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2人の初恋  作者: 夕陽
2人の初恋
15/21

熱い唇 ver龍磨

コメントありがとうございますっ♪

陸はひたすら可愛くしたいですよね私(笑)

可愛く書けてるか自信ないですけど…。

続き待ってくれてほんと嬉しいです!

面白くなるよう頑張ります!!




もう季節は3月。

春らしい暖かい風に吹かれながら

俺は学校をあとにした。


今週最後の学校は楽しかった。

その中の一つの理由は城内さんと朝学校まで

一緒に行ったんだ。

最近は電車で会って、

そのまま一緒に学校に行くのが普通になっている。

勇太が途中で合流して、

3人で通ってる感じだな。

でも今日は勇太が遅刻して、

電車から学校までずっと2人だったんだ。

最初は緊張したけど、

楽しく会話できた。

最近は、

友達にも仲良いねって言われるほどだ。

よく付き合ってるのかを聞かれる。

まぁ城内さんはキッパリと

俺とは友達だって言い張ってるらしいけどな。

ハハハ…。

まぁそうだけど。

キッパリと。って。






「…ただいまー。」






俺が家のドアを開けると

小さな双子がドアの前にいた。





「りょーま!りょーま!!」

「あにき!あにき!!」





2人は俺を囲い、

グイグイとズボンを引っ張ってきた。






「…うわ。ちょ、やめろお前ら。脱げんだろーが。」

「りょーま!うみも!うみもるうとあそんであげるの!」

「…は??」

「あのなあにきっ!うみもるうねぇちゃとあそびたいみたいだぞっ。おれもるうねえちゃとあそびたいぞ!」





2人はキラキラした目で俺の事を見ている。

ははーん。

陸が海に自慢したんだな?






「るうじゃなくて、るい。な?てか陸はいいけど海はなんか不安なんだよなー。」

「…!!。ど、どして!!??」

「だってお前城内さんの事いじめそうじゃん?」

「…い、いじめないもん!」

「んじゃ、城内さんの事いじめないならいいぜ?」

「うん!!うみ、るうとあそんであげる!」






遊んであげる。って。

しかも会ってないのに呼びすて。

海…。

陸を見習ってもっと可愛くいえんかな?

ちらっと陸を見ると、





「わーい!わーい!るうねえちゃとあっそっぶー!わーい!わー…うべ!!!」

「あ…。」

「きゃははははは!りくまぬけー!」





陸ははしゃぎまくり、

ぐるぐると走りまくっていたため

じゅうたんに足が絡まりこけてしまった。






「う……。う……っ」

「ま、まて陸!」

「うぎゃあああああ!!」

「りくうるさいのっ!」





あーあ…。

陸のうるさいのが始まっちゃったよ。

しかも海が陸に説教してるし…。

事態を悪化させんなよ…。






「陸…。今瑠衣姉ちゃんにメールしてやるから。泣くな?遊ぶの明日でいいよな?まあ、城内さんが予定あったら諦めろよ?」

「う……おお!!」

「うみも!うみもあそぶの!」

「はいはい。わかってるよ。」






そして俺はメールを送ると、

10分もたたないうちに返信が来た。





【明日ね!妹さんにも会えるんだねっ。必ず行くっ♪ 瑠衣】






よかった。

明日も城内さんに会えんだな。

休みの日に会えるなんて

なんか特別な感じだよな。





「明日城内さん遊んでくれるってさ。よかったな2人共。」

「「うん!!」」







そうして時間は過ぎ、

次の日になった。

キーホルダーを見つけた公園で遊ぶ約束だった。





「こんにちは!陸くん!始めまして海ちゃん!」

「るうねえちゃ!!!」

「あなたがるうね!!これからうみがいっしょにあそんであげるっ」





陸と海は城内さんに

集まりさっそくなついている。

…早いな(笑)

海は人見知りではないけどな。


でもなんか、

…城内さん少し顔赤くないか?

