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ユウとマオのお出かけ 1

「よーし、格好はバッチリだね!」


「うむ、これなら早々変には思われんじゃろ」


2人は鏡の前でお互いにポーズを取りながら服装チェックをする。


ユウはチェックのシャツにロゴの入った半袖シャツを合わせて黒のスカパンを履いている。

頭に黒のキャップをかぶった。


マオは赤と黒のチェックのミニスカートに胸元にキャラクターと文字がプリントされ、フードに角が付いたパーカーを着た。


小悪魔な衣装を着る事により尻尾の違和感を軽減し、角付きフードというやり過ぎな格好もそれに合わせた角の仮装と思われることを狙っている。


角と尻尾がある分だけ服装選びが難しいのである。


この日、2人は観光がてらに遊びに行く事にしたのである。


「お財布も持ったし電子カードも持ったし、バッチリだね!」


「行き方もしっかり調べておるから大丈夫じゃぞ」


2人が今回向かうのはお台場である。


テレビやネットなどでよく見るスポットで景色が綺麗なので一度行ってみたかったのだ。


2人は山手線に乗り新橋で降りる。


「うわ、人がいっぱいだ」


「みな忙しなく動いておるのう」


目的地には乗り換えなければいけないが、せっかくなのでこの場所の名物を見に行く事にした。


それは駅前にあるSLである。


「うわ、テレビのインタビューでよく見る場所だ!」


「歴史を感じさせる場所じゃの」


2人は暫くスマホでパシャパシャと写真を撮り乗り換えの駅に向かっていった。


「この電車って無人で動いているんだって」


「この世界の技術力は凄いのう。

こんな乗り物が無人で動いて大量の人を運んでおる。

元の世界では考えられん事じゃな」


「今から行く場所には巨大なロボットもあるんでしょ?

今から楽しみだなぁ」


「うむ、妾は絶対にあの巨大な観覧車に乗るぞ!」


2人はそう言って笑い合う。


窓の外を見ると丁度電車はレインボーブリッジの上を通っていた。


青い海と空。


その上にある道を電車はゆっくりと進んでいく。


それは元の世界では決して得られない平和でのんびりとした時間。


2人は手を仲良く手を繋いでその平和な時間を満喫するのであった。

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