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#バレンタイン体験談 2

「休憩も終わりにして次のお便りを読んでいこうかのう。

ハンドルネームは『チョコは飲み物』さんじゃな」


「カロリー大丈夫?

健康に害を与えない程度に飲むんだよ」


「ユウさん、マオさん、こんにちわ。

自分が学生の頃にクラスに義理チョコを配る女子が何人かいたのですが、その中で1人だけ群を抜いて印象に残っている女子がいました。

その子は何と麦チョコを一袋持ってきた後にクラスの男子に一粒ずつ配り始めたのです。

何となく貰ったのは良いのですが、お返しに困った僕たちは全員が駄菓子を買ってきて返したのですが、今思い返せば3倍返しなんて目じゃない倍率の返し方だったので賢い配り方だったのかもしれないと思います。


追伸:クラスの男子は何やかんやで女子に貰ったチョコを+1に出来るので助かっていました」


「これは確かに賢いかも。

追伸にも書いてある通りにwin-winの関係になってる訳だしね」


・確かに

・それはそうだ


「妾思ったのじゃが、これで普通のチョコなんて渡していたら一発で本命だと分かるし嬉しさの効果も倍増するのではないか?

他の者は麦チョコ一粒の中で自分はしっかりしたチョコを貰えたとか」


「そこまで考えていたとしたら小悪魔なんてレベルじゃないと思うけど。

まぁ、でもこれは中々面白い体験だったね」


・確かにこの子から普通のチョコ貰えたら嬉しいな

・考えすぎたとは思うけど、そうだったら凄い


「さて、時間的に次が最後のお便りじゃな。

ハンドルネームは『テニスの俺様王の夢女子』さんじゃな」


「女の子の体験談は珍しいね」


「ユウさん、マオさん、こんにちわ。

私は毎年大好きなアニメのキャラにチョコレートを渡したくて、そのアニメキャラの宛名を付けて雑誌を刊行している会社にチョコを送っています。

私が好きなキャラはハンドルネーム通りなのですが、彼には毎年チョコが恐ろしい数送られています。

その数は何と数万という単位であり、その数に驚くと同時に私の推しで経済が回っていると想像しただけで胸が熱くなる思いです」


「え!?

数万???」


・あ〜これ聞いた事あるわ

・王国と書いてキングダムの人でしょ?


「何とも驚きの話じゃな。

これ気になって少し調べてみたのじゃが、編集部に送られてきたものを段ボールに仕分けして、作者の元に届けられておったようでのう。

段ボールに山積みにされたチョコの写真が載っておったわ」


「調べたらすぐに出るのかな……うわ、本当だ!!」


「それでアニメのキャラでこれならアイドルはどうなのかと調べてみたんじゃがの。

昔のアイドルなんかは荷台に一杯のチョコを積んだトラックが何と700台以上やってきたアイドルグループなどと言うものもあったらしいぞ」


・ローラースケートアイドルかな?

・あの時代のアイドルは凄かったよね


「つまり、昔は男性アイドルに送られていたチョコが、今の時代はアニメキャラに送られているって訳だね。

いつの時代もファンの想いっていうのは熱いもんだ」


「妾達もそうやって応援してくれる人達がいてこそ成り立つ職業じゃからな。

ありがたい話じゃよ」


・いつまでも応援してるぞ!

・ずっとファンだぞ


「見に来てくれてる皆には本当に感謝だよ。

と、良い感じに締めくくれたので今日はここまでかな。

2人のチャンネルは概要に書いてあるから登録と高評価お願いするね」


「また遊びに来てくれると嬉しいのう」


『おつかれ〜』


・おつかれさま

・おつかれ〜


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