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#スパイ:ミッション 4

「3ターン目、最後のターンになりますが誰から行きますか?」


「誰も行かないなら小生から行かせてもらうであります。

小生が持っていない情報は残り一つ。

ならばやる事は決まっていますな」


「ほう、何処からでもかかってくるがいい」


「という訳で茗荷さんの情報を抜くであります。

特技は何にするでありますか……茗荷さんの行きつけのクリーニング屋さんに潜伏する潜伏技で判定……成功でありますぞ」


「ああ、やっぱりそうだったでありますね。

茗荷さん、折角なので情報の受け渡しをして欲しいであります。

こちらが一方的に渡すだけでありますが」


「情報の受け渡しはお互いが了承すれば自由です。

但し、そのシーンに2人が登場している事が条件で自分の情報は渡せません」


「なるほどなるほど。

情報を持っていない俺様にとってはありがたい話か」


「ならOKでありますかな?」


「だが、断る!!

俺様は白の組織の一匹狼……他人の施しなんて受けねぇぜ」


「え…ええ〜」


「はい、断られたので諦めてくださいね。

では、次の方は?」


「私が行きますね。

正直な話、シナリオが読めてはいるのですが確認と野人さんに対する動きとして山田さんの情報を探りましょう。

クリーニング屋で仕事していた山田さんを尾行して秘密を探ります。

尾行で判定……成功です」


「では、山田の情報を委員長と、委員長と縁のある野人に公開します」


「まぁ、これで私が何が言いたいか分かっていただけたかと」


「ああ〜なるほどなるほど……そう言う事っスね。

自分が情報調べると全員に行き渡るから余計な事はするなって釘刺しも兼ねてるってところっスかね。

ならこのターン、自分はパスでいいっすよ」


「最後は俺様の番だな……流石に誰か1人の情報は知っておくべきだろうな」


「1人だけ情弱でありますからな」


「だが、そんな一般人にありがちな思考に陥らないのが組織のエリートってもんよ。

シェイムと縁を結ぶぜ。

GMが罠として配置したという発言こそが嘘で最後に助けに来てくれるはずだ!」


「え?あの人は一般人ですので戦いには参加出来ませんが」


「いーや、絶対に何かあると見たね。

真正面からお友達になってくださいとアタックする意気で判定だ……失敗したぜ」


「では、シェイムはこんな所で油を売っていないでサッサと伝説のスパイ道具を探してこいと怒りますね」


「やっぱこんな爺さんが重要なキャラクターな訳はないな。

ぶん殴ってターンエンドだ」


「では、3ターンの期間が過ぎたのでクライマックスに移行します。

依頼主が病院送りになる中で貴方達4人は一箇所に集まります。

ある者は目的を遂げるために、ある者は何が起こっているのか分からないがとりあえず雰囲気でこの場にいたりと理由は様々でしょう。

しかし、一堂に集ったからには雌雄を決めねばなりません。

ラストバトルのスタートです」



茗荷の中身のツグの喋りが変なのは彼女がロールプレイを頑張っているからです。

根は真面目な子なんです。

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