表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/70

第12話 シフとのクエスト

 【クエスト:薬草の森・探索】


 軽い足取りで森に入った俺とシフ。


 シフは木の上にひょいっと登ったり、風を操って葉を吹き飛ばしたりと、小技が効く。


 俺:「すごいなシフ。この葉っぱの下に薬草があるってわかったのか?」


 シフ:「ふにゃ(当然)」


 そうして順調に探索していると、道中でちょっとだけ強めの森狼もりろうが出てきた。


 俺:「おっと、ちょっと強いか?」


 シフ:「フシャァア!」


 シフが軽やかに風の刃を放ち、俺はそれを横で眺めていた。


 森狼:「キュィン!?」


 ――2秒後には戦闘終了。


 シフには物足りないなかったのか、背後からいきなりシフが体当たりしてきた。


地面には砂煙が舞い、普通の人間なら吹っ飛んで骨が数本いってもおかしくない衝撃。


 俺:「お、おぉっ……おぉ? 」


 シフ:「ニャニャニャ!(運動不足! 遊んで!)」


 俺:「お、おう?」


 そう言うと、シフは高所からの急降下アタックをしてきた。風をまとってまさに弾丸だ。


 ――ゴォォォォォン!!


 俺の頭に正面から命中。普通なら首がめり込むレベルだが……防御力∞の俺は直立不動のまま耐えた。


 俺:「あー……ちょっと頭かゆかったから、ちょうどよかったかも」


 シフ:「…………(バケモノ)」

 ※たぶん口がそう動いた。


---


 その後も、シフの“運動不足解消あそび”は続いた。


 もし誰かが見ていれば――たぶんこう思っただろう。


 「……あの猫、暴走してるぞ! 止めろ! ……え、 無傷!? 何者なんだあいつ!!」


---


 町に戻って報告すると、受付のミーナさんがぽかんと口を開けていた。


 ミーナ:「……え、シフって、普通は“上級風魔法の訓練用”で中級者しか借りられないんですけど……?」


 俺:「え、まじ? なんかよく眠そうだったし、初心者向けかと……」


 ミーナ:「……やっぱりリクさん、感覚おかしいです……(尊敬の目)」


---


 そうして、俺は無事に薬草クエストをクリアし、シフをギルドに返却した。

 別れ際、シフが名残惜しそうに俺の足にスリスリしてきた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