恋の進展ver瑠衣
いや〜。
ほんとこんな小説褒めてもらえて
嬉しい限りです!♪
ありがとうございます!
「あ、芦屋くん……?!」
「城内さん………?!」
「なーに突っ立ってんだこのアホが!仕事しろ仕事!!……あれ?」
仕事中、部屋のドアを開けっ放しで
立ち止まってる芦屋くんを見かけた
店長がやってきた。
そんな店長を私と芦屋くんはぽけっと
見つめている。
「……な、なんだよ??龍磨お前こんな可愛子ちゃんと知り合いなんか?……え?!もしかしてお前の女?!え!ちょ、まじか!!それはお邪魔しちゃったな!悪いな龍磨!そうだっ。お前休憩とってないよな?もうそろそろバイト終わりの時間だろーに悪いな!ここで休憩してもいいぜ。んじゃごゆっくり〜。」
ぽか〜ん…。
私達は口が空いたままになっていた。
「……あ。なんかごめんな。うちの店長うるせんだ。………俺の女とかゆう誤解はあとで解いとくから。」
「ううん!私は全然だいじょうぶ…。」
「…………?。あにきとるうねえちゃしりあいなのか?」
芦屋くんはハッとした顔をした。
「おい陸!なんで陸がバイト先来てんだ?……てかなんで城内さんと一緒??」
「あ…。それは…」
するとりく君は満面の笑みで
キーホルダーを出した。
「あにき!!おれ!みつけたぞ!!」
「………陸!すげえな!よく見つけられたな!あの広い公園で!」
「おお!あのな!るうねえちゃが一緒に探してくれたんだ!へへへ!」
パッと芦屋くんが私を見たので
私は微笑んだ。
「えへへ。りく君凄い一生懸命探してたんだよ?あにきから貰ったのだから失くしたらあにきが悲しむって。」
「……へぇ。」
ドキッ
芦屋くんはりく君と同じ高さで
話していてしゃがんでいたため、
私を見上げて微笑んだ。
【うう…。上目遣いで大好きな芦屋くんの笑顔…。また惚れちゃったよ。好きになるのに底はないんだな…。】
私はその笑顔を見て、
心臓を撃ち抜かれた気分になった。
【心臓がくるしいよお。芦屋くんほんと私の事殺せるよ。ドキドキしすぎて死んじゃいそう…泣。】
「やっぱり陸だな〜。おい陸!俺がそんな事で悲しむと思ってんのか?もともとブーブーライダーと間違えて買ったやつだから買い直そうとしてたのになあ。」
「そうなのか!?わーい!わーい!あにきだいすきだああ!」
2人とも楽しそうにじゃれている。
芦屋くんがりく君に
頭くしゃくしゃしてる…。
芦屋くんがりく君と仲良くしてる。
普通の光景なのかもしれないが
好きな人が小さい子と仲良くしてる。
ただそれだけなのに、
もっと好きになっていく…。
芦屋くんはほんとに全てが
かっこいい。
する事話す事仕草全てに惹かれていく。
「城内さん?どうした??」
「ううん!なんでもない!」
「…あのさ、弟の面倒見てくれてありがと。すっごい助かった…。こいつ自分は何でも出来るとか思ってんだ。そんで、悪の…」
「ふふ。悪の大魔王って言い張るんだよね?」
「………ハハハっ。そうなんだよ。城内さんにも言ってたのか〜。俺と城内さんは陸の手下かなんかか?」
「ちがうぞ!!るうねえちゃはははうえ!あにきはちちうえだ!へへへへ〜♪」
私は顔に熱が溜まりすぎて
湯気が出そうだ。
恥ずかしい恥ずかしい!
でも嬉しすぎる…。
「な!何言ってんだよ!ご、ごめん城内さん。こいつちょっと妄想癖があんだ…。」
「だ、だだだいじょぶ!!」
芦屋くんも慌てている。
私の方が凄い慌てようだけど…。
でも、
芦屋くんも少しでも動揺してくれて、
…なんか嬉しいな。
「そうだ。……城内さんすぐ帰る?俺もう少しでバイト終わるんだけど、俺、送ろっか?」
「…え?い、いいの??」
「ああ。もう暗いし、城内さん1人だと絶対に危ないしな。陸も城内さんのこと気に入ってるみたいだし。」
りく君は私の足にしがみついている。
「ねえちゃ!おれといしょにかえろ??あにきと、ねえちゃと、おれで、さんにんでかえる!♪」
「……えへへ。ありがとりく君!」
嬉しいなあ…。
芦屋くんとりく君と
一緒に帰れる…。
何より芦屋くんとまだ近くにいれる。
芦屋くんの彼女になれたら、
毎日こんなに楽しいのかな…。
「…じゃあ。ここで待ってるね?…残りの仕事頑張って!行ってらっしゃい。」
あ…。
今私凄い幸せな顔してたかも…。
笑顔全開になっちゃった…。
どうしよどうしよ。
一緒にいれるのを嬉しがってるの
バレバレだったかな…?
芦屋くんの顔をちらっと見ると
芦屋くんの顔は真っ赤だった。
………?
