表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

82/1560

お喋りモンスター現る

今までに出てきたV達は中身が違う場合はあれど、皆が美女、美少女ばかりである。


だが、この世界には当然男もいるし亜人もいる。


果ては動物や人外までいるという混沌とした状況である。


くじよじにも男性Vは何人もいるのだが基本的には女性陣よりも辛いのが現状である。


また、炎上しやすくその火が消えにくいという事もある。


その為に上位で頑張る男性Vというのは何かしらの特技を有しつつも、礼儀正しく細かな気配りが出来る人が殆どである。


また、そのような人柄である為に横の繋がりも大切にしており、コラボ企画を行うことも多い。


そんな男性Vの一人からユウとマオがコラボのお誘いを受けた。


「えっと、それじゃ僕たちがその人のチャンネルにゲストとしてお邪魔するってこと?」


詳細を確認したユウが唯に確認を取る。


「そうなんだけど二人一緒にじゃなくて別々にゲストとして呼びたいらしいの。

出来るなら連続した日にちでと言ってるわね」


「ほうほう、つまりは今日がユウなら明日は妾がゲストという具合かのう」


「相手の方曰く、二人の配信を見せてもらって仲の良さは理解してるし素晴らしいと思う。

だけど、一人の時の魅力というのも引き出しいからということらしいわね」


「一緒じゃないのは残念だけど色んな人とコラボしたいから僕は構わないよ」


「妾もじゃな。

それで相手はどのような人物なのじゃ」


「今回の相手はある意味で私たちのライバル会社と言ってもいいジュエルステージの男性部門、オーレショーの人で昼時ランチさんよ。

詳しい話はこの人の対談コラボを見たほうがいいわね」


唯はそう言うとパソコンを操作して昼時ランチのチャンネルを開く。


対談の企画は喫茶ランチと言い、喫茶店に遊びにきたVがマスターのランチさんとお喋りするという内容であった。


「うわっ・・・この人凄くない?

会話が途切れないんだけど」


「話してる相手も楽しそうじゃのう」


「そうなのよ。

この人一人の配信でもずーっと喋り続けてるくらいにお喋りな人なの。

でも、対談の相手の魅力はしっかりと引き出してるのよね。

いやらしさとかも無いから炎上の心配も無いだろうし、初めての男性Vとのコラボには打ってつけだと思うわ」


「へ〜他にも色々やってるんだね・・・って、何これ?」


ユウがチャンネルの動画のサムネを流しているととんでもないものが目に飛び込んできた。


マオもそれに気がつき興味深そうに覗き込む。


「無制限耐久雑談?

1と2があってそれぞれ10時間ずつあるのう。

この企画の詳細は知っておるかの」


「それはランチさんの代表作ね。

その名の通り一人で時間決めずに喋り続けたのよ。

ゲームをやるでもなくゲストを呼ぶでもなく、ただ延々と喋り続けるだけ。

彼はそれを20時間やり続けてリスナーの心配からそこでやめたけど後10時間くらいは喋れると言っていたわ」


「え?何この人?

ちょっと怖いんだけど?」


「最早モンスターじゃな」


「そう、そのお喋りモンスターに貴女達は挑むのよ!

頑張ってきてね」


そう言う唯の言葉に二人は顔を見合わせた。


「なんか大変そうだけど面白そうだね」


「そうじゃの、何にしても楽しまないといけんのう」


こうして二人は別々の日に昼時ランチと対談する事に決まった。

こちらに登場するお喋りモンスターもモデルがいます。

本物は24時間雑談だけし続けた伝説を持つので良ければ探して見に行ってください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