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ユウとマオの映画デート 感想会

最近観た映画の話です。


2022/09/13 誤字報告受け付けました。

いつもありがとうございます。

お台場にある牛タン定食をメインに出す店にユウとマオの2人はいた。


食事をしながら話しているのは2人が先程見た映画の感想だった。


「僕は結構好きで面白かったけどマオはどうだった?」


「妾もとても面白いと思うぞ。

過去の二作品と比べると毛色はかなり違っておるが、だからと言って過去作を捨てた訳でもなくキチンとしたオマージュのようなものが入っておったのが良かったのう」


「お待たせしました。

先に8枚定食です」


「あ、それは僕の方だね」


店員が運んできた定食がユウの前に置かれる。


時を置かずにマオの元にも牛タン6枚定食が運ばれてきた。


2人は食事をし始めるのだが、先程見た映画の感想会は止まらない。


「アクションシーンはロシアの怪僧のダンス剣舞が見応えあって良かったよ」


「あれは良く出来ておったのう。

一見するとおちゃらけて戦っているように見えるのじゃが、あの戦い方で手玉に取るというのは相当に実力がないと出来ない事じゃ。

よく分からないけれど強いというのは万国共通で強キャラに付けられた設定なのかもしれぬな……っと、すまぬ」


喋りながら牛タンを箸で持ったのだが何も付けていないことに気がつく。


そんなマオの様子を察したユウが手前にあった塩をマオに渡すのであった。


「ラストバトルもそうだけど、この映画のシリーズってバトルシーンが何をやっているのかがとても分かりやすくて良いんだよね。

暗い部屋の中でバトル始めたらカメラワークと暗さのせいで何をやっているのか分からないなんて映画の名作ですらザラにあるからね」


「あれはカメラワークの巧さじゃろうな。

一つ一つのアクションシーンを丁寧に撮っておるのが良く分かるのじゃよ」


「でも、1や2のド派手なビックリスパイ兵器が出てこないのを不満に感じる人はいるだろうね」


「それは仕方ないじゃろう。

この作品は時系列的にはその100年ほど前の話にあたるのじゃからな。

秘密組織が誕生するきっかけになった話で組織が生まれていない以上ビックリ兵器が出る事はあるまい」


「作品によっては関係なく出しそうだけど、今回は時代背景にかなり忠実に拘っていたからだろうね。

……ちょっと足りないから追加で豆腐頼もう」


ユウは食べ終えた定食を傍に置くとメニューを広げた。


その中で目についた店自慢の豆腐というものを食べてみることにしたようだ。


「むむ、妾はおでんの厚揚げを貰おうかのう」


「はい、ありがとうございます!!」


マオもその注文に追従するように追加注文をする。


こうして追加でメニューを頼んで食事を楽しみながらも2人の感想会はまだまだ続くのであった。

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