#ともに歌う仲間がいる 1
「こんユウ〜。
今日は雑談の時に話していた突撃行軍歌なゲームをやっていくよ」
・おお、このゲームか
・楽しみ
「因みに媒体は携帯ゲーム機の方でやってるよ。
元々の方は多分手に入らないと思うから3かVでやるしかないと思うんだよね。
本当は去年ストアが閉まる予定だったんだけど、反響多すぎて継続って発表されてたから買える……と思う。
僕はその前から買ってたから何とも言えないけど」
・なるほど、了解
・Vita持ってるから買ってみようかな
「ストーリーは雑談の時に話したからサクッと。
幻獣って謎の侵略者に世界中が襲われて戦争状態に。
日本も各地で敗戦しているのだけど、今回の舞台である熊本は九州のど真ん中にあるだけあって比較的安全。
そんな中で学徒兵を育てて戦力にしようとしている場所に主人公が入学してくるって話だね」
・割と良くある設定な気がする
・その設定の大元はここだぞ
「主人公達の学校では特殊な兵器、歩行型戦車……所謂ロボットが与えられている。
パッと見は強そうなんだけど複雑な操縦システム、整備士泣かせの繊細な機構。
コストの高さも相まってこれ一個作るなら戦車一台作った方が良いのではと疑われている現状。
なので、複雑なシステムを覚えさせる専用学校で試験的に運用を目的としている」
・設定凝ってるね
・確かにロボットって作る意味あるのかって疑問はある
「実際、リアルに被弾すると能力が激落ちしていって、整備班が徐々に回復してくれるけど、神経接続なんかの操作機構はパイロットも合わせて調整しなくちゃいけなくなるんだよね。
戦死した仲間はリアルに居なくなるし、敗戦が多くなれば物資も士気も下がっていく。
更に攻められる頻度も高くなるからジリ貧が続くと立て直しは先ず不可能。
よって、このゲームの攻略法は最初の日常生活の間に友人達がドン引きするくらいに鍛え上げ、常に戦場で圧勝すること」
・リアルすぎて逆に怖い
・ガチ仕様過ぎる
「あ、試験部隊だけど、勝てば勝つほどにその能力を評価されてキツい戦場に回されていくから楽になることは殆どないかな。
まぁ、ポッと出の試験部隊に頼らないといけないくらいに日本の負けが続いてると考えるとリアルなんだけどね」
・ファンタジー風現代なのにそこだけはリアルなのか
・なんか普通に面白そうだな
「後は活躍すればする程に発言力って数値が貯まっていって、これを消費して部隊の入れ替えや昇進。
補給物資の陳情が出来る。
これを使うと気に入らないキャラを左遷させたりと嫌がらせが出来る……んだけど、NPC達も同じように設定されてるから注意が必要なんだよね。
気付かない内に部隊の配置が変わってる事もある」
・嫌な人間関係まで再現
・これで1のゲームってマ???
「説明長くなっちゃったけど早速プレイしていこうか!」




