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#ミュージカル侍案件 2

「次は妾の番じゃな。

妾は身長が低くて判定が難しい為に刀ではなく薙刀モードで遊ばせてもらおうかのう」


・VRの武器が薙刀になった!

・リーチはあるけど扱いは難しそう


「普通の者には扱いづらいかもしれぬ、所謂お遊びモードというものじゃな。

じゃが妾の身長であり、これを振り回す技量があるなら何の問題もないのじゃ!」


・すごい、華麗に薙ぎ倒していってる

・まるで踊ってるかのようだ

・思わず見惚れてしまうな


「ふむ……リズムゲーなのでタイミングがズレている部分はあるが無事にパーフェクトじゃな」


・姫花ちゃんと違って息も乱れてないな

・余裕やん

・さすが魔王様やで


「次は僕の番だね。

僕もモードを変えて二刀流モードでやっていくよ。

これは手数が増える分斬る敵の数も増えていくし、左と右のどちらの手で切るかも決められているんだ。

襲ってくる敵の着物が白なら左手、黒なら右手で斬るんだよ」


・また難しそうなやつを

・相変わらずゲーマー気質やね


「それじゃゲームスタート!

よっ、はっ……こうやって相手の着物で判別して、同時に襲ってくる時もあるから両手で上手く斬って。

それとこういう風に着物の色が逆転してる事もあるから見極めながらやるといいね」


・当たり前のようにフルコンボ

・しかもオールパーフェクト

・恐ろしくなってくるね


「最後はこの謎の黒子にやってもらいますよ。

動きがヒントになってるかもしれないからよく見ておくのね」


・本当に誰だろうか?

・今のところ二択だけどな

・黒子は強キャラ


「僕たちは喋っていいって言ったんだけど声出すとバレるからって頑なに断ってるんだよね。

だから代わりに僕がアテンドをやるよ。

あっ、アテンドっていうのは着ぐるみ何かの喋れない人たちの代わりに横で代わりに話をするお姉さん見たことない?

ああいう人達のことだよ」


・へー、知らんかった

・あれアテンドって言うんや

・確かに着ぐるみ喋れないからいるな

・梨の人は普通に喋ってたけど

・あれは少数派でしょ


「モードは姫花と同じ一刀なんだけど見てよ!

この綺麗な姿勢。

何でも剣道をやってたから形は完璧だって自信を見せてたよ」


・本当に綺麗な姿勢だな

・頭から爪先まで一本の柱が立ってるみたい

・全くブレないな


「それじゃスタート!!

……一人一人順調に処理しているね。

コメントにもあったし見てもわかるけど重心がブレないんだよね。

それと残心って言うんだっけ?

一人切っても慢心せずにいるから切られた敵の真後ろにいて奇襲を仕掛けてくる敵にもしっかり対処してるね」


・いや、マジで誰やこれ

・本気で分からん


「ここでゲーム終了だけど結果は流石のパーフェクト。

うん……すごいことやってるから謙遜せずに堂々としてていいと思うよ」


・ここまで自分に自信がないのはメル様では?

・陰キャの空気が漂ってきているな

・メル様な気がする

・そう言えば文武両道がモットーだった気が


「もうそろそろ分かったかな?

ミュージカル侍の魅力は伝わったと思うし今回は時間もきっちり決まってるからもうそろそろ終わりなんだけど、最後に皆から一言。

先ずは僕からでVRはまだまだ発展途上だけど、これは文句なしに面白いからオススメだよ。

次はマオ!」


「今回紹介したモードの他に今後バージョンアップで色々と変わっていくらしいので、それを目当てに購入しても良いと思うのじゃな。

次は姫花の番じゃよ」


「見た通りに全身動かすから運動になってダイエットにもオススメ出来るわね。

下僕ちゃんたちはこれで細マッチョ目指して私を守れるようになりなさい」


「アンケート募集はここまで!

で、最後に黒子」


「えっと……今日は尊敬する先輩方に囲まれて楽しい時間が過ごせました。

誘ってくださった関係者の皆様本当にありがとうございます」


・この声はメル様!?

・やっぱりメル様だったか

・最初に勘で投票して間違えたわ


「と言うわけで今日はここまで!

みんなミュージカル侍よろしくね。

終わりの挨拶考えてなかったけどどうしよう?」


「曲が終わって採点に入るときに切り捨て御免!というからそれで良いのでは?」


「意義ナーシ」


「私も大丈夫です」


「じゃあ、今回はそれで。

せーの」


『切り捨て御免!!』


・切り捨て御免

・切り捨て御免

・おつかれー



アテンドの話は某ガソリンスタンドのゴリラの中に入るバイトをしたときに初めて知りました。

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