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ホラー系TRPG回 ドラマパート 7

2階に見るべき場所はもうないと判断した3人は一階へと降りていく。


3人は先ず初めに確認しておこうと大階段の後ろにある扉の部屋へと向かう。


こちらは2階で言う食堂に当たるスペースなのだが部屋の中は厨房であった。


そこで2階の位置から大体の場所を割り出した地点を探ると、やはりその場所にはエレベーターがあった。


現在は扉の前のスイッチを押すと機械が動いて2階にあるエレベーターが降りてきた。


「やっぱりこれはエレベーターが地下に繋がっている……で、間違いないわね」


「そうなると一番怪しいのは地下室かな。

何処かに下に降りれる場所があれば良いんだけど」


「とりあえずはこのフロアを探索するしかないネ」


こうして各部屋を探してみた3人だったがその結果は芳しいものではなかった。


「うーん……他の部屋も特に変わりは無かったわね」


「……いまちょっと思ったんだけどさ。

岡崎教授は研究室に行くって話だったけど、そんな部屋無かったよね」


「地下にあるんじゃないデースか?」


「やっぱりエレベーターしか無いのかしら?」


「一つ気が付いたんだけどエレベーターは2階で止まってたよね?

ここまで月穂さんにも会っていないし、2人が地下にいてエレベーターしか移動手段がないなら地下に止まってるんじゃないかな。

だから僕たちには分からない隠し通路があると思うんだよ」


「確かに……ゆうま、中々鋭い事に気が付くじゃない!」


「お姉ちゃんが体力担当なんだから頭脳ぐらいは活躍しないとね」


「ふふ、仲が良くて素敵デースね」


「そんな他人行儀にしないの!

ここまで大変な事に巻き込まれたならオリーだって親友よ」


「まゆ……サンキューね。

何があっても2人は守りマース。

大事なフレンズだからネ」


こうして絆を深めた一行は最初に案内された客室兼会議室の場所へとやってきた。


「あれ?」


その際にゆうまが違和感を感じて慌てて隣の厨房へと戻って中を覗く。


更に会議室の場所へと戻ってきてその違和感が正しいものだと感じた。


「さっきからウロウロして何やってるの?」


「ちょっと待って……気になる事があるからついてきて」


ゆうまはそう言ってロビーから見て左側の通路へと入っていく。


左右の通路は厨房からは繋がっているが会議室には右側にしか扉は無かった。


これも恐らくはヒントになっていたのだろう。


ゆうまは左の通路で会議室に当たる部分の壁を探索していく。


そして壁の一部を触りながらスライドするとその部分が横へと移動していき3人の前に地下へ進む階段が現れたのだった。


「どうして分かったの!?」


「厨房と会議室の奥行きが違って見えたんだ。

それでここには何か空間があるんじゃないかと思って調べてみたんだけど……ビンゴだとは思わなかったよ」


「ここはデンジャラスな感じがするヨ。

2人とも気をつけて進むネ」

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