コラボ前に一狩り行こうぜ
「一狩り行くのを手伝って欲しいのじゃが……」
「え?今更?」
「ほかに集中することがあったから仕方ないじゃろう。
今夜のコラボまでに少しは上げておかねば迷惑になるじゃろうからな」
狩りゲームの新作発売から1週間、予想通りではあるがV界隈は大盛り上がりを見せていた。
ソロでストーリーをどんどん進めるもの、ソロ狩はプライベートに留めてコラボ配信を楽しむもの。
いち早く攻略情報をその手でまとめ上げて配信で披露するものなど多種多様であった。
そんな中でユウマオも最近コラボの機会が多い昼時ランチ、ミハイル・アナスタシアを迎えてのマルチプレイ配信のコラボが決まっていた……のだが、この1週間の間にマオはほぼ手をつけられずにいた。
逆にユウの方はストーリーをそこそこまで進めてたから、ひたすら未クリアーのクエストを埋めつつ素材集めに勤しんでいたのである。
「心掛けは立派だから手伝うけど普通にコラボで手伝ってでも良いと思うよ。
二人とも優しいから文句言わないだろうし、手伝いだから楽しいもあるじゃん、このゲーム」
「それはそうなのじゃが、それでもワンパンなどは避けたいからのう」
「序盤なら上位装備でもワンパンは中々無いけどね。
でも、そこまで言うなら仕方ないか……武器はガンランスで良かったっけ」
ユウの最後の記憶ではマオはガンランスで堅実に戦う方法を取っていた記憶があった。
ゲームはあまり上手くないが相手をよく観察するマオには適した武器と感じた気がした。
「うむ、その通りじゃな」
「ならザザミとバサルかなぁ。
簡単に作れてガンランスの必要なスキルが結構埋まるから。
ぶっちゃけザザミの胴と腕だけでガード性能MAXまで上がるし」
自身のメモ帳を見ながらユウが答える。
そこには序盤で作りやすくて使える防具の組み合わせが書いてあった。
「ザザミなら最初にやっておるから問題ないのう。
大して強くもなかったのじゃ」
「バサルもそんなに変わり無いからガード固めてれば大丈夫。
鉱石系のガンランスが優秀で作りやすいからそこを目標にしようか。
というわけで先ずはランクを2に上げて防具作成。
それから3に集めて鉱石集めだ!」
「コラボまでに間に合うかのう?」
「そこは僕を信頼して任せてもらおうかな。
というわけで僕は双剣で行こっと」
「前の最終装備はライトボウガンでは無かったか?」
「結構弱体化されたからねぇ……太刀なんか全く別物になってるし。
まぁ、その辺りプレイしながらって事で早速ゴー!」
「うむ……って、いきなりザザミ2匹からじゃと!?」
「素材集めなら複数相手の方が効率的だって。
さ、頑張ろう!」
「うむ、配信の為にも頑張るとするかのう」
こうしてコラボ前に濃密な合宿を始める二人であった。
新しいモンハン楽しいですね。
V界隈も盛り上がっていて見ていて楽しいです。
自分は特に兎鞠、おマグ、べっさん、アルさんの自称おじさん4人組の配信が楽しく観れました。




