#くじよじ鯖デート 1
「あー、あー、あー!!
よし、ちゃんと音声入ってるね。
こんユウ!
遅れちゃってごめんね」
・配信元全体調子が悪いから仕方ない
・最近すぐグルグルするからな
・こんユウ
「それじゃ早速この間のダイヤ探しで広げた地下を整えに……って、あれ?
どうした?
うーん、ごめんだけどもう少し待ってて」
・どうしたんだろ?
・マオちゃん?
・あっちは開始時間過ぎても始まってないな」
「あ〜うん。
そうそう、今日はゲーム配信といってもほぼ雑談だから……うん。
まぁ、僕たちならいつもの事だし問題ないでしょ。
みんな、ただいま!」
・おかえり
・何があった?
「コメント欄が察している通りにマオの方なんだけど、どうやっても繋がらないみたいなんだよ。
と言うわけで向こうのリスナーもこっちに合流しての雑談になってもいい?」
・全然大丈夫
・オッケーです
・寧ろ嬉しい
「オッケーが出たからいいよ」
「急遽コラボすることになったマオじゃ。
よろしく頼む」
・よろしく〜
・いらっしゃーい
「とりあえず配信出来ないだけでゲームは出来るんだから同じサーバーに来てよ」
「うむ……久しぶりに入るとするかのう」
・マオちゃんがこれやるの久しぶりだな
・いや〜たのしみ
・突発コラボ助かる
「入ったら今日はみんなが作った建築物とか見て回ろうか。
せっかくだからサーバーの案内をしないとね」
「よろしく頼むのじゃ。
しかし、暫く見ぬうちに中々に発展しておるのう」
・デカい建物増えたね
・ランドマークみたいなのいっぱいある
「一部のライバーが恐竜島戦争が終わってまだ燻っていた情熱をここで発散させていたからね。
後、最初から参加していないライバー達はこっちでとんでもない建築作ってたり」
「そうなんじゃな。
……あれは神社の階段かのう?
ものすごく長い階段があるんじゃが」
・長い
・上が見えない
・労力半端ないな
「折角だから登ってみようか」
「うむ。
ここは誰が作ったのじゃ?」
「階段は巫女先輩だったはずだよ。
上は別の人が作ってるけど」
「ふむ……道中の鳥居のクオリティも流石……!?
なんじゃ、あれは?」
「上はギリシャの神殿みたいなものが建っているんだよね。
あれはルーナが作ってて、ここの名前はワヨーセッチュウらしい」
「そこはカタコトなんじゃな」
「日本の知識を間違って覚えた外国人風らしいからね」
・流石巫女さん
・ボケは外さないな