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#ホラー系TRPG プレイパート 11

「御三方はこの屋敷から脱出すると言う方向性で大丈夫ですか?」


「うむ……正直元に戻す方法を探りたい所ではあるのじゃが、そうなると地下をくまなく探索せねばなるまい。

落とし子だけでも怖いのに、ここで岡崎教授や月穂に出会っては尚更面倒じゃしのう」


「後は本当に戻す方法があるのかも分からないしね。

それなら今回オリーの父親を確保して脱出出来ただけでも御の字かもしれない」


「そう言うわけだから出口へゴーよ!」


「3人と一匹は意気揚々と出口に向かいます。

しかし、入り口の大広間に2人の人物が待ち構えていますね。

言わずもがな岡崎教授と助手の月穂です」


「やっぱりそう簡単に逃してくれはしないか。


「岡崎教授は自分の研究成果を持ち逃げされては困ると戯けていますね」


「研究成果って……元々はオリーの父親を人体実験したのに太々しい人だなぁ」


「同感デース!」


「貴方達がそう言って反論すると教授は大笑いしながら力づくで奪うと宣言してきます。

次に月穂に何かを用意するように指示すると、コストは岡崎教授が支払うので一体しか呼び出せないと答えます。

教授はそれで構わないと受託すると月穂は人間の口から出ているとは思えない悍ましい言語を唱えます。

すると床に魔法陣が浮かび上がって一体の化け物が現れました。

巨大なヒキガエルのような姿に、鼻の部分に短いピンク色の触手。

みなさんご存知のムーンビースト君です」


「うわ、出た!」


「それなりに強い筈なんじゃが武道持ちがいると割と勝てちゃうんじゃよな」


「今こそ戦闘特化のまゆの力を見せるべきデース!」


「うむ、ここまでロクな活躍をしておらんからのう」


「張り切りのは良いですが皆さん何かお忘れではありませんか?」


「あ、まさか?」


「私も鬼畜ではありませんからね。

本来なら冒涜的な呪文、超常現象、ムーンビーストの3種類で正気度チェックを行うところですが呪文とムーンビーストで許してあげましょう。

先に言っておきますがムーンビーストに失敗した方が減り幅は大きいですよ」


「うへぇ……僕は両方とも成功!

ゆうまは鋼通り越してオリハルコンメンタルだね」


「私は呪文に失敗、ムーンビーストに成功でーす。

合計で3点の現象ネ」


「ここは妾を潰しに来ておると言うことじゃろうな……両方とも失敗!

減少値は7じゃあああああ」


「うわっ、ごっそり逝った……」


「これはダメかも分からんデスね」


「まぁ、まだ最後のチャンスがありますから。

知識ロール振って成功しなければワンチャンいけますよ」


「まゆはおバカの子じゃからな。

いける筈……ク、クリティカルじゃと!?」


「あ〜ここでそれ出しちゃいますか。

流石に可哀想なので通常の成功扱いと変わらないことにしておきましょうか。

ただ、発狂は確定ですね。

発狂表をどうぞ」


「うむ……その場に座り込んで全ての情報をシャットアウトしようとするじゃな。

まぁ、絶叫しながらしゃがみ込んで目を閉じて耳を塞いでいるとかじゃろう」


「これ不味いよね」


「とりあえず狼は元軍人のダディなんだから多少は戦える筈ね。

戦闘に参加させつつ……私はオカザキを狙うよ」


「ムーンビーストが前にいるから無理じゃない?」


「ここで持ち込んだシークレットアイテム解禁ね。

とりあえずオカザキに向けてショットよ」


「はい、というわけでオリーは鞄の中に隠していた拳銃を取り出して発砲します」


「あ〜やっぱり持ちこんでおったか」


「まぁ、分かってたけどね。

使わなきゃいいやと思ってたけど今回は仕方なしか」

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