#皆で一狩り行こうぜ 2
「ほな最初は何から行きますか?
マオちゃんがランク3やねんな〜ゴリラは倒してるんよね?」
「うむ、倒してはいるが、また行きたい気分ではあるのう。
初見である程度動きを覚えたとはいえ、再戦して損をすることもないじゃろう」
「ならゴリラ行こか〜クエスト貼りまっせ」
・動きわかりやすいよね
・まぁ、強くはないかな
「りょーかい。
……ランチさんゴリラって呼んでるけど、あれの元ネタはフランケンシュタインらしいよ」
「え、そうなん?」
「今回のモンスターは吸血鬼、狼男、フランケンシュタインがモチーフになってるんだよ。
そうだよね、アナスタシアさん?」
「そうですね。
前作が和の妖怪モチーフだったので、今回は西洋の妖怪で揃えたらしいですよ。
この3組といえば馴染みも深いでしょうから」
・なるほど
・初めて知った
「最初に聞いた時に思いましたわ。
これ、怪物くんなんやね」
「西洋の妖怪と言えばそうなるじゃろうな……それよりランチさんだけ遅れておるでは無いか」
「ランチさんまだ〜」
「いや、君らが早すぎるんやって。
どうしてそんなに早いの?」
・みんな早いw
・ランチさん遅れてるw
「……ランチさん、ひょっとして偵察隊を解放してない感じですか?」
「はにゃ?……偵察隊?」
「可愛く言っても気持ち悪いだけだよ。
らんちさんの性格だから欲しい武具とかストーリー先に進める為にサブクエストは全部ボタン連打してたでしょ」
・草
・分かる
「ぎくっ!?何で分かんねん!!」
「分かるよぉ、僕もそうだから。
でも、僕は配信で読み上げながらやってたから読み残しは0だよ」
「俺はプライベートでやってたからダメやねんな」
「そんな事を話していたらもう終わりそうですよ。
捕獲しますか?」
「捕獲に対するデメリットはほぼ無い……というよりも討伐では出にくい素材も出るから捕獲でええじゃろ。
ほれ、罠を置いたぞ」
「では麻酔玉を投げますね……お疲れ様です」
・はやっ!
・プロハン過ぎる
「おつかれ〜やっぱり4人でやると早いね」
「そうですね。
みんなでワイワイするのも楽しいですし」
「しかし、アナスタシアはノーダメだったのでは無いか?
戦いながらじゃから完璧に見れたわけでは無いが、全て見切ってカウンターしておらんかったか?」
「太刀は大幅に変わってこういう使い方になりましたからね。
覚えれば楽なものですよ」
「ユウなら出来そうじゃが、妾は見切りというのは苦手じゃのう。
パリィゲーのアクションなんて、とてもでは無いが出来ぬ」
・苦手だわ
・使いこなせば強いんだろうけどね
「マオさんマオさん、俺もそうやねん。
俺はジッとしてられないからつい動いてまうんよ」
「ランチさん、多動症だもんね」
「せやねん。
配信のカメラ前でもめっちゃ動いてまうんよ」
「ランチさん、マイクの前で動いて距離がズレるから音の調整難しいんだよね。
それは気をつけた方がいいよ」
「はい、すいません!
……急にめっちゃ刺してくるやん〜そういうのは裏で言って欲しいわ。
そしたら俺が全面的に悪いから受け入れて全力で土下座するわ」
・めっちゃ怒られてる
・本気の説教やん
「まぁ、冗談でそこまで気にはしてないからいいよ。
じゃあ次に行こっか!」




