陸の初恋
もうほんといつもいつも嬉しいコメント下さりほんと嬉しいです!
ほんと励まされながら書かせてもらってます( ; ; )
今回は陸の話です!(^^)/
俺は芦屋陸。
念願の高校生になれたんだぜ!
俺凄い馬鹿だからさ、
高校入れた事は奇跡なんだ!
兄貴にもすんげえいっぱい勉強教えてもらったんだぜっ。
兄貴は俺の憧れだ!
小さい頃から優しくてかっこいくてそんでもって男らしい!そんな兄貴みたいに俺もなりたい!
でも初恋の人を奪われちったけどな!
まあ兄貴相手に勝てるわけないな!
あはは!
以上!
俺の自己紹介でした!
ーーー
「…陸くーーん!」
朝から優しい声が聞こえてくる。
…そうだった。
昨日から兄貴達が帰ってきたんだ。
昨日の夜は楽しい夕食だった。
「陸くん?起きた?起きなきゃ遅刻しちゃうよ~!」
「…姉ちゃん。まだ7時00分だよ…。あと10分寝かせて~…。」
「あ!ちょっと陸くん!海ちゃんはもう起きてメイク始めてるんだよ?もーほんとさすが芦屋家の女の子よねっ。美人すぎて朝から気絶しちゃう。」
「……化粧始めるの早すぎないか…?…んおーー!起きるか!」
「偉い!龍磨も見習ってくれるといいんだけど。」
「え?兄貴はまだ寝てんの?」
「んー。起きたは起きたけど……。」
俺たちは二回の俺の部屋からリビングへと向かうと、ソファーに座りながら寝ている兄貴を見つけた。
そして兄貴と瑠衣姉ちゃんの可愛い可愛い娘の美耶が兄貴の膝には覆いかぶさるように寝ている。
「………兄貴仕事疲れてんのかな?」
「そうだね~。昨日の昼間までずっと
仕事だったからね。今日は美耶といっぱい遊ぶんだってすごい楽しみにしてたから、昼には起きるだろうね!」
そう。
兄貴と瑠衣姉ちゃんは21歳の時に結婚して、22歳で美耶が産まれたのだ。
そしてそれから6年後の現在。
俺は高校一年生16歳だ。
…あ。
海もな!
双子だから当たり前だけどね!
「でも姉ちゃん。」
「ん?」
「姉ちゃんは仕事復帰いつするの??」
「んー。多分もう少しでモデル復帰するかな?美耶の育児に支障がでない程度にね。」
「そっか~。兄貴も姉ちゃんも大変だな!」
兄貴と瑠衣姉ちゃんの話によると、
雑誌のなんかで
街でデートしてたら
"街で会ったお似合いカップル!"
とゆうページの写真を半ば無理矢理撮らされたみたいなんだ。
したらそれを見たどっかの芸能事務所の人から兄貴と瑠衣姉ちゃんにスカウトが来たらしい。
それで瑠衣姉ちゃんと兄貴はモデルデビューしたとの事だ。
…世の中凄いな!
あっという間に兄貴と瑠衣姉ちゃんは人気者になって忙しい日々をおくっていた。
まじで瑠衣姉ちゃん美人だもんな。
さっすが俺の兄貴の嫁+俺の初恋の人!
美耶が産まれて瑠衣姉ちゃんは活動休止最中だけどね。
瑠衣姉ちゃんは4年間しか芸能活動してなかったけど、すんごい人気で今も芸能雑誌とかで、兄貴と瑠衣姉ちゃんと美耶の写真やら仲良し夫婦やらなんやら書かれてる。
でもほんとに仲いいんだぜ!
理想の夫婦だな!
「おはよ!お姉ちゃん!陸!龍磨!美耶ちゃん!今日も一日がんばろー!」
「「おー!」」
「……あれ。龍磨と美耶ちゃん寝てるの?」
「そうらしいな!つか海!お前少しは俺の事も気使えよな~。お前と学校行くたんび友達からお前の事紹介しろ言われるんだから。化粧までしたら尚更だろー!」
「んじゃ一緒に行かないの?」
「化粧して下さい。」
「分かればよろしい!」
俺は極度の寝坊助だ。
海が起こしてくれないと起きれない。
そして海に急かされないと遅刻してしまう…。
両親は俺と同じ寝坊助だ。
頼りになるのは海だけ。
俺は海いわくどうもマイペースすぎるらしい。
「じゃあご飯も食べたし、そろそろ行くよ陸ー!」
「…ちょ、もう少し!髪をセット…!」
「もお!あと5分だからね!」
「おお!」
「いってらっしゃい2人共!美味しい夕飯作って待ってるね!」
「「うん!いってきます!」
こうして俺たちは学校へと向かって行った。
俺と海は同じ高校に進学した。
双子だからか凄い騒がれた覚えがある。
そのおかげでか友達いっぱいできたな!
双子で良かった!
(美男美女の双子だから入学当初から2人は有名人になった)
「…ん?」
学校までの道のりで林の横の道を通る。
今日はなぜかちらっと林の中を見たんだ。
そしたら驚く事に女の子が木登りしていた。
え!
何あれ!
楽しそう!!