どうしたんだろ…。
「あ。じゃ、じゃあ!少し待ってて。陸。あんま城内さんに迷惑かけんなよ?んじゃな。」
「……りく君。お兄ちゃん行っちゃって寂しいの?」
りく君はドアの前に立ちつくし、
寂しそうにしていた。
「おれ…。さびしくなんかねえ。おれ、あくのだいまおうだから…。」
「ふふ。そっかあ。りく君かっこいいなあ。お兄ちゃん来るまであとちょっと私と遊んでくれる?」
「おお!!おれあそぶ!!」
「えへへ。ありがとりく君っ。」
こうして芦屋くんが迎えに来るまで
私とりく君でヒーロー物のアニソンなどを歌って楽しんだ。
最近のアニソンはわからないんだけどね…。
最近は読書ばっかだからなあ…。
もっと勉強してりく君が
楽しんでもらえるようにしたいな。
……って、
私とりく君はもう会う事ないのかな。
こうして芦屋くんと話してる事さえも
奇跡みたいな物だもんね。
そして時間が過ぎ、
芦屋くんが迎えに来て
帰ることになった。
「城内さんって子供の扱い馴れてんだな。陸がこんなになつくなんてめずらしんだぜ?」
「そうなの⁈私からしたらりく君は人懐っこい子なのかと思ってた…。」
「……う?おれ、なつっこいぞ…。」
芦屋くんにおんぶされながら
陸君は小さく呟いた。
りく君は疲れて眠いのだ。
「陸…。眠いなら寝ろよ。そんなに城内さんと話してたいのか?」
「……ぽそぽそ。」
りく君はほんとに小さい声で
何かを芦屋くんに伝えている。
芦屋くんは、
にこにこしながらりく君の
言葉を聞いている。
芦屋くんは私に顔を向け、
笑顔でこう言った。
「すんげえ好きだ。俺のお嫁さんになってくれ。」
「…え!?!?///」
「って、陸が言ってるぜ。ハハっ!その歳でプロポーズかよ。」
「あ…。ああ!えへへ。そっちか。は、恥ずかしい///…。」
「ん??」
「ううん!!りく君!……あれ?眠っちゃった?」
「あ〜。寝たか。そういえばさっきより重いな。」
「疲れちゃったんだね。最初泣きながら探してたしなあ…。」
りく君は芦屋くんの背中で
寝てしまった。
すやすやと可愛い寝息を
たてている。
……可愛い。
よく見るとほんと芦屋くんの
小さい版みたい。
「………そうだ城内さん。」
「ん?どうしたの?」
「さっきの、バイト先のやつに貰った紙切れ貸して?」
「紙切れ…。ああ!うん!はいどうぞ!」
「ありがと。…これ、俺が貰っとく。」
「…え?う、うんいいよ?」
「……城内さんには、好きなやついるだろ。あいつチャラいから、きっと毎日メールとかするだろうし、しつこいんだあいつ。」
そう言うと芦屋くんは
メアドが書かれた紙切れを
くしゃっと自分のポケットに入れた。
「…そういえば、芦屋くんも好きな人いるんだよね。」
「…え!!な、何で知って…」
「あ!あの、クラスの人が話してるの聞こえて…、ごめん。勝手に聞いちゃって…。」
芦屋くんは私を見ずに、
自分の頭をわしゃわしゃしてる。
…やっぱり、
聞いちゃダメだったかな…。
「その、俺の好きな人の名前とかは…」
「あ!そこまでは知らないから安心して!」
「そ…そか。そりゃそうだよな…。」
聞きたいな…。
聞いてもいいかな。
こんなチャンスもうないよね。
……うん!
「芦屋くん!芦屋くんの好きな人ってどんな子?!」
「え…?!あ、ああ。えっと…」
芦屋くんは私を見て少し
頬が赤くなった。
「…可愛くて、まじで可愛くて。人の楽しんでる所とか仲良くしてるのを見るのが好きみたいで、その笑顔がほんと可愛くて。……うん。笑顔に一目惚れ。」
芦屋くん。
凄い優しい雰囲気。
ほんとにその子の事好きなんだ…。
「……城内さんは?相手どんなやつ?」
「…えへへ。芦屋くんと一緒だな。……ほんとに全部がかっこよくて、私も。笑顔に一目惚れ…。」
「……そか!一緒だな!…お互い、頑張ろうな。」
「…うん。あ。駅に着いたし、ここまででいいよ?りく君も早くベッドで寝かしてあげたいし。」
「そか。家まで送ってやれなくてごめんな。」
「ううん!今日はほんと楽しかった。ありがとね。」
「こっちこそ、陸の世話してくれてありがと。…よかったらまた陸と遊んでやってくれ。」
「え!うん!もちろん遊びたい!」
そう言うと芦屋くんは
ニコッと笑った。
「あいつすげえ喜ぶよ。」
「私も嬉しいな。」
「あ。じゃあ連絡先知ってた方がいいか。陸からの伝言とかメールする。……あ。大丈夫!久下(バイト先でメアド教えてきた人)みたいには迷惑かけないから。」
「ふふっ。芦屋くんからのメールだったら全然迷惑じゃないよ。」
【むしろ毎日来ても嬉しがっちゃうよ。】
そうして私達は連絡先を交換し、
互いの家へと帰って行った。
私はその夜、
りく君ともまた会えるし、
芦屋くんの連絡先も知れたし、
いっぱい話せた嬉しさでか
とても幸せな夢を見れたのだった。




