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#108の一つの物語 1

「こんユウ〜」


「こんマオなのじゃ」


・こんユウ

・こんマオ〜


「今日はレトロゲームの攻略やっていくんだけど、サポートとしてマオを呼んでるよ」


「妾が直接プレイする事は無いのじゃがな。

何でもかなり難しいゲームなので予め持ち主……まぁ、社長なのじゃが。

ヒント集を貰っているのでユウが困っている時は小出しにしていく役として呼ばれておるのじゃ」


・ほうほう

・レトロゲームは難易度高いからな


「それで今日やるゲームなんだけど、この間行ったスーパー銭湯の漫画コーナーで読んだ漫画が原作なんだよね。

昔はゲーム雑誌に連載されてたんだってね。

その作品の二番目に出たRPGをやってみるよ」


「社長から聞いたのじゃが、一作目は純粋な漫画のゲーム化。

続編はコミカライズで四神編と呼ばれているものをゲーム化したそうじゃ。

とは言っても共通するキャラが主人公とヒロインなだけで、中身は別物なんじゃと」


・ほうほう

・作品は知ってるけど四神編は知らんな

・両方知ってるけどマジで別モンだよ


「さっそく初めて……っと、最初に名前付けるタイプか。

ここは元々のマ….…」


「おっと、社長のアドバイスなのじゃが、その名前はやめておいた方がいいそうじゃな。

何でも後々ややこしくなるそうじゃ」


「え、そうなんだ。

じゃあ、素直にユウでいいか。

あれ?舞台はファンタジー世界じゃなくて現代なんだ」


・ややこしくなるのか

・確かにややこしくなる

・最初にその名前入れて後悔した記憶があるわ


「今回の主人公は現代の高校生男子とその従姉妹じゃな」


「あれ?でも、このシリーズって転生編っていう現代を舞台にした話がなかったっけ?」


「それとは別に考えるべきじゃろうな。

長いシリーズのせいで整合性が取れないことも多いようじゃ」


・元々無茶なプロジェクトだからね

・今調べてみたけど本当に無茶だった


「ふーん……近所にある幽霊屋敷を調べることになったんだ。

早速潜入……って、いきなり戦闘!?

え?何か勝手に戦って勝手に終わったんだけど」


「このゲームの戦闘はオートで進んでいくらしい。

術や道具を使う時のみ指示を出すらしいのじゃ。

指示を選んでいる時は時間は止まるらしいので安心して選べるのう……この時点で使えるものはほぼ無さそうじゃがの」


「普通の高校生が術とか使うのもおかしいしね。

傷薬つかうくらいかな」


・それはそう

・しばらくはオートバトルか


「これ中々テンポが良くていいね。

あれ?この屋敷に住んでたのって僕のご先祖さまだったんだ。

ご先祖さまは邪悪が復活するので戦う時が来たって言ってるね。

でも、僕は乗り気じゃなさそうだよ」


「いきなり戦えと言われてものう」


「女神様が迎えにくるらしいけど、その女神様と同じ名前の神社があるので行くことになったね。

あれ?神前に武装するのは失礼だってヒロインが言ってくるけど怪しいね。

いえ、武器は持っていきますね」


「ヒントを出すまでも無いことじゃが、そこはその対応で良いみたいじゃな。

正体を表すぞ」


「ヒロインは拐われてて魔物が化けてたらしいね。

ついでに別の魔物も現れて2匹で襲ってきたけど簡単に撃退だよ。

ここからはヒロインを追って異世界に行くらしいね」


・ようやく冒険のスタートか

・あの化け物がヒロインに化けてたの?


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