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好きな気持ちだけじゃ彼には伝わらない!

作者: 七瀬
掲載日:2022/06/17







“私はなんて臆病者なんだ!”




8年も好きな男性ひとに“好きの一言が言えない。”

彼以外の他の男性ひとなら? 人見知りもなく話せるというのに......。

彼の前だと体が震えて言葉も出てこない。

何を話すか予め前の日から考えているにもかかわらず、彼を目の前にすると

声も出やしない。

緊張しすぎて何も話せないの!

彼は私を挙動不審で変な女の子だと思っているのだろうな。

それはそれで仕方がない。

だって、本当の事なんだもん!





ただ、私の大好きな彼が他の女性ひとと付き合うのだけは絶対にイヤ!

もしそうなったら? 私は寝込んでしまうに決まっている。

部屋に閉じこもって出てこれないよ。

引きこもって誰にも会いたくないに決めっている!

私は“彼じゃなきゃダメなの!”

それだけは彼にも分かってほしいのだけど......。

まともに彼と話せない私が彼にそんな大それたことなんか言えやしないし。

分かっているけど、彼には恋人を作ってほしくないの!

私以外の女性だれでも絶対にイヤ!



だけど? 私の気持ちとはうらはらに彼はめちゃめちゃモテるわ。

いつも彼の周りには女性ひとが誰かしら居るのよ。

私の出る幕なんて全くないじゃない!

遠くから彼を見ているだけの私にほんの一ミリも可能性なんかないわよ!

毎日、24時間、夢の中でも私の頭の中は彼の事でいっぱいだというのに。

まだ“失恋”したほうがマシだわ。




“私の一方的な片想い。”












 *









・・・だと思っていたのに。

彼が急に私に話しかけてきたの!




『秋園さん! 今から時間あいてる?』

『・・・・・・・』

『まあ。一緒に来て!』

『・・・えぇ!?』




彼はそう言うと、私の手を握って彼の車の助手席に乗せて何処かへ向かった。

着いた場所は? 凄く綺麗な私の大好きな向日葵畑だった。




『ごめんね、強引に連れて来て。』

『・・・で、でも、どうして?』

『秋園さんて確か? “向日葵が好きなんだよね?”』

『ううん。』

『秋園さんの友達から聞いてたからさ、どうしてもこの景色を見せたくて!』

『・・・私の為に?』

『“僕は秋園さんの事が好きなんだ”』

『えぇ!?』

『今日は、やっと僕とまともに話してくれたよね?笑』

『・・・あぁ、ううん。』

『秋園さんは僕の事嫌い?』

『・・・えぇ!? うーん、』

『秋園さんが僕の事嫌いなら、今日で秋園さんの事は諦めるよ』

【スキー――――――!!!】

『えぇ!?』

『・・・あぁ、好きです。』

『それなら、良かった。』






あの時、今言わないと、、、? 

彼が完全に私から離れていきそうで遂、大きな声を出してしまった。

恥ずかしかったけどこれでやっと自分の気持ちを彼に伝えられたわ。

彼もびっくりしていたけど、私が彼の事が好きだと言うと少しホッと

した顔をしていた。

お互い手探りで、“同じくらい好きだったのに伝えてないから空回りしたり

迷ったりしてただけなのかなと今は想う。”

彼と同じ気持ちだと分かって良かった。

今は彼といつも一緒に居て幸せを噛みしめているの。

“私以外の女性ひとと彼が付き合わなくて良かった”と心から

今は想えるから。

やっぱり大好きな彼なら、私の傍に居てほしいと女なら想うわよね。

これからは彼に思う存分! 好きな事を言って甘えたいわ。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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