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ハゲ校長

ドンドンドンドンドカドカリンリン音がどんどん大きくなっきた。暗い部室が恐怖大きくする。鳥肌も増えてきた。汗も増えてきて手を繋いでいる桐山の手も手汗が酷いこんなに恐怖心が体の底から這い上がってくるのは久しぶりだ。

島田「ねえそろそろ」

島田はガクガク震えている。

桐山「まだまだ」

桐山は怖がているくせに強いふりをしている。顔が青い心配になってくる。

 ドンドンドン音はもうすぐそばに部室のドアを叩いている。もうお終いかもしくはこの人が異世界に連れて行ってくれるのか。

 部室のドアが開いた。暗くてよく見えない。一分だけがピカっとひかっている。もしかして異世界への入り口かな?成功したのか。それとも別の何か。恐怖心とワクワクが一気に胸を旋回する。

 扉の先にいたのは・・・なんだか馴染みのある光具合いや禿げ具合いや禿髪校長だ。

校長「ちょっと面白そうなことするなら混ぜてよ」

校長だ。よかったそうため息を付いた。何か人ならざるものでも怖いし校長以外の先生でも怖い。ほんとに校長で安心した。

 校長も来たことですまた異世界への儀式を始めることにした。さっきと同じ手順でやり始める。今度はシーンとしすぎて異様に耳が痛い。シーンとした音はどんどんようこそーようこそーと聞こえるようになった。この声は皆んなに聞こえるのか?

 ようこそーようこそーようこそーおいでおいでー

目をつぶっているのに手招きしている手がたくさんある。これに触れると成功する。確信して手を伸ばした。

 ぱっつん!!耳元で何かが切れる音がした。思わず目を開けた。みんないる。異変はないかなそうおもった。でも校長には

 みんな校長の頭を見る。眩しさが消えてさっきより部室が暗い。校長の頭には髪がはえていた。

仲田「髪の毛ー生えてるし」

校長は照れくさそうにした。普通なら髪の毛少し生えているだけなのに今はちゃんと生えている。

川田「禿げじゃない校長なんか校長じゃない」

校長「失礼なやつ!異世界に行ってきたよ」

校長の発言にびっくりした。だから禿げじゃないのか。

校長「一瞬だけ異世界に行ってきて女神様に髪を伸ばしてもらった」

校長は幸せそうな顔をしている。ほっぺまでピンクになって馬鹿みたいだ。

 他の部員は変わりない。成功したのは校長だけだ。

桐山「すっげもう一回やろうよ」

川田「ねみぃから帰る」

仲田「だなー解散!!」

 俺は学校を後にした校長は成功したけど俺たちは失敗におわった。でも少し怖い経験ができてちょっとだけで楽しかった。でもこのやり方の異世界転生はしたくない怖いし。

 家に帰るとぐったりだった。今日の事夢にでてきそう。ようこそようこその声が頭から染み付いて全く離れてくれる気がしない。

 まわりがモヤモヤする。雲の世界のようだ。白い霧で包まれて冷たい風が吹いている鳥の囀りが聞こえてくる。

⁇?「助けてー川田様ねえ」

かわいい女の子の声が聞こえる声だけで自分の好みの女性像を思い浮かべる。背の低い童顔の年上のお姉さん。

母「起きろー遅刻したらあかんで」

母が一階からキンキンする声で叫んだ。時計の針は6時まだ全然遅刻じゃない時間だ。眠い今日は学校休もうかな。

母「はよ起きーや」

仕方なく起きて学校に行くことにした。それにしても夢のことがきになる。アニメの世界だったらこれで異世界生活の始まりだったなとがっかりしてしまう。



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