「…え?!ちょっと陸?!どこ行くのよー!」
俺は好奇心で女の子の所へと走って向かった。
そっと近づくと女の子は凄い真剣な顔で木の少し上の方に手を伸ばしている。
女の子の手の先を見てみると、
小さい猫がふるふると震えている。
高いところに登ったはいいけど降りれなくなったんだなあ。
…うし!
「…んー。あと…ちょっと……………っ!?」
俺は女の子の身体をそっと木から離した。
触れた瞬間女の子はびっくりしている。
俺は構わず木に登って猫の元へと急いだ。
猫は怯えて俺の方に近づいてくれない。
「おーい!太郎!怖くないからおいで~。よしよし…。」
「……ンニャア…。」
「…うわあ。すごい…」
「シッ………静かに……。」
慌てて女の子は口を閉じている。
俺は猫を抱きしめ、木の上から飛び降りた。
「ふう!よかったな~太郎!この子が見つけてくれなきゃずーーっと木の上で過ごす事になってたな!」
「ニャア?」
「なんだ太郎ー!お前可愛すぎるだろー!ハハ!」
「…………レッド。」
「ん?」
「……叶慎司。」
「叶慎司って、」
「似てる……っ」
女の子はキラキラした目で俺を見つめる。
ま、まさか!
「まさか!お前エースレンジャー好きなのか!?」
彼女は力強く何度も頷いている。
俺も興奮を抑えきれず2人で目をキラキラし合い、見つめあった。
「俺さ!ほんとはブーブーライダーが好きだったんだ!」
「……私も」
「ほんとかー?!でも兄貴がレッド(叶慎司役)になってからエースレンジャーのが大好きになったんだ!」
「私も…エースレンジャー第二期から、……………あ、にき?」
「お?…ああ!俺の兄貴エースレンジャー第二期のレッド役なんだ!」
「……!」
彼女はまたもや俺をキラキラした目で見つめる。
だから似てたんだ…。
そう自分で納得したのかこくこくと何度も頷いている。
「…すぐに…人や動物を簡単に助けられるところ…レッド…そっくり。」
「そか?!俺レッド(龍磨)みたいになるのが夢なんだ!そう言ってくれるとすっっげえ嬉しいな!」
「…あなたは、レッド。」
「うお?!俺をレッドとして認めてくれんのか?!んじゃお前はピンクだ!レッドの相棒のピンク!小さいけど可憐な正義感の強いピンク!ぴったりだ!♪」
「………私が、ピンク…。」
女の子は俯きながら頬をピンク色にしている。
「なんだあ~?!照れてんのか?可愛いやつだな~!」
そう言い俺は女の子の頭をぐしゃぐしゃと撫で回した。
ついでだから言っとくが、
ピンクの宮本梨々香役は瑠衣姉ちゃんだ。
エースレンジャーが終わると同時にレッドとピンクの熱愛が発覚し、そして結婚してしまったからもう大騒ぎだった。
「ちょっと陸!遅刻しちゃうでしょ!………あれ?この子、」
「おお海!今な!すっっごく気が合う友達が出来たんだ!紹介すんな!この子はピンクでございます!」
「はあ!?ピンクって何言ってんのよこれだから馬鹿は!」
「………私…と友達になって……くれるの…?」
女の子は俯きながら弱々しく言った。
「へ?」
「私…声小さいし……話しかた遅いし……トロくて………うざい…でしょ…。」
「どこが??」
「…………!」
「話し方なんて人それぞれ違うんだし、俺はお前の話し方好きだぜ!声も可愛いんだから気にすんな!俺はよくうるさい!って言われるし!」
「…あんたは思った事素直に言いすぎ。これだから天然たらしって言われるのよ。」
「ん?なんか言ったか海。」
「陸が馬鹿正直すぎるって言ってるのよ!」
女の子は驚いた顔をして陸を見つめた。
ほんとにレッドみたい。
そう思った。
レッドは私の憧れ。
困った人の事をすぐに助けられ、優しくて強くて自分の信念を曲げない。
でもこれからは、
私はこの人に憧れを抱くのだろう。
「…私の名前は……笹木彩……。」
「…!彩か!俺は芦屋陸!よろしくな!」
「……うん。よろしくね……!」
「彩ちゃんは私と同じクラスよ。……私の事…わかる?」
「…うん………凄い……美人さんだから……。」
「うわあ!嬉しいな!私も彩ちゃんの事すぐ覚えたんだよ?彩ちゃん学校で可愛いって有名だもの!」
「嘘…それ海ちゃんだよ……私…影薄い……。」
「それが目立ってるの!クラスの男子達も彩ちゃんと凄い話たがってるんだよ?」
「そなのか??んじゃ休みの時間のたんび海のクラス行かないとな!」
「…ん?なんで?なんで私のクラス来んのよ。」
「だって彩が他の男に話しかけられんのが嫌だからさ!」
「…はあ?!…あんたそれ、彩ちゃんの事好きって言ってるようなもんよ?!」
「…ん?おお!!そうなるな!俺彩が好きみたいだ!へへ!」
「…はああああああ?!」
「………私も…。」
「はあああああああ?!」
レッドとピンクはいつも一緒。
始めて会ったその時から2人は永遠の相棒。
そして一目あったその時から、
2人は想いあっている。
そして2人は、
永遠に2人で幸せな人生をおくっているのでした。




