プロローグ
魔機戦争と並行して書いていくので2週間に1回の投稿になると思います(調子がいい時はそれ以上)
まぁ見て行ってください。
☆
「おーい拓翔、食堂で昼飯食おうぜ。」
「OK。先に席取っておいて。」
「早く来いよ。」
4時限目の終了のチャイムが鳴り生徒の大半が食堂に向かう。唐沢拓翔もその中の一人だった。
「さてと、行きますか。」
拓翔は食堂へ駆け抜けていった。食堂に到着すると、友人の修仁が先に席を取っていてくれた。拓翔はダッシュでラーチャー(ラーメンチャーハン)定食を注文し取ってくれていた席にラーチャー定食を持っていく。
「ちょい遅かったんじゃないんじゃないのかな?」
「これでもダッシュで来たんだけどなぁ。」
二人で明るくしゃべっていると机に影が止まった。
「そこの席、空いてる?」
影の主は、隣のクラスの愛沢 恵美里だった。彼女はおとなしい性格だが熱が入ると性格が変わる感じの人でとても親切な人だ。
「全然いいよ。俺たちうるさいけど。」
「一言余計だな、お前。」
恵美里はクスクスと笑い拓翔の隣に座った。2人は遠慮がちにしゃべった。
昼休みが終わり5時限目、とても眠い。
(昼休みに鬼ごっこなんかするんじゃなかった。マジで寝そう。)
目の前の景色が完全にシャットアウトされた。
☆2
(なんだぁ?ここ。)
地面が柔らかい。そして目の前がまぶしい。目を覚ますとホテルみたいな部屋にいた。拓翔は鉄製のドアを開けた。開かない。
「あれ、やるか。」
拓翔は制服のポケットからヘアピンと小さなドライバーを取り出しピッキングを始めた。「カチッ」という音が鳴りドアが開いた。部屋を出ると向かい側にもドアがあったので蹴り飛ばした。部屋の中には怯えている少女がいた。
「愛沢さん?」
その少女は明らかに恵美里だった。
「何が起こっているのかわかる?」
「全くわからない。手がかりとかないかな。」
部屋を細かく探る。すると恵美里があることに気づいた。
「この壁紙、何かおかしくない?」
「そうだなとりあえず蹴ってみる。」
「唐沢くんって結構脳筋なのね。」
「まぁな。いくぞ。」
拓翔は壁を思いっきり蹴り飛ばした。壁は粉々に砕け散り隣の部屋へつながった。隣の部屋には王様のような人と執事のような人がいた。
「ほう、中々な腕前の人が召喚できたようだな。」
正直、拓翔の頭は思考が停止しかけた。
「あなたたちは何なの?」
「おっと、紹介遅れてしまったな。私の名前はブリリント王国の王『マルコ・J2世』だ。」
「そういえば、なんで俺たちをここに連れてきたんだ。あとここはどこなんだ?」
「連れてきた理由はここの近くにあるダンジョンを攻略してほしい。ただそれだけだ。」
「おいおい、職業もわからないのにダンジョン攻略って。」
「心配するな。この石に指を置いてみろ。これで職業がわかる。」
2人は指示に従い指を置いた。指を置いてからしばらくすると文字が現れた。その文字は日本語ではなかった。
「申し訳ないんだけど執事さん。呼んでくれないか?」
執事はうなずき読み上げていった。
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名前 愛沢 恵美里
性別 女
職業 召喚師
HP 200/200(一般100)
AP 300/300(一般300)
Lv.1
筋力 15(一般13)
体力 15(一般17)
俊敏 15(一般19)
物耐 20(一般10)
魔耐 20(一般5)
スキル
『完全防御』10%の確率で敵の攻撃を防ぐことができる。
『召喚』契約済みのMobを召喚する。現在の空きスロット1
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中々いい感じのやつっぽいな。さぁいよいよ俺のがわかるのか。すごいWKTK
拓翔のテンションはMAXに近く、あとちょっとで失神するレベルだった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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