微妙に元気がないようにも…。





そんな事を思っている中、

3人は仲良くブランコに乗っている。

海が座ってその上で城内さんが

立ちこぎしている形だ。

海が凄いいい笑顔している。

城内さんは子供うけも大人うけもいいんだな。

俺はベンチで3人を見守っていた。





その後ちょくちょく陸が俺の方に

来てくれた。

陸の事だから俺が寂しがってるとでも

思ってるのだろう。

見てるだけで俺は楽しいけどな。





ぐ~。

俺の腹がなった。

気付くと昼になっていた。

コンビニで弁当でも買ってくるか。





「俺ちょっと昼買ってくるな。城内さんなんか食べたいのある?」

「おれおかしがいいぞ!!」

「うみはけーきー!」

「はいはい。弁当な。」

「…あ。……わ、私は。なんでもいいよ…?」

「…城内さん?」





城内さんはさっきより顔を

赤くして少しふらふらしている。

汗も出ていて呼吸が荒い。






「城内さん?!…もしかして熱あるんじゃないか!?」

「…えっと……。朝ちょっとだけ?……でも、だいじょ……ぶ。」





そう言うと城内さんは倒れこみそうになったので、俺が抱きしめて支える形になった。

…城内さん、

凄い熱い…。

俺のむねにもたれかかっている

城内さんは自力で歩けそうもない。

熱をはかろうと思い、

手をおでこに置くと城内さんは凄い気持ち良さそうにした。

俺の手が冷たく感じてんだろう。

熱いな…。

凄い熱だ。


とにかく俺んち行って寝かせよう。


そう思い、

陸と海に城内さんが熱を出してるから家に帰ると伝え、

俺たちは家へと帰った。





家に着くと母親父親どちらもいなかった。

そうだ。

今日は2人で温泉旅行行くって言ってたな。

俺はともかく双子置いてくってどうゆうこった。

帰って来るのは明日だっけか?

まぁ、

いるとからかわれそうだから

居ない方がいいか。





そして俺の部屋に行き、

城内さんをベットに寝かせた。

夜までには少しでも良くなるといいけど。

陸と海は心配そうに城内さんを

見つめている。





「ねえちゃ…。おれがうるさかったからげんきなくなっちゃったのかな…。ごめんねるうねえちゃ…。」

「ちがうよ…。うみがぶらんこよろこんだから、るうつかれたのにいっぱいこいでくれたからだよ…。ごめんね。」





2人は涙目で城内さんの事をよしよしと撫でている。

可愛い光景だな。

珍しく海も悲しんでるし。





「2人共。城内さんの心配できて凄いな。偉いぞ?優しい子に育ってくれて兄ちゃん嬉しいぞ。」

「…あにきいいい!!!」

「…りょーまあああ!!」





2人は半泣きだった。

城内さんの事心配なんだな。





「お前らも疲れたろ。いつもは昼寝の時間だろ?部屋行って寝て来い。」

「「……うぅ。」」

「大丈夫。城内さんは俺が看病するから。寝て疲れとったら俺の手伝いしてくれ。その方が助かる。」

「「……うん!!わかった!おやすみなさい!」」





そう言い2人は部屋へと走って行った。





「…さてと。冷えピタと体温計とタオル持ってくるかな。」





俺は必要なものを取りに行こうと

立ち上がると、ぐいっと服を掴まれた。

城内さんだ。

うつろな瞳が俺をじっと見つめる。






「……城内さん??大丈夫か?」

「……い、……いかな…い、で…。」

「……心細いのか。…大丈夫。どこにも行かないからゆっくり寝な。」





俺は城内さんが安心するまで隣にいる事にした。

…苦しそうだな。

お粥作って薬飲んでもらわなきゃな。





「あ……しやく………あしやく、ん…。」

「ん?どっか苦しいか?水持ってくるか?」

「…しやくん……………あ、しやくん……」

「………っ」






城内さんはもうろうと俺の名前を

寝言で呼んでいる。

ほんとやめてくれ…。

そんなに俺の名前を呼ばないでくれ…。

じゃないと、

………理性が飛んでしまう。


落ち着け落ち着け芦屋龍磨。

お前は立派な男だろう。

弱ってる好きな女に手を出すなんて

そんな事芦屋龍磨がするわけないだろそうだろ!

俺は看病するために…!






「……あ…しや、くん…………す………き………。」

「………………。」






俺の理性は切れていた。

ギシッとベッドがきしむなか、

俺は城内さんにゆっくりとキスをした。

熱い城内さんの唇を冷やすかのように

何度も何度もキスをした。

俺の冷たい唇が城内さんの熱い熱を

吸い取っていく。

ゆっくりと唇を離すと

城内さんはさっきよりも苦しくなくなったみたいで眠りについていた。





「………あーあ。駄目だな俺。」





聞き間違いかもしれないのに。

ごめんな城内さん。

てか聞き間違いで理性飛ぶとか

ほんと俺最低だな。

…………薬とか取りいこ。






そうして城内さんの看病は

夕方にまで続いた。

お粥を作って起こした時には

意識は少しはっきりしていた。

そして薬も飲んだから夕方には

歩けるようにはなっていた。





「ごめんね芦屋くん…。凄い迷惑かけちゃった。」

「いや。俺の方こそごめん。」

「…え?」

「あっ。いや!具合い悪いのに双子と遊んでもらっちゃって。」

「ううん!私が遊びたかったんだもん。芦屋くんが謝ることじゃないよ?……看病してくれてありがとね。」

「良かったよ。少しは良くなって。」

「えへへ。芦屋くんのおかげだね。」






そうして少し時間がたったところ、

俺は城内さんの家まで送って行った。

最後に城内さんは笑顔で俺に手を降りながら家に入って行った。





ごめんな城内さん。

彼氏、いるのにな。

でも、

すごい幸せだった。

好きな人とキスするって

こんなに幸せな気分になるもんなんだな。

あー。

でも罪悪感と自己嫌悪。





…いい男になりてーな〜…。




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