ホラー系TRPG回 プレイパート7
誤字報告受け付けました。
いつもありがとうございます。
「さて、2階の探索はほぼ終了したと言って良いのですが次はどうなさいますか?」
「普通に一階の探索でいいんじゃないかな?」
「そうじゃな。
それで問題ないじゃろう」
「それなら先ずは厨房を調べてみたいデース!
このエレベーターが本当に繋がっているなら厨房でも見つかる筈デース」
「確かにその通りじゃな。
GM、この真下にある一回の厨房に行ってみたいのじゃが」
「確信を持って探すのであればダイスロールは要らないですね。
予想通りにエレベーターがありますよ。
但し先程見た通りに今は2階で止まっているのでこのフロアには来ていないですね」
「一応スイッチを押して確認してみる?」
「地下に降りない限りは大丈夫ではないかのう?
とりあえず押してみるか」
「では、問題なくエレベーターは降りてきます」
「これで地下がある事は間違いなくなったネ。
後は入り口を探すだけヨ」
「一応ここで皆さんにアイデアロールをしてもらいましょうか」
「……妾は失敗じゃな。
脳筋キャラじゃから仕方ないのう」
「僕は成功したよ」
「失敗デース」
「では、ゆうまはエレベーターが教授と月穂の姿が見えない事から2人は地下にいると考えます。
そしてエレベーターが2階にあった事からエレベーター以外の移動手段が必ずあると気付きましたね」
「日本語少し難しくなったネ。
どういう事デースか?」
「えーと、つまりじゃ。
エレベーターしか移動手段がなくて2人ともに地下室に行ったなら妾達が発見したときにエレベーターは地下にある筈であろう?
2階にあると言う事は2人は階段か何かで地下室に行ったと言う事じゃよ」
「なるほど!
そう言う事ネ」
「それで多分なんだけど月穂が大きい音を出すなって言ってたじゃない?
あれってエレベーターで地下に移動するとその音で気付かれるっていうヒントだったと思うんだよね。
だから何とかして地下室への階段を探さないと」
「はい、名推理ですね。
そこまで分かっているならぶっちゃけますが、エレベーターを使って地下に行くのはお勧めしません。
というわけで観察とアイデアの複合ロールをお願いします」
「失敗じゃな」
「アイデアは成功だけど観察は失敗デース」
「両方成功だよ!
探索向けのひ弱キャラだからここで活躍しとかないとね」
「それではゆうまは隣の会議室と厨房を交互に入り違和感を感じます。
構造上、奥行きが同じ部屋である筈なのに会議室の方が狭く感じますね」
「これって会議室の壁の向こうに隠し部屋か通路があるんじゃないの?」
「そう言えば会議室には扉が一つしか無かったのう。
本来扉がつく位置に隠しスペースがあるのではないかのう?」
「反対側を調べるという事でいいですかね?
それでは両方成功したゆうまは確信を持って行動をした為に仕掛けを見つけます。
仕掛けを弄ると壁が開いて地下に続く階段を発見しました」
「ここからが本番じゃないかな」
「そうじゃな。
慎重に行動するのじゃ」




