出会い…?
澄丘高校。それが俺の新しい学校。高校入学とともに父親の事情でここに転校することになった。
「こちら、転校生の雪里 俊太くんだ。仲良くしてやれよ?」
でっかい制服に、新しい自転車。さらには新しい校舎!しかし…校長が…エロく…セーラー服に超ミニスカというスタイル。簡単に見えてしまうんじゃ…
いや、そんなことはどうでもいいんだよ。最悪なことは…
「もう1人転校生がいるぞ。高野君だ」
こいつは昨日初めてこの町にきたときに出会ってしまった男である。
♯
「はー…最新の改造…ねえ」
本屋の『サルでもできる!小型ゲーム改造方法 定価25000円』の前に立ち尽くしていた。なぜかは知らんがなぜかこういうものがほしくなってしまう。新しい街に来て最初の仕送りが40000円。学校が全寮制のため、自由なお金が25000円…買うべきか…
「ふっ…ふふふ…」
うわー…隣に変なのいますよ。皆さんが分かるかは知らないが、よくあるあれだ。ゲームのチート本の近くによくあるエロイあれ。それを読んでる高校生が約1名…。
「ぬおお…」
本屋で悶絶中の彼。えーっと…ここは、退散するべし。
「ここがあんたの部屋だよ」
寮監さんが説明してくれる。
「ここの寮は2人部屋だからね。ちょうどもう1人転校生がいたから、その人と相室だよ。もう先に来てるから、挨拶がてら会ってきな」
「あ…はい」
とてもきれいな寮である。話を聞くと2年前にできた寮で、この部屋は2年間まだ誰も使ってないからすごくきれいらしい。オートロックをはずし、部屋のドアを開けると…。
「んー?」
彼がいた。あの本屋にいたあの高校生である。
まさか相室になるとは…思ってもいなかった。最悪だ。
「んあ?君が相室の人?およー」
「じゃ…じゃあ私は仕事があるからな…後はがんばれよ」
えーっと…2人きりになってしまったが…
「俺は高野和也っていいますたい。よろしくな~い」
うざいのですが…うざいのですよ?
「君の名前は何ての?」
「えーっと…雪里…俊太」
「ほーう。じゃあシュンでいいな」
勝手に命名されただと?
「じゃあお前は変態でいいな」
「違うっ!俺は変態という名の紳士なのだ」
力説ありがとうございます。もう結構です。じゃあ早速たんすに服でもしまうとするか
「そこを開けちゃだめだ!」
ガサッ・・・・・・・ガラガラガラ。
DVDが大量に…
「なんだこのDVDは…」
「違うぜい。そいつはBDだぜい」
へいへい。それは結構でございましたね。