぇよ、わかった。交渉成立!!持っていきな!!」
「ありがとうな。店主。」
「いいってことよ!!こんなすごい筆もらったんだ。こっちのセリフだぜ。」
店長のうれしそうな顔をバックに店を去った。
「早速この剣、使ってみるか。」
「私もさっきクリニアちゃんの経験値稼ぎしないと。」
クリニアとは契約獣の炎族らしい。恵美里はそいつ(・・・)と契約したらしい。
「モンスターと戦えるのは、『南の暗黒樹の森』か。」
2人は暗黒樹の森へ向かった。
「ここか。」
「そうね。マップ的にはここっぽいわね。」
暗黒樹というもののあまりダークな感じはしなかった。しかし、森へ踏み入れると一気にダーク感が出できた。
「君たち、ここから先は危険だぞ!!」
声の方向に向くと、太刀に似た武器を背中に装備した兵士が2人立っていた。
「大丈夫です。装備はあるんで。」
2人は装備を掲げるようにし装備があることを確認させた。
「じゃあこれを使え!!日が落ちる前に帰ってこないと A級(強いやつら)がくるぞ!!」
兵士はマップと懐中時計を投げた。
「ありがとうございまーす!!」
森の中は意外と日が入る。少し舗装された道を通っていると作業台を見つけた。
「おっ、いい物みっけ!」
作業台の引き出しの中には壊れた銃があった。その銃は見た目的には火縄銃だ。
「使えそうにないからリバースで素材を回収して銃を新しく作ろう。」
「そんなことできるんだ~。凄いね、クラフターって。」
壊れた銃を作業台に移し、リバースを発動する。すると銃が鉄インゴットと木材に変わる。
「まぁ、あれでいいっか。」
鉄インゴットと木材を一瞬にしてスナイパーライフルに変えた。
「愛沢さん。ガラス系のものって持ってない?」
恵美里は笑顔であるよと言い制服のポケットから小さなコップのようなものを取り出した。
「これでいい?」
「サンキュー。」
「あと、話は変わるけど私のこと恵美里って呼んでいいよ。」
「OK。俺のことは拓翔って呼んでくれ。」
妙に恵美里との距離的な何かが近くなったように思えた。
「じゃあそれ使わせてもらうぜ。」
何故「じゃあ」といったのか少し疑問が頭をよぎったが、一旦無視してリバースとクラフトを巧みに使い、
テレスコピックサイトを作った。スナイパーライフルに合うように作ったが少しブレがあるようだ。
「あとは弾丸か。」
銃を作っても弾丸がなければ銃剣がない限り戦闘能力は無だ。弾丸のレシピは鉄と火薬で作れるみたいだからとりあえず火薬を探そう。
「ねぇ、拓翔。あれ、何?」
見た目は骸骨、でも生きてるように見える。
「キモいな。とりあえず殺してみるか。」
「とりあえずで殺すって、怖いよ。」
その言葉は心に刺さる。とりあえず骨野郎に盾でタックルをしてやった。「グショッ」っという音とともに頭蓋骨と剣を持っていた腕が吹き飛んだ。惜しいことに、骨野郎は鉄の鎧とシンガードを付けていたため、全身がばらばらにはならなかった。
「面倒な相手に会っちまったな、くそったれが。」
「こういう時は私に任せて。私のクリニアちゃんの経験値にするわ。」
おっ、何か頼りになる事言うじゃん。
「頼む、俺はどうすれば良い?」
「下がって。」
あれ?性格変わった?
少し恵美里の顔つきが変わった。恵美里はクリニアを召喚し、敵を燃やし始めた。
「あはははww。燃え死んじゃえww」
すげぇ怖い。今何か言ったら俺も燃やされそうだ。
拓翔は恵美里の怖さを知りかけていた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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