カフェ・ランチ 〜マオさん来店 1〜
「あー、あー、あー、皆さん聞こえてますか?
今日も元気にカフェ・ランチやってくで」
・聞こえてるよ
・今日もやかましいね
・はじまた
「今日はササヤッキーでもお知らせした通り、くじよじのマオさんが来てくださってるでぇ。
待たせてもアレやから早速呼びましょうか。
マオさん!マオさん!!」
「どうも紹介に預かったくじよじのマオじゃ。
ランチさん、今日はよろしくお願いするのじゃ」
「いや〜こちらこそですよ!
最近お二人の切り抜き見て知ったんですけど非常に興味を持ちましてね。
オファーかけたら快く快諾してくれたんですよ。
そんで折角ならお一人ずつ話を聞きたいと思って今日はマオさん。
明日はユウさんが遊びに来てくれはるんですよ」
・おお、珍しく一人ずつ
・マスターナイス
・二日間楽しみだ
「うむ、ユウもランチさんと話せるのを楽しみにしておったからのう。
もちろん妾も楽しみにしておったぞ。
配信も見させてもらってそのトーク力を是非学びたいものじゃ」
「それはとてもありがたい話ですわ。
具体的には何を見はりましたか?」
「妾はあれじゃな。
買った本棚を組み立てる配信。
あれが非常に面白くて終始笑いっぱなしじゃったのう。
お陰で腹が痛くなったわ」
・あれかw
・伝説の回じゃん
・ただ、本棚を組み立てるだけなのに面白い
「アレでっか〜本棚組み立ててるだけなんですけどね」
「いや、お主バイノーラルマイクが無いからとエコー全開にして話しておったじゃろう。
おまけに10秒も黙ることなくひたすら喋り続けるとかどう考えてもおかしいのじゃ」
「何がですの!?
なんにもおかしいことはありません!」
・いや、おかしいよマスター
・なんで一人で喋り続けられるの?
・ランチさん異常だよ
「お主、あの配信が何と呼ばれておるか知っておるか?」
「なんですか?」
「お風呂場配信じゃよ。
エコー強すぎてお風呂場で配信しているようじゃったとの感想ばかりじゃったな。
途中から来たリスナーは本当にお風呂場で本棚組み立ててると思っておるものもいたそうじゃよ」
「それはねぇ、マオさん!
その通りですわ。
あれは俺も聞き直しましたけどお風呂場やったわ」
・間違いなくお風呂場だった
・お風呂場配信だよな
「うむ、しかし本当に面白かったからのう。
思わず高評価を二回押してしもうたわ」
「マオさん、マオさん!!
知ってますか?
高評価二回押すと取り消されるんですよ」
・なんかコントが始まったぞ!
・僕も二回押します!
「おお、そうじゃったのか!
では、四回押すとしようかのう」
「マオさん、それもあきまへんねん。
偶数回押すと評価消えまんねん」
「そうじゃったのか!
ならチャンネル登録の方を二回押しておこうかのう」
「たはー、ちゃうねん!
お前!
あ、お前言うてもうたわ。
マオさん、チャンネル登録も高評価も一回押せばそれでええねんで。
アレは何回も押すもんとちゃうのよ」
「うむ、では次に見る機会があれば押しておこうかのう。
いつ見るかは未定じゃが」
「いま押さんのかーい!!
いや、マオさん貴方中々いける口ですね」
「いや〜動画を見ておったらランチさんは何でも拾ってくれておったのでな。
ボケても返してくれると信じておったのじゃ」
・88888
・淀みのないコントだった
・台本あった?
「皆さん、勘違いしてはいけません。
これ台本無いですからね。
全部アドリブです」
「そうじゃよ。
普通コラボは何か企画とか台本があるもんじゃがこの男から送られてきたメールに何が書いてあったと思う。
フリートークの一文だけじゃよ」
「それはアレやねん。
ウチはカフェですから何かやるぞと身構えてくるのではなく、自然な姿を引き出したいための一文ですよ。
みんなだって自然なマオさんが見たいでしょ?」
・たしかに
・百理ある
・納得
「うむ、ランチさんなら最悪妾が黙って喋らなくなっても一人で喋り続けておるじゃろ」
「マオさん、それ正解ですわ。
あっ、マオさん気付いてはりますか?」
「なにかあったかのう」
「実はもう時間半分過ぎてるんですよ」
「えっ、嘘じゃろう。
妾、まだ体感5分なんじゃが」
・5分だろ?
・俺の体感は3分だぞ
・30分経ってるから絶対嘘だね
「このままじゃ俺の事だけで話が終わってしまうんで、今からはマオさんの事を聞いていきましょうか」
モデルになった方はゲーミングチェアを作るだけという配信をやっていますが終始喋り倒して爆笑を誘う神回でした。
あれはイヤホン付けて聞いて欲しいという思いを込めて今回のエピソードとさせてもらっています。